小野賢章「僕自身のニュータイプで、僕の感性で演じられれば」『機動戦士ガンダム』最新作でハサウェイ役に

2020.03.25 <PASH! PLUS>

 7月23日(木・祝)より全国ロードショーとなる 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のファンイベント「GUNDAM FAN GATHERING-『閃光のハサウェイ』 Heirs to GUNDAM-」が行われ、ここで本作のメインとなるキャラクターを演じるキャストとして、小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一が出演することが発表された。

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 機動戦士ガンダム誕生40周年、さらに宇宙世紀の新たな100年を紡ぐ「UC NexT 0100」プロジェクトの第2弾となる本作。1989年に出版され発行部数計130万部を誇る同名小説を原作に、ガンダムの生みの親である富野由悠季がアニメーション映画化した。

 新型コロナウィルス感染拡大防止及び、観客の安全を考慮し、無観客で行われた本イベントの模様は、YouTubeライブにて配信。幕開けは『機動戦士ガンダム』から始まる宇宙世紀の壮大なストーリーがどんな歴史だったのかを描いた約5分間の特別映像。続いて、スペシャルゲストとして、『機動戦士ガンダム』アムロ・レイ役の古谷徹、シャア・アズナブル役の池田秀一が登壇した。

 古谷は、「『逆襲のシャア』では、シャアを超えることのできるような格好良さを演じられたのではないかと感じていました。終わったと思っていたのにまさか続く作品があるとは思っていなかったです」と。池田は、「『逆襲のシャア』で僕はアムロとシャアは決着がついたと思っていました。『閃光のハサウェイ』ではこうして富野監督原作で新たな時代を迎えるのも因縁深いなと感じています。新たなガンダムの世界を、若い人たちで作ってくれたらいいな」と、ファーストガンダムから『逆襲のシャア』そして最新作『閃光のハサウェイ』への思いを語る。

 そこから古谷と池田による朗読劇が展開し、舞台が暗転すると、流れ始めたのは『逆襲のシャア』のクライマックスシーン。アクシズが地球へ向かって落ちるのを、アムロが操縦するνガンダム1機が隕石の先端で止めようとする。と、そこへ地球連邦軍だけでなくジオン軍の機体が集まる、ファンなら誰もが脳裏に焼き付いている場面だ。そして、ステージ上の古谷、池田によって、アムロとシャアの最後のやり取りが演じられる。生の迫力が配信画面を越えて伝わるパフォーマンスを繰り広げた。

 アムロとシャアのドラマが締めくくられると、映像は『閃光のハサウェイ』の初公開特報へ。その映像に続き、メインキャストに抜擢された小野、上田、諏訪部がステージ上に登場し、演じるキャラクターについてや、本作出演への思いを語った。

 主人公のハサウェイ・ノア役を演じる小野は、「最初は選ばれたなんて信じられなかったです」と驚きを明かしつつ、「今やっと実感してきました。プレッシャーは感じていますが一生懸命やらせていただいています」と力強いコメント。演じるハサウェイについては、「初めて見たとき『逆襲のシャア』から12年ほど経った時代で、立派な青年になっていて、しっかり大人になったのだなという印象がありました。ハサウェイが持っている闇が見え隠れするように、僕自身のニュータイプで、僕の感性で演じられればと思います」と決意を述べる。

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 そして、ギギ・アンダルシア役の上田は、「ギギ役に決まった時は、嬉しかった半面、プレッシャーが大きすぎて逃げだしたいと思いました」とプレッシャーに押しつぶされそうだったことを告白。しかし、「今の自分にしか出来ないことを一生懸命やりたいと強く思っています」と改めてギギ役に向き合っていると語った。

 そんなギギについては、「初めて見た時は大人っぽいな、美しい人だなという印象です。しかし今改めてよく見ると、大人っぽいけど可憐な少女っぽい部分もあるなと思いました。そして隙のある感じ、危うさも感じられるので、その部分や彼女の思いを大切に丁寧に、素直な気持ちで演じられればと思います」と演じる上での思いを明かした。

 そして、ケネス・スレッグ役の諏訪部は、「オーディションでケネスの資料を見た際、自分的にとてもしっくりくる感じがしたので、出演が決まった時は本当に嬉しかったです。ガンダムとの最初の出会いは小学生の時のファーストですので、宇宙世紀の世界を生きることが出来るというのは感無量」と、作品参加に喜び。そして、「本作のケネスは伊達男感のあるキャラクターですが、しっかりとした軍人でもあります。彼のさまざまな魅力を十二分に引き出せるよう努めていきたいと思います。これまでの歴史に敬意を払いながら、全力で頑張りますのでよろしくお願いします」と力強く語った。

 メインキャストの発表を受け、本作の見どころを、プロデューサーの小形尚弘は、「村瀬監督の実写方向の映像、あわせて、キャラクターたちの等身大の年齢に近い、生っぽい芝居をしていただけるキャストたちに集まっていただきました。また、メカに関してもアニメサイドから出して来たらOKしないような複雑なものになっていますが、30年前にはなかった3Dを今回は多く使っています。そこも含め今までのガンダムとは違う感じになっています。また、原作の富野さんが社会情勢をとても勉強され、たくさん盛り込んでいました。今の社会は富野さんが危惧している世界に近づきつつあるので、今やることに意味があると思っています。今の人たちに見てほしいという思いが強いです」と解説。

アニメ評論家の藤津亮太氏は、「メロドラマではないですが、ハサウェイ・ノア、ギギ・アンダルシア、ケネス・スレッグの3人の感情の天秤のような揺れ具合が1つのポイント。また、まだ公開にはなっていませんがハサウェイの機体であるΞ(クスィー)ガンダムの姿も早く知りたいです」と胸躍らせていた。

 そして、話題は、作品内容から音楽へ。『機動戦士ガンダムUC』、『機動戦士ガンダムNT』の劇伴を担当した澤野弘之からのVTRコメントが披露された後、本作の主題歌を務める[Alexandros]が発表され、ゲストとして登場。

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 ボーカル・ギターの川上洋平は「主題歌に決まったと聞いた際はとても嬉しかったです。『逆襲のシャア』では、あるシーンで看板にALEXANDERS(アレクサンダーズ)という文字が出てきたんです。ALEXANDERS(アレクサンダーズ)は今のバンド名[Alexandros]を決める時に候補の一つだったので、そういうところも運命的なものを感じました。ガンダムの壮大なストーリーの中の一部を担わせていただくということで、みんなで気合入れて楽しく制作していますので、必ずいいものが出来ると思います」と、楽曲制作への意気込みを語った。

 最後に、ガンダム宇宙世紀シリーズを代表して、古谷は、「アムロとシャアが紡いできた宇宙世紀機動戦士ガンダムの正当なる継承作品だと思っております。ぜひともこの作品で新しいガンダムファンを獲得していただいて、さらにガンダムワールドが広がるようにと今から期待しています。大ヒットしていただき、またアムロとシャアの物語ができたらいいな」と笑顔。

 そして、メインキャストを代表して小野より「池田さん古谷さんの生のお芝居を観て、身が引き締まる思いです。でもまた1つギアを上げることができた気がします。歴史の長いガンダムシリーズの主人公をやれること、光栄に思いますし責任を果たせるように頑張ります、劇場公開楽しみに待っていてください」とコメントが寄せられ、約2時間におよぶファンイベントの幕を閉じた。
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■ 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』作品情報
2020年7月23日(木・祝)全国ロードショー

【スタッフ】
企画・製作:サンライズ
原作:富野由悠季、矢立 肇
監督:村瀬修功
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:pablo uchida、恩田尚之、工原しげき
キャラクターデザイン原案:美樹本晴彦
メカニカルデザイン:カトキハジメ、山根公利、中谷誠一、玄馬宣彦
メカニカルデザイン原案:森木靖泰
色彩設計:すずきたかこ
撮影監督:脇顯太朗
CGディレクター:増尾隆幸、藤江智洋
編集:今井大介
音響演出:笠松広司
録音演出:木村絵理子
音楽:澤野弘之
配給:松竹

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