interview

斉藤壮馬さんが『カラソニ』ソロ新楽曲に“グッときた”ポイントは? 『東京カラーソニック!! Trust Ep.01 Reboost』インタビューコメント

2023.09.20 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 2023年9月22日に発売される『東京カラーソニック!! Trust Ep.01 Reboost』より、楽曲『ラストレター』を歌唱する宝田伊織役・斉藤壮馬さんからのインタビューコメントが到着しました。

Ep01ジャケット_RGB

 『東京カラーソニック!!』は、大人気イラストレーター・冨士原良さんがキャラクターデザインを手がけるオリジナルドラマCDシリーズ。8月より3rdシーズン『東京カラーソニック!! Trust』が始動しています。

宝田伊織役・斉藤壮馬さんインタビューコメント

斉藤_楽曲歌唱_ソロ

Q1:本日はレコーディングありがとうございました。楽曲をお聴きになった際、感じた印象についてお伺いできますでしょうか?

 伊織と春飛にとって非常に重要な楽曲だろうなと思い、どんな内容なのか気になっていましたが、バンドサウンドで個人的にすごく好みでした。

 「ラストレター」というタイトルがすごく示唆的だなと思ったんです。他のバディよりも長い年月言葉を交わしてきたであろう二人が、最後に作る楽曲にしては言葉数が少ないというか……。そういう点にも、二人が色々な歩みを経てここにたどり着いたんだろうなと感じられましたね。彼らの歴史や軌跡を感じる楽曲でした。

 表現的にすごくレトリカルだったり、難しい比喩を使っていたりというよりは、飾るところのないストレートな曲で素敵だなと思いました。

Q2:春飛が1stシリーズで制作した「measly」とは毛色の変わったエモーショナルな楽曲となっています。伊織を通して歌唱する上で、意識した表現や歌い方はございますか?

 今回、テクニック的にどう表現するかは実はあまり考えていなくて、ありのまま歌いました。素のまま曲から得た感情を歌唱できればと思っていたので、細かくテクニカルに歌う構築はあまりしていないかもしれません。そういった面でも、今までで一番素直に歌えたんじゃないかなって。

 伊織の感情を込めたというよりは、手紙が発している感情を歌として表現している感覚が近いかもしれません。言葉数は少ないんですが、ハイトーンかつロングトーンがサビは続いていくので、計算ずくで歌っても仕方がないと思っていて。

 結局最終的に心に響くのって、上手くてきれいな言葉じゃなくて飾らない本心なのかな?と思ったんです。手紙って読んだ人がどう思うかは人それぞれだと思うので、その前の段階であまり色をつけすぎないようにしてみました。

Q3:レコーディング中、最も思い入れのあるフレーズやパートはございましたか?

 練習中、2サビのハイトーンの部分が、母音と子音のバランス的に息を持たせて出すのが結構大変だなと思っていたんです。でもいざ本番でやってみたら、一回目からストレートで音が出たんですよね。もう少し思った通りにできるかもと思って、今回2テイク目で『TRUE CROWN』で使ったような、がなるように力を入れたんですがその部分もOKを頂いて。マイクの前に立って、皆さんの前で歌ってみないと分からないことっていっぱいあるんだなと思いましたね。

 あとはラスサビ静かな部分を1回思うがままに歌ってみたらニュアンスがよかったと言っていただけたので、ラストレターという曲から自分が感じたものがチームの皆さんと近しいものだったのかなと思いましたね。

 冒頭でも話しましたが、僕自身すごく好きな曲調の楽曲だったので、ジャンルとしてすごく歌いやすかったです。こういうエモーショナルな楽曲は綺麗におすましして歌うよりはこちらもエモーションをぶつけた方がいいのかなと思って臨みました。聞いてくださった皆さんがいろんな思いを感じていただけたら嬉しいですね。

 このラストレターという曲は、歌詞にいわゆるパンチラインがありすぎないということにすごく意味があると思っているんです。突出したというか、ここで聴き手を引き込んでやろうという欲みたいなものがなくて、ただもう純粋な気持ちが綴られているなと。この部分の歌詞だけがきらめいていて良いということではなくて、最初から最後まで読んで聞くことに意味がある歌詞なのではないでしょうか。

 ラスサビは歌詞的にはすごくシンプルなんですよね。凝った表現をしようとか、誰もが思いつかない言い回しをしようとか…そういうことよりも、春飛と伊織の歩みを含めてこの歌詞が歌われているということに意味があると思いました。すごくシンプルで当たり前のように思えるけれど、教科書で勉強したわけではなくて、二人がいろんなことを乗り越えてきたからこそ、こういう歌詞が歌えるようになったんじゃないかなって。

 僕は曲の歌詞を読み解くのが好きなんですが、ここが特に好きというよりは、本当に大事なことを歌える二人になったんだなという点がグッときました。

Q4:この楽曲を、どんなシーンで聴いていただきたいと思いますか?

 ラストレターという曲自体は、春飛が込めた思いがあると思うんですが、意外と聞くシチュエーションを選ばない曲だなと感じましたね。悲しい時に聞いてもいいし、嬉しい時や、感動しているときに聞いてもいいと思うんです。この曲はこういう場面で寄り添ってくれるというよりかは、先ほども言ったように手紙なので、自分のシチュエーションに寄り添ってくれる曲なのかなと思っています。誰かに何かを伝えたいときとか、心を震わせたいと思ったときに聞いてもらいたいですね。

Q5:歌詞は春飛が伊織に対しての手紙を歌詞にしたということで「ラストレター」というタイトルになっています。これまでにもらった(自分が送った)手紙で心に残っているエピソードはありますか?

 先日祖父が誕生日を迎えて、家族で各々が贈りたいものを贈るというお祝いをしたんです。今回自分は手紙と渡せていなかった自分のCDを贈ろうと思い、かなり久しぶりに手書きの手紙を書きました。僕の家族は昔から親族の誕生日に手紙を書く習慣があるんですが、僕自身は子供の頃、手紙に本当に思っていることを書かなかったんです。

 読書感想文のようにテンプレートが分かっているから、これを書けばノルマが達成できる……みたいに考えていてしまっていたんですよね。それが今大人になって、どんな手紙であっても嬉しいけど、この人はこれを伝えたいんだなって読んだらわかるじゃないですか。きっと昔の自分が書いた手紙をもらった人は、「あ、そんなに書きたくないんだな」と分かってしまっただろうなって。

 それを踏まえて今の自分は祖父にどんなことを書けるかなと思ったんですが、これが不思議なことにたくさん書くことがあったんです。大きい字ではありますが、便箋5枚ほど書いて……。美文じゃなくても、上手な字じゃなくても、本当に書きたいことを心を込めて丁寧に書くということが大事だと改めて気付かされました。祖父は遠くに住んでいて電話をすることはあるけど、手紙って電話とかSNSよりも速度が遅いけどその分しっかり考えて文章を作る時間があるじゃないですか。

 そういった意味でも手紙って気持ちが伝わる素敵なメディアだなと思いました。だからこそ、自分宛に皆さんがいつも送ってくださる手紙も、より一枚一枚、一文字一文字しっかりとお気持ちを感じながら読みたいですね。

Q6:最後に、ドラマと楽曲の発売を楽しみにしてくださっているカラソニファンの皆様にメッセージをお願い致します。

 伊織と春飛が色々な経験を経てまた再びバディとなりこの楽曲を作りました。本編の収録はまだしていないんですが、今回は伊織が春飛に対してどう向き合えるかということが非常に大きなキーポイントになっているんじゃないかなと思います。ドラマを経て『ラストレター』という曲が皆さんにどのように響くのか僕自身楽しみにしています。

 また、今回は伊織と春飛がソロCDで一番手なのは初めてじゃないですか。それもすごく新鮮ですし、この物語と出会ってくださった皆さんがたくさんの思いを受け取ってくれたら嬉しいなと思います。ぜひ楽曲と本編合わせて何卒よろしくお願いいたします!

『東京カラーソニック!! Trust Ep.01 Reboost』あらすじ

 数多の問題を乗り越え、ふたたびバディとして出場を決めた幼馴染の伊織と春飛。

 昨年は見事キングの座を勝ち取り、卒業をひかえる春飛にもう一度優勝を経験させたいと意気込む伊織。

 そんな彼らにふりかかる問題はまだ残っていた。

 天才作曲家として日々前に進んでいく春飛の隣で、伊織は自らの実力に違和感を覚えていた。

 長年伊織の奥底に溜まっていたとある感情がゆっくりと壊れ始める。春飛はそんな伊織に戸惑いを覚えて……。

 一番近くにいるからこそ、一番気づかないものがある。親友との絆、嫉妬、憧れ、葛藤。

 Reboost=再上昇。ふたりが再び上昇する先には、なにがあるのか――。

『東京カラーソニック!!』3rdシーズン ストーリー

 ――これは、近未来の日本を舞台に学生たちが楽曲を共作する無類の青春エンターテインメント! 彼らは音楽を通して、真の信頼に辿り着く――。

 東京カラーソニック。それは色ノ葉音楽学院が開催する一年に一度の音楽フェス。作曲家・ボーカルがバディとなってひとつの楽曲を作り上げ、優勝したペアはキングと呼ばれる称号を得る。半年間で勝負となる一曲を生み出す生徒たち。

今年全国から選抜された生徒は、
横浜校 ボーカル学科2年・小宮山嵐(声優:千葉翔也)
青森校 作詞作曲学科2年・霧島宙(声優:上村祐翔)
埼玉校 ボーカル学科3年・宝田伊織(声優:斉藤壮馬)
千葉校 作詞作曲学科4年・加地春飛(声優:中島ヨシキ)
札幌校 ボーカル学科3年・瀬文永久(声優:梶原岳人)
名古屋校 作詞作曲学科3年・財前未來(声優:木村良平)
大阪校 ボーカル学科4年・倉橋海吏(声優:武内駿輔)
東京校 作詞作曲学科4年・高槻神楽(声優:江口拓也)
京都校 ボーカル学科1年・宮苑巴(声優:広瀬裕也)
熊本校 作詞作曲学科1年・榊旺士朗(声優:梅原裕一郎)
以上、10名。

 卒業間近となった最高学年の春飛、海吏、神楽にとってはラストイヤーとなる重要な年であり、他の選抜メンバーたちもこのカラーソニックに己のすべてをかけている。

 バディと共に過ごす半年間、そこで得られるものは新たな音だけではなく、彼らしか見つけられないバディとの絆がある――。

 今年、彼らはどんな色で世界を彩るのか。東京カラーソニック!! 3rdシーズン開幕――!

『東京カラーソニック!! Trust Ep.01 Reboost』商品概要

230802_EP01_特典まとめ

ジャケット:冨士原良描きおろし
発売日:2023.9.22 (Fri)
価格:2,750円(税込)
収録内容:ドラマ+楽曲「ラストレター」(歌:宝田伊織)
出演:
宝田伊織(CV:斉藤壮馬)
加地春飛(CV:中島ヨシキ)
田所雪也(CV:浪川大輔)
芦野涼真(CV:橘龍丸)
宝田百合(CV:豊口めぐみ)
桐生京矢(CV:関俊彦)
【初回封入特典】
・ミニブロマイド
※全4種(伊織ノーマル・クリア仕様レア、春飛ノーマル・クリア仕様レア)から1枚ランダム
※ノーマルとレアは同イラストです。
・Trust Memory<Reboost>
※バディのイメージビジュアルにお互いへ送る手書きメッセージをプリント
・キャストフリートーク視聴シリアルコード
※クラブアニメイトの会員登録・ポケットドラマCDアプリのインストールが必要です。(ともに無料)
【法人特典】
アニメイト:ジャケットイラスト缶バッジ(直径約56㎜)
タワーレコード:ジャケットイラストスクエア缶バッジ(約53×53㎜)
ステラワース:書き下ろしショートストーリーペーパー
楽天/Amazon他:ジャケットイラストL判ブロマイド

『東京カラーソニック!!』公式サイト
『東京カラーソニック!!』公式Twitter
(C)COLORATION

オススメ
あわせて読みたい