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『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』和泉一織役 増田俊樹さん&七瀬 陸役 小野賢章さん対談!「16人での新曲は 今だから歌える歌」

2023.08.17 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 PASH!7月号では、『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』より、和泉一織役 増田俊樹さん&七瀬 陸役 小野賢章さんの対談インタビューを掲載しています。
 本記事ではその一部を特別に掲載!

一織

陸

和泉一織役 増田俊樹さん&七瀬 陸役 小野賢章さん対談


——
今回の劇場ライブをご覧になっての感想を教えてください。

小野 まずこれを創るのは相当大変だったろうな、スゴいな!と思いました。歌っている表情がめちゃくちゃ豊かだし、陸たちが本当に実在しているように感じたんです。本編はライブ前のちょっとそわそわした会場の様子から始まっていくんですけど、これからライブを楽しむぞ!というお客さんの雰囲気も伝わってくるし、始まった瞬間一斉にペンライトが付くのもライブで見てきた光景で、すごくリアルで。7周年イベントのとき、サプライズで陸たちのCGライブを観た衝撃に近かったです。

増田 『アイドリッシュセブン』はやはりハードルの高いことに挑戦していくんだなと思いましたね。リアルライブをはじめいろんな展開を見せてきたなかで、劇場ライブとしてアニメーションの手法でライブを描くということですから、プロジェクトで実現してきたこれまでのさまざまな取り組みを超えるつもりで作っているんだろうなと感じました。

小野 同じ振りでも人によって微妙にニュアンスが違ったり、細かなこだわりが感じられるので、誰を目で追っても楽しめます。個人的には1曲目の「MONSTER GENERATiON」が衝撃的でした。ほかのグループはこれまでのライブでもダンサーさんやバンドの方が登場していましたが、IDOLiSH7だけはそれがなかったんですよ。でも今回のライブではバックダンサーさんが大勢いて。傘を持った振り付けだけでも新鮮だったのに!(笑) ダンスも僕たちがやったものとは変わっていたりして、今までの「モンジェネ」とは違う新しさが楽しめます。それからTRIGGERの「Last Dimension」では、バックスクリーンの近くでダンサーの方が踊っているんですけど、TRIGGERの3人がセンターステージに歩いていくから、お客さんは彼らのほうを見てしまっているんです。それもライブっぽいなー!と。こういうことあるある!と印象に残りました。

——本ライブ初披露となった16人での新曲「Pieces of The World」の聴きどころはいかがでしょう?

小野 曲の世界観がどんどん壮大になってきているなと思いました。目を向けているものも大地とか、文明とか、過去や未来とか。これも作品が8年歩んできたから、今歌っても違和感を覚えないんだろうなと。もしこれが2年目くらいで来た曲だったら、「ちょっと壮大すぎない!?」と思っていた気がします(笑)。今の彼らだから歌えるスケールの大きさを感じていただけたら嬉しいです。

増田 僕はとにかく新しい姿を見せたいんだなと感じました。16人が集まって、『アイドリッシュセブン』を今後どう応援してほしいのか、そういう意味を込めて作られた曲なのかなと。だから今までそれぞれが頑張ってきて、原作のストーリーも経て、ようやく『アイドリッシュセブン』というコンテンツの4グループが一丸になったことを共有する曲になっているように思います。

——劇場ライブの収録エピソードについてはいかがですか?

増田 みなさんアドリブが多かったですけど、僕はほとんどなかったです。

小野 一織はそうだよね(笑)。

増田 7人中3人とかみんなが喋っているときって、一織は黙っているタイプだと思うんですよね。ふたりだったら割り込むこともあるでしょうけど。アニメシリーズとは違う体制で作っている作品なこともあって、どんなアドリブが必要とされているのかはなかなか収録現場でも難しいところでした。

小野 MCは3~4人揃っての収録だったんですけど、普通の台本はなくて、「ここからここまでアドリブをください」みたいな感じだったので、最初は困惑したというか、役者としては辛い部分がありました(笑)。僕らが作り上げてきた人物像のなかで、どこまでアドリブが必要か?という作業がけっこう大変で。例えば曲中にアドリブを入れたとしても、音でかき消されて実際には聞こえないといったことを、僕らもライブで経験しているから。そういうことを踏まえて、IDOLiSH7は7人いてよかったなと改めて感じましたね。一織は普段からMCを入れなくても成立しちゃう人だと思うし、逆に陸や三月ってどうしてもMCで話すのがデフォルトなところがあるから、自分のなかで試行錯誤をしながら演じてみて、どのアドリブを使うかはお任せしようと思いました。彼らのMCの雰囲気は、ぜひ劇場で確かめていただけたらと思います。

——最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

小野 僕が最初に観た感想は「目が足りない!」だったので、ぜひみなさんにも劇場で同じ体験を味わっていただけたらと思います。16人が出演しますから、〈DAY 1〉、〈DAY 2〉と合わせて最低32回は観てください!(笑) 

増田 『アイドリッシュセブン』のひとつのゴールでありひとつのスタートになる、そんなライブがお届けできるかもしれません。この作品を応援してくださっているファンの方々には、ぜひともご参加いただけたらなと。今後本作をより楽しく応援できるきっかけにもなると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(※PASH!20237月号より一部抜粋)
Text=鈴木 杏(ツヅリア)

劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD公式サイト
©BNOI/劇場版アイナナ製作委員会

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