『魔女見習いをさがして』2020年5月15日公開! スペシャルトークイベントのレポート到着

2019.10.30 <PASH! PLUS>

 おジャ魔女どれみ20周年記念作品『魔女見習いをさがして』が、2020年5月15日に全国にて公開されることが決定。10月29日に開催された第32回東京国際映画祭での制作陣のスペシャルトーク&『おジャ魔女どれみ』シリーズ旧作3作の上映イベントのレポートが到着した。

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 観覧には当初の予想を大きく上回り、約250名が来場し、上映が始まると『おジャ魔女どれみ』のキャラクター達を見て笑顔が溢れる方や、作品の主題歌を口ずさみながら楽しんでいる方を多く見ることができた上映会となった。そしてスペシャルトークイベントには、東映アニメーションで数多くの人気アニメ作品を手掛けているプロデューサーの関 弘美さんをはじめ、佐藤順一監督、鎌谷 悠監督、脚本家・栗山 緑さん、キャラクターデザイン・総作画監督の馬越嘉彦さんの5名が登壇した。

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 さらにこの日、世界初公開となる本作のストーリー・キャラクタービジュアル・本編コンテ撮の一部が、会場に訪れた参加者へ特別公開された。『おジャ魔女どれみ』らしさを感じさせる登場キャラクター達がスクリーンに映し出されると、本作を心待ちにしていた参加者から大きな拍手が沸きあがり、さらに本作の絵コンテが流れると、会場からは笑いが溢れる一幕もあった。最後に登壇者から本作の見所や、制作陣が本作に込めた思いなどが語られ、期待がますます高まるイベントとなった。

コメント

――『おジャ魔女どれみ』シリーズが20周年を迎えて、映画『魔女見習いをさがして』を製作しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

プロデューサー 関 弘美:テレビ放送が始まってから、20 年が経ち、色んなことが日本でありました。アニメを見ていた皆さんにも色んなことがあったと思います。なので、大人になったみなさんにこそ、楽しんで頂ける作品を作りたいと思い、まずは佐藤監督にお声がけしました。そして作るときは、いつもどんなお客さんが見るのかということを意識しているのですが、テレビアニメの時と同じで初心に戻った方がいいと思い、監督と脚本にお話をしました。

――実際に映画製作のお話がきていかがでしたか? また、どのように今回の物語を作っていったのでしょうか?

監督 佐藤順一:企画発表されてから、『私どれみを観ていました』とか、よく聞くようになったので企画としてもやる意味があると思いました。『おジャ魔女どれみ』に久々にぶつかっていこうかなと。物語に関しては、“どれみを見て懐かしい”と思ってもらう方がいいのかな? とか、“そうじゃ無い”方がいいのかな? など色々と議論をしてきました。

脚本 栗山 緑:前の2本の映画も私が書いたのですが、やっぱり短かったんですよね。なので今回は長尺で描けるのでとても嬉しいです。脚本を作るにあたって一番良い物語をということで今回の映画になりました。

――キャラクター設定画も新たに描き下ろされたとのことですが、改めてどれみたちを描いてみていかがでしたか?

キャラクターデザイン・総作画監督 馬越嘉彦:『も~っと!おジャ魔女どれみ』の時に、キャラクターデザインを一新したのですが、その時のラインを意識し再現しようと心がけていますので、その辺も含めて楽しんでもらいたいです。意外と何年も書かせていただく仕事があったので、楽しくできる時間があり、久しぶりという感じではありませんでした。

――本作に登場する3人はそれぞれどんな子たちなんでしょうか?

脚本 栗山 緑:ミレさんは帰国子女で一流商社に勤めていますが、自分の夢がどんどん薄れていってしまった。しかし改めて夢を追い求めてこの女子旅をし始めました女の子です。ソラは大学四年生です。進路に迷っていて、先生になろうと思っているのですが挫折してしまっているんですよ。そこから立ち直るためみんなと出会い、自分の道を見つけていく女の子です。レイカちゃんは、尾道出身で、自分が“世界で一番不幸な美少女“と思っている節があります。男運がとても悪いです(笑)彼女も自分の夢を持っていますが、その夢に向かって突き進む勇気を他の2人からもらって夢に突き進んでいく女の子です。

キャラクターデザイン・総作画監督 馬越嘉彦:キャラクターを作るにあたって作画のイメージではミレは、どれみとあいこをミックスした感じです。ソラは、一番どれみに近いイメージ、雰囲気は完全にどれみです。レイカは、はづきとももこの合体のイメージです。

――鎌谷監督はオリジナルシリーズのスタッフではありませんが、『おジャ魔女どれみ』らしさがふんだんに盛り込まれた本シーンのコンテ制作をはじめ、演出をする上で意識されていることはありますか?

監督 鎌谷 悠:やっぱりどれみのファンの人たちに向けての映画になると思いますのでちゃんと“らしさ“を大切にした作品にしています。

――お二人で監督されているとのことですが、お仕事の分担はどのようにされていますか?

監督 佐藤順一:分担ははっきりしていないのですが基本的にはたまに鎌谷監督がやっている姿を見守っている感じです。(笑)

監督 鎌谷 悠:オリジナルシリーズの方が監修してくれるっていうのは本当に安心感がありますね。

――佐藤監督から見て鎌谷監督はいかがですか?

監督 佐藤順一:驚異ですね。鎌谷さんは当時『おジャ魔女どれみ』の視聴者でもなかったのですが、この1年でぐんぐんと追いついてきています。ここまでの作品を作り上げている彼女にはもう追い抜かれてしまっているかもしれません(笑)。鎌谷さんが今作で入っていただいて、私がいいなと思ったことに対して「ないよ」とはっきり今の若い子の考えをしっかり伝えてくれたので、そういった意見を盛り込んだ作品にしています。

――桂川をはじめ、実在する土地がたくさん出てくると伺いましたが、どのように出てくるのでしょうか?その他にでてくる場所はどこかありますか?

監督 佐藤順一:本作はロードムービー的な要素を入れたかったので、実際にロケハンにみんなで行ってもらいました。

監督 鎌谷 悠:作画監督の中村章子さん含め 3人の女子旅感覚で様々なところを見て刺激をもらいました。そのロケハンが活かされてこの作品の中に盛り込まれてます。

――“魔法玉”や“呪文”もでてきましたが、本作に込めた想いを改めて教えてください。

プロデューサー 関 弘美:どれみという作品は強いヒロインに変身して敵を倒すというシーンはなく、ヒーローやヒロインは出てこないんです。みんなで楽しく笑っていけたらいいなと思える作品でした。今作もそう思っていただけるような作品になってます。

【締めのメッセージ】

キャラクターデザイン・総作画監督 馬越嘉彦:懐かしいだけじゃなて新鮮な気持ちで見てもらえたら嬉しいです。優秀な作画の方達が入って心強く作っております。来年の公開を楽しみにして待っていてください。

脚本 栗山 緑:当時『おジャ魔女どれみ』を作るにあたってキレない子供を作ろうという大きなテーマがありました。今回はキレない大人を作ろうというテーマで作りました。皆さん是非劇場にお越しください。

監督 鎌谷 悠:主人公は違いますがこの作品を見ていただいた方は、どれみ達を思い出せる作品になっていると思っております。

監督 佐藤順一:『おジャ魔女どれみ』を見ていた方も見ていなかった方も楽しんでいただける作品になっております。紹介した3人はどこか自分自身に近いと思ってもらえるキャラクターになってますので、来年是非ご覧ください。

プロデューサー 関 弘美:昔どれみ達と友達になりたいと思ったことがある方達は是非ご覧ください。『おジャ魔女どれみ』を見ていない方達も、青春ロードムービーとして楽しめる作品になってますので、来年の5月15日、感動を皆さまと一緒に体験できたらなと思っております。

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『おジャ魔女どれみ』20周年記念特集記事はこちら

第1回:思い出コラムはこちら

第2回:スタッフ座談会はこちら

第3回:キャスト座談会はこちら

DATA
■おジャ魔女どれみ 20周年記念作品『魔女見習いをさがして』

映画公式サイト:Lookingfor-Magical-Doremi.com

ROAD SHOW:2020年初夏

STAFF:
原作=東堂いづみ
監督=佐藤順一、鎌谷 悠
脚本=栗山 緑
キャラクターデザイン・総作画監督=馬越嘉彦
プロデューサー=関 弘美
アニメーション制作=東映アニメーション
配給=東映

■『おジャ魔女どれみ』
『おジャ魔女どれみ』20周年記念公式サイト:http://www.doremi-anniv.com/
『おジャ魔女どれみ』20周年記念公式Twitter:@Doremi_staff

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