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『ペット2』宮野真守さん&髙木 俊さんインタビュー到着!髙木さんのアフレコに立ち合われた宮野さんの感想は?

2019.07.15 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 ルミネーション・エンタテイメントが贈る最新作『ペット2』より、本作では謎めいた悪徳サーカス団長セルゲイを演じる、宮野真守さんとそのセルゲイに仕える忠実なオオカミ達の首領役・高木俊さんのインタビューが到着!

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宮野真守さん&髙木 俊さんインタビュー到着

――宮野さんは前作『ペット』に引き続き2度目の出演となりますが、この作品の魅力はどんな部分だと思われますか?
宮野「共感性がとても強い作品だと思います。自分が飼っていたペットが、留守中にこんなことをしていたのかもしれない、こんなことを考えていたのかもしれない……。そういったファンタジーな部分が、「本当にこうだったらいいな」という期待に変わるところが皆さんに愛された要因だと思っています。作品全体は、アニメーション映画ならではの壮大な冒険が描かれています。描かれているのはペットたちの想いや行動ですが、最後には人間が何か大事なことを教えられるというメッセージ性があるところも「ペット」シリーズの素晴らしいところです。2作目は物語の広がり方が変化、そして進化しているなと思いました。

 今作は何本かのストーリーが軸となって進んでいきます。これは前作に出ていたペットたちの個性が確固たるものでないとできない手法だと思うんですよ。どのキャラも素晴らしい個性と物語を持っているので、ストーリーの軸となったときに説得力を持つ。それは作品としての進化であり、変化でもありますが、その上で『ペット2』は「変化を恐れないで」というメッセージも伝えてくれるんです。」

――そんな進化した『ペット2』で宮野さんと髙木さんが共演されたわけですが、最初にお話がきたときはいかがでしたか?
宮野「すごく久し振りの声優としての共演が」
髙木「こんな大作に」
宮野「まず僕に話がきたんですよ」
髙木「俺が出るのはどうだろうか、っていう話がまず宮野くんにいったんですよ(笑)」
宮野「前作で僕が演じたタイベリアスは出ないんですけど、今回ありがたいことに「別の役でも宮野さんにぜひ出演してほしい」と言っていただいたんです。本当にうれしいしありがたいなと思っていたら、それから数日後に僕の事務所へ「髙木さんにオファーするのってアリですか?」と連絡がありまして。それでマネージャーから「こういう話があるんだけど、どうします?」って、どうしますも何も「全然いいんじゃない?」って(笑)。そこから髙木くんの方に話がいったみたいです」
髙木「この作品ってビッグタイトルじゃないですか? それなのにマネージャーさんから話がきたときは、「なんかちょっと仕事のオファーきたんですけど~」ってさらっとした感じでした(笑)。最初はなんの仕事かわからないから怖いなぁと思っていたら、まさかの!」
宮野「(爆笑)」
髙木「そこで自分の役は宮野くんのペットと聞いて」
宮野「まんまじゃないか!」
髙木「まんまじゃないですよ!?」
宮野「地でいける」
髙木「地でいけた!」
2人「(爆笑)」
宮野「きっとプロデューサーさんが、「宮野さんのしもべ役(首領オオカミ役)は相棒の髙木さんで」ってなったんだと思う(笑)」
髙木「相棒感があったんでしょうね」

――お2人は相棒ということですが、「いい相棒だな」と感じたエピソードがあれば教えてください。
宮野「彼は吹き替え初挑戦で」
髙木「こんなビッグタイトルで吹き替えデビューできるとは思っていなかったので、本当にありがとうございます」
宮野「髙木くんの安心材料になれてよかった」
髙木「わからないことを色々聞けました(笑)」
宮野「台本でわからないことが多すぎたらしくて」
髙木「全然知らない用語ばっかりで。アニメの声優経験はあるんですけど……」
宮野「吹き替えの仕事って、いろんな専門用語が台本に記号とかで表記されているんです。だから台本の読み方がまずわからないと、現場で萎縮しちゃうんじゃないかなって」
髙木「萎縮してた(笑)。「どうしよう!? 暗号ばっかり!」って。だから台本1回閉じました」
宮野「わからなくて?(笑)」
髙木「そう。だから宮野くんに聞こうと思った」
宮野「そういうこともあって、現場で僕が伝えられることは伝えましたね」
髙木「マンツーマンでレクチャーしてもらいました。「ここは読まなくていいっていう意味だよ」とか」

――宮野さんは髙木さんのアフレコに立ち合われていたそうですね。
宮野「そうなんですよ。心配で見に行きましたよ! ……粗相がないか」
髙木「なかったですよね!?」
宮野「粗相はなかったです。粗相はなかったんですけど、印象に残ろうとするんですよ!(笑)」
髙木「(笑)」
宮野「また呼ばれようとしやがるんですよ!」
髙木「次回があるかもしれないから」
宮野「ちょっと大袈裟な演技したり。」
髙木「言わないで~!!」
宮野「でも現場はすごい盛り上がってたから、印象に残ったと思う」
髙木「良かった」
宮野「楽しそうに思い切りやってたよね?」
髙木「現場がすごい温かい空気だったので、こっちもすごくやりやすくて。楽しみながら演じられるほどリラックスしてましたね」
宮野「どういう空気感なのかなと思ってドキドキしながらスタジオに入ったんですよ。空気が張りつめてたらどうしよう、髙木くんが色々言われてたらどうしようと思っていたんですけど、すごく和やかでした。髙木くんが何か発するたびに盛り上がってたから、全然心配する必要はなかったです。ただ、僕と目が合った瞬間急に緊張し出して」
髙木「ギュッと顔が固くなっちゃった(笑)」
宮野「それが見えたのですぐ出て行きましたけど(笑)。でもまたこっそり入りました」
髙木「オリジナルキャストがいるものに、日本語で声を当てるというのが本当に新鮮でした。難しかったですけど、原音のお芝居を参考にできるという吹き替えならではの面白さがありましたね。原音も聞きましたけど、どういう感じで皆さんが演じられているとか、空気感を知りたかったので前作を見て役作りもしました」
宮野「邪魔しちゃ悪いと思って?(笑)」
髙木「粗相があったらいけないから」
宮野「僕の役作りはまず、セルゲイが原音でロシアなまりの英語なんです。カタコトっぽい喋り方をしているらしいんですよ。それを吹き替えするときに、なるべくその原音の雰囲気が出せるように監督とセリフ回しなどを相談しました。久し振りにすごい悪い奴を演じましたね(笑)」
髙木「ただただ悪い奴(笑)」
宮野「そんな悪い奴のセルゲイですが、色々とビックリすることもあるので、ぜひ本編を見て欲しいなと思います!」

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『ペット2』 7月26 日より全国公開
監督:クリス・ルノー
脚本:ブライアン・リンチ
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー
現題:The Secret Life of Pets 2/全米公開6月7日
配給:東宝東和
日本語吹替:設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、佐藤栞里、永作博美、伊藤沙莉、内藤剛志、宮野真守、沢城みゆき、中尾隆聖ほか

公式サイト:https://pet-movie.jp/

(C)Universal Studios.

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