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花江夏樹の号泣で西山宏太朗が大慌て!「菊一文字」解散など波乱に包まれた『GETUP! GETLIVE!』3rd LIVEレポート到着

2020.10.03 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 9月27日(日)、東京都 ・練馬文化センターにて「GETUP! GETLIVE!(ゲラゲラ)」3rd LIVE!!!が開催された。

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 この度、早島 雷(CV:天崎滉平)&早島 央(CV:梶原岳人)による新コンビ・『はやしま』が初参戦し、上原淳也(CV:花江夏樹)と東沢楓(CV:西山宏太朗)による共振系幼馴染コンビ『スターダスト』、町田瀬那(CV:豊永利行)と大野虎之助(CV:石川界人)によるちぐはぐ凸凹コンビ『菊一文字 』、喜多見蓮(CV:阿座上洋平)と狛江一馬(CV:熊谷健太郎)によるイマドキ関東芸人『6-シックス-』の4組が本物の芸人さながらのステージを繰り広げたライブのレポートが到着した。

 イベントは、お馴染み、服部潤氏のナレーションでいよいよ開幕。「これまでのあらすじ」として、各コンビの紹介やこれまでのストーリーをおさらい。2nd LIVEの最後に、新コンビ・はやしまの早島雷(はやしまあずま)から「大野は俺のほんまの相方や」という意味深なセリフがあったことも、振り返ることとなった。

 映像が終わると、初参戦となる『はやしま』がオープニングアクトとして登場し、漫才 「訪問販売 」を披露。弟 ・雷に振り回される兄 ・央(なかば)という漫才スタイルに、観客は大爆笑。本作では初となる関西弁での漫才にも、新鮮さを覚える。

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 この『はやしま』の漫才を見た『スターダスト』、『菊一文字 』、『6-シックス-』の場面から、朗読劇がスタート。『はやしま』の実力を目の当たりにした3組だが、大野の様子がどこかおかしい。その後、楽屋へ挨拶して帰ろうとすると『はやしま』と遭遇。別れ際、「ほな、次は『ネタ1 U-25』でな!」というセリフを残して去っていく。

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 数日後、SSSの前で『菊一文字 』と『6-シックス-』は央と遭遇。「君らのネタも見てみたい」と話す央。それに対して町田が挑発し、早くもライバル心をむき出しに。

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 場面が変わって、SSSの講義後。講師から『ネタ1 U-25』という若手限定の賞レースの話を聞く、『スターダスト』、『菊一文字 』、『6-シックス-』の3組。全国的に注目されると聞き、全員が背筋を伸ばす中、またもや大野の様子がおかしい。その後、『菊一文字 』2人きりになり、大野から話を聞きだそうとする町田だが、避けられてしまう。

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 一方、公園でネタ合わせを行っていた『スターダスト』の2人。そこへ偶然にも「大野を探している」という雷がやってくる。そこで、雷は大野との過去を語りだす。

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 2人の出会いは、高校時代。東京から転校してきた一匹オオカミの大野のことを、からかっていた雷。そんな中、雷が漫才を披露しようとしていた文化祭で、相方が急に「腹痛でステージに立てない」と言い始める。しかも、友人たちまでも「1人の方が面白いんちゃう?」と言い出す始末。その裏で雷への陰口を聞いた大野は、教室で1人悩む雷に「俺がステージに立つ」と言い、一緒に漫才を披露することとなったのだった。

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 その漫才は雷にとって「人生で一番面白い瞬間だった」。しかし、「大野が俺の本当の相方 」と言う中、東沢を「面白い」と評価し、「俺と(コンビ)組む?」と誘う。上原が断るも、「(東沢は)普通のやつとやっても面白くない」という雷だった。

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 シーンが変わり、テレビ番組のオーディションへ。『菊一文字 』の漫才「新しいことわざ」。「ことわざにハマっているんだけど」という町田に対し、「俺の最近ハマっていることはな~んだ!?」という相変わらずの突拍子もない言葉を返す大野。しかし、なんとその“大野が最近ハマっていること”がオチの伏線回収になっていたのだった。

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 漫才が終わり、町田は先ほど披露した『菊一文字 』の漫才を「大野らしくない」とピシャリ。大野は「ウケればそれで良い」といい放つと、町田はその場を立ち去る。会場に残された大野に、ライバル関係である喜多見は「面白い“だけ”」と挑発。ケンカに発展しそうになったところで、『はやしま』の2人が登場。雷は大野を「俺と組もうや! 大野を活かせるのは俺だけ。もっと面白 くできる!」と誘う。その雷の「大野は昔の方が面白かった」という一言で、大野は会場を飛び出していく。

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 その様子を一部始終見ていた『6-シックス-』の2人。おもむろにどこかへ電話を掛け始めた喜多見。喜多見の行動を察した狛江は大野の後を追い、キツイの中に優しさを100%詰め込んだ言葉を大野に掛けるのだった。そして、大野が引っかかっている要因が『ネタ1 U-25』審査員候補の一人で大物落語家 ・相模家善行(さがみや ぜんぎょう)であることが明らかとなる。

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 一方、町田が働く中華屋に現れた央は、大野と解散するように持ち掛ける。央と町田のやりとりに、会場はハラハラ。央は町田に「相手に踏み込む覚悟がない」と話す。両者の覚悟の違いが拮抗するなか、その時電話が鳴ると央は店を後にする。残された町田は、央に言われた言葉を思い返す。

 『はやしま』のホテルにやってきた喜多見は、「『菊一文字 』の邪魔をするな」とにらみつける。俺の方が大野をよくわかっているという雷に対して、喜多見は「『はやしま』は自分を出さず、ただ完璧にネタをこなしているだけ。雷がネタをコントロールしているように見えて、実は央が合わせているから成り立っている」と指摘。「自分の相方さえわかっていないやつが、人の相方を理解できると思うなよ」と言い放ちその場を立ち去る喜多見だった。

 そんな中、町田が働く中華屋に一人やってきた上原。めったに出ない品を注文する上原はどこか元気がない。雷に“普通の人”といわれ、普通の人が芸人をやっていてもいいのか、悩んでいるという上原。それを聞いた町田は「個性的なキャラだらけの世界で“普通”でいられるほうが一番すごい」と伝え、注文を“普通”のメニューに変えて、上原を勇気づける。

 『はやしま』は2人きりになり、喜多見の言葉を受けて央は「お前はどうしたい?」と雷に問う。「俺は大野に憧れていた」と気づいた雷は、「今は大野を超えたい!」と声高らかに宣言。そして改めて央に相方になってほしいと頼むと央は「当たり前や。僕はお前のお兄ちゃんなんやから」と兄としての覚悟を見せる。

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 一方、『菊一文字 』はネタ合わせ中。しかし、いつもとは違う大野に、町田は「このまま練習していてもダメだ」と落胆の表情を見せるものの「面白ければそれでいい」と、なぜか『ネタ1 U-25』にこだわり続ける大野。大野に事情があるようだが、そこにあえて「踏み込まない」ことを決断した町田は、「お前個人の事情なんか知らない。俺の相方はお笑い芸人の『菊一文字 』の大野だ!」と掴みかかり、「お前が見なきゃいけないのは俺だ。お前が一番笑わせなきゃいけない相手は俺だ!」という2人の迫真の演技に、息をのむ観客たち。

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 町田の思いを知った大野は「笑い死にさせてやる」という言葉を言い残し立ち去り、町田はひとり、「死ぬまで“僕”を笑わせてよね」と静かにほほ笑むのだった。

 いよいよ観客投票で優勝者が決まる定例のマンスリーライブ。ここからは、4組続けてのネタパートへ。

 最初に登場したのは、関西を席巻する麒麟児兄弟 ・『はやしま』。昼の部は「女性とは」、夜の部は「好きな子とデート」の漫才を披露。雷に振り回されながらも、大好きな弟の言う通りに動いてしまう央。何にでもなり切る央にも注目だ。

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 続いて登場したのは、イマドキ関東芸人『6-シックス-』。昼の部は「結婚相談所」、夜の部は「兄の彼女」を披露。2nd LIVEまで見ている方はご存知、実は昼 ・夜の部で“どこか共通している部分がある”というのが『6-シックス-』のネタの特徴。今回も細かい工夫がされたコントに、観客は大いに笑い声をあげた。

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 3組目は、共振系幼馴染コンビ・『スターダスト』。昼の部はコント「ボディーガード」、夜の部は漫才 「お寿司屋の注文 」を披露。夜の部では、上原役の花江がなぜか大号泣してしまうというハプニング(?)も。東沢役の西山、観客、そして他コンビも巻き込んでの一大事は、『GETUP! GETLIVE!』の歴史に大きく刻まれることとなった。

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 最後に登場したのは、ちぐはぐ凸凹コンビ・『菊一文字 』。昼の部は「モンスターペアレント」、夜の部は「アフレコ」の漫才を披露。リハーサルで、演出の伊福部崇氏を「うまいなぁ」と唸らせた『菊一文字 』の漫才。見事な話術とテンポでコンビ力を発揮し、夜の部では花江の涙で騒然となっていた空気さえ利用する確かな実力を見せつけた。20201003_GETUP_024

 会場に集まったファン、そして配信を視聴しているファンからの投票で、一番多くの支持を集めたのは……

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 昼の部の優勝コンビは、『スターダスト』。夜の部は『菊一文字 』が栄光を手にした。これにより、エンディングパートも優勝コンビのそれぞれがメインとなるストーリーで展開。

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 その後、町田のバイト先で祝杯をあげる中、「新幹線の時間があるから」と店を出る大野。それに続 く町田を見て、「負けてられない」と次のライブへの意気込みを語る『スターダスト』と『6-シックス-』。今度の定期公演に向けて香盤表をチェックしていると、そこに『菊一文字 』の名前がないことに気付く。掲載ミスを訂正するよう喜多見は意気揚々と事務所に電話。そこで「『菊一文字 』が解散する」という衝撃の事実を耳にするのだった……。

 場面が変わって、東京駅。そこには大野と町田の姿が。「『菊一文字 』の大野は、僕の前から永遠に姿を消した」という町田のセリフで暗転。解散の理由など核心に一切触れることなく、気になる場面で本編は終了した。

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 最後のカーテンコールでは、全キャストと企画の天津 向が勢ぞろい。優勝コンビのネタにツッコむ、初参戦の『はやしま』を称えるなどし、3rd LIVEの感想でライブは終了。スクリーンにて「4th LIVE決定 」と発表されると、観客から歓喜の悲鳴が上がった。

 『菊一文字 』の解散という衝撃の事実が明らかとなった3rdLIVEのラスト。4th LIVEは一体どうなってしまうのか? 今後の発表 ・展開を楽しみに待とう!

 なお、このライブの模様は、10月11日(日)まで見逃し配信を実施。『はやしま』の新鮮かつステージ全域を使ったダイナミックな漫才、花江がネタ中に号泣し慌てる西山、それにつられる『菊一文字 』など「まさか……!?」の連続だった3rd LIVE。見逃してしまった方は、ぜひ期日までにチェックし4th LIVEへ備えていただきたい。

 見逃し配信情報は、公式サイトをチェック!

公式サイト:http://getup-getlive.com/

©MBS/ゲラゲラ製作委員会

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