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『灼熱カバディ』内田雄馬&岡本信彦「カバディはネタスポーツじゃない」2人が語る魅力&作品の印象も【インタビュー】

2021.03.24 <PASH! PLUS>

 小学館がリリースするiOS・Android用漫画アプリ「マンガワン」、そして小学館が配信するウェブコミック配信サイト「裏サンデー」にて連載中の、武蔵野創による人気漫画『灼熱カバディ』がTVアニメ化。テレビ東京ほかにて4月2日(金)より放送開始となる。

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 本作は、そのタイトル通り“カバディ”を描くスポーツ漫画。元サッカー選手として優れた実績を持ちながら、スポーツ全般と縁を切って生活をしていた主人公・宵越竜哉が能京高校でカバディに出会ったことからストーリーが展開。「イロモノスポーツ」とバカにしていた宵越だったが、練習を続けるうち、その魅力にのめりこんでいく。

 この度PASH!PLUSでは、宵越役の内田雄馬さん、そして能京高校カバディ部部長・王城正人役の岡本信彦さんにインタビュー。日本ではまだマイナースポーツである「カバディ」を題材にした本作の印象や、カバディに触れることで感じた魅力、さらに内田さんと岡本さんが学生時代に熱中していたことについてなど、たっぷりと話しを伺った。

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内田雄馬&岡本信彦インタビュー

――まず、この『灼熱カバディ』の原作の印象を教えていただけますでしょうか。

内田:オーディションのタイミングで初めて読ませていただいたのですが、カバディというスポーツの自体、僕があまり詳しく知らなかったというのもあって「どういう話になるんだろう?」と想像がつかなかったんですが、この『灼熱カバディ』も主人公の宵越がカバディをイチから学び、その熱さにのめり込んでいくというストーリーだったので、カバディを知らなくてもわかりやすく感情移入できましたね。そして、カバディに真摯に向かう“スポーツ魂”がしっかり描かれていて、気づくとのめり込みながら読んでいました。

岡本:僕もオーディションの時に読んだのですが、“筋肉と汗”という印象がかなり強く残りました。また、カバディシーンでのキャラクターの鬼気迫る表情が、すごく鮮明に熱く描かれていて。特に、王城の表情の差(通常時とカバディ時)がすごいので、アニメでも注目していただきたいです。

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――日本では「カバディ」という名前は知っていても、ルールや魅力については知らない方が大半だと思います。この作品に出演することで感じた、カバディの魅力は?

内田:実は僕も宵越と一緒で、「カバディってネタスポーツでしょ」と思っていました……。

岡本:ね! 僕も「鬼ごっこの強化版」くらいの印象を抱いていました。今回、出演するにあたってカバディについて調べたのですが、鬼ごっこなんてとんでもない! 遊び半分でやっちゃいけないスポーツです。原作を読んだ印象にある“筋肉と汗”というのは、実際のカバディ選手たちを見た印象も同じで。筋肉隆々な方たちばかりで、おそらくそこまで鍛えておかないと、すぐケガをしてしまうんでしょうね。「僕にはできないスポーツだな」と思いました。

内田:(笑) どのスポーツもそうだと思うのですが、筋肉は戦うため、そして体を守るために、自然についていくんでしょうね。

岡本:そうだね。あとは、カバディは手が長い方が有利とのことで、その点でも僕はカバディに向いていないんだろうな、と思いました(笑)。

――向く向かないを考えるということは、カバディに挑戦しようという気持ちがあったんですか?

岡本:ありました! 小学生の頃に友達と「カバディカバディ…」ってふざけて言い合ったりして、その時に少しだけカバディに興味を持ったことがあったので、今回改めてカバディを知るにあたって、挑戦する意欲が湧いたのですが……僕には無理でした(笑)。アニメを見てくださる皆さん、特に男性は「カバディやってみたい」と思うと思います。

内田:体がしっかりされている方は、ぜひやってみてほしいです。

岡本:『灼熱カバディ』キャストだと、恐らくたっつんさん(鈴木達央さん/水澄京平役)はできそうだよね。

内田:確かに! 鍛え上げられた肉体を持っていますしね!

岡本:そんな雄馬くんはやりたくないの?

内田:僕もこの作品に触れて、憧れはしましたが……カバディは知れば知るほど「自分には無理だろうな」と思えてきまして。

岡本:そうなんだよね。やるやらないは別として、カバディの魅力は『灼熱カバディ』のアニメ、そして原作を見てもらえばわかってもらえると思います。知れば知るほど、奥が深いスポーツですよ。

――宵越、王城を演じる上で大事にしたこと、意識したことは?

内田:やはり、カバディのシーンをどう演じるかはすごく悩みましたね。キャント(※途中で息継ぎすること無しに、絶えることなく「カバディ」という単語を繰り返すこと)という非常に独特なルールがあるので……。

岡本:難しいよね! 最初、よく皆さんが想像するような「カバディカバディカバディ…」と早口で連続して言うやり方でやったら、「それはやめてください」と言われて。実際のカバディを見たことがなかったので、何が正解なのかがわかりませんでした。

内田:自分ならどれだけ言えるだろうと思って1度やったことがあるのですが、15秒も言えなかったんですよね(笑)。

岡本:雄馬くんなら、歌いながらやったらもっといけるんじゃない? カバディ~♪

内田:カバディ~♪ 今度やってみようかな(笑)。
自分でやってみたこともあって、実際の選手の皆さんは動きながらやっていると思うと、カバディは本当にすごいスポーツだなと実感させられました。アニメ的表現もありつつ、カバディのリアルも追及するということをディレクションでいただいていたので、そのキャントシーンはかなり意識して演じましたね。

岡本:アフレコでは、キャントシーンで息を吸ってしまったら「その箇所を消しますよ」と言われてはいたのですが……声優的には、吸いたくないんですよね! もう、意地です(笑)。「絶対息は吸わない」という覚悟を持って演じました。

内田:わかります! それが声優の性なんですよね。

岡本:最終的には吸いながら話すという方法を編み出したんですけど、もうこれは息を吸っちゃってるので(笑)。たっつんさんに「ダメだろ」って言われました。

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――ご自身が演じるキャラ以外で、特に気になるキャラクターはいますか?

岡本:やはり、伊達真司(能京高校2年生/CV:武内駿輔さん)でしょう! あの目が大好きです。あれは“強者の目”ですよ。すべてを悟っているようで、発展途上というのも良いです。武内くんの低くて渋いステキな声も相まって、すごく好きなキャラクターです。

内田:僕は、底が見えない王城が気になります。普段はすごく温和で、怒らなそうな見た目なので「何をしたら怒るんだろう? どこまで許してくれるんだろう?」とか考えてしまいます(笑)。

岡本:カバディをバカにしたら一発でしょうね。

内田:あ~そうですね!

――そんな王城や伊達の「カバディ」のように、学生時代に熱中したことがあれば教えてください。

岡本:すぐに思い出せるのは『スマブラ』(※大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ)です。友達の家でずっと対戦していました(笑)。

――ゲーム以外では?

岡本:中学時代はバドミントンをやっていました。1年生の時の顧問の先生がすごく厳しかったのですが、2年生になった時に変わってしまって。その後に冬の大会に出場したのですが、先輩たちに「去年の方が上手くね?」と言われて、すごくショックを受けました……。顧問の先生の厳しい指導により、強くなれていたんです。その頃はバドミントンに熱中していたこともあって、悲しい思い出として残っています。

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――内田さんはいかがですか?

内田:僕は『モンハン』(※モンスターハンターシリーズ)ですかね(笑)。あとは、中学時代は吹奏楽部に入って音楽に熱中していましたが、実はバスケ部か吹奏楽部かで悩んでいた時期もあって。でも、バスケ部はグラウンドを走ると聞いてやめました。

岡本:どのスポーツもそうじゃない(笑)? バドミントンでさえめっちゃ走ったけど。

内田:走るのがとにかく嫌いだったんですよね。小学生の時に野球をやっていたのですが、走るのが嫌すぎて3か月で辞めたというのもあって、吹奏楽に入りました。でも結局、吹奏楽でも走ったんですけどね(笑)。

――その頃にやっていたことで、今の声優のお仕事に活かされていることはありますか?

岡本:小学生の頃にやっていた、ゴム人形遊びかも(笑)。ここは壁があって、あっちは崖がある…など、ないものを想像する力が高まりました。想像力は声優にとってすごく大事なものなので、その頃いろいろと妄想していて良かったと思います。

内田:その想像力についてのエピソード、すごくわかります。僕の場合はラノベ(ライトノベル)なのですが、某ラノベ作品が好きすぎて、自分の中で世界を作り込んでしまって、「こんな声じゃない!」とアニメを見られなかった時期がありました。

岡本:初めて知った! 自分の中で、そのキャラクターの声もイメージで作り上げちゃったんだね。

内田:いないはずの声が、自分の頭の中では聞こえていたんですよ。

岡本:でも実際、脳内の声を再現するのってすごく難しいよね。

内田:そうなんですよね。思い通りの声が出れば、声優としてはすごいことですけど……。でも自分が思う世界観を押し付けても作品は作れないので、あまり役に立たないかもしれないですね(笑)。

岡本:一回見てみたいけどね。雄馬くん監督アニメ。

――ありがとうございます。では最後に、本作の見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。

岡本:ステキなキャラクターたちがたくさん登場し、熱い物語が描かれています。能京高校のそれぞれのキャラクターが大躍進するエピソードもありますので、ぜひ期待していてください。手に汗握る作品になっていると思います。

内田:「カバディ」という名前は知っていても、どんなスポーツか知らない方が多いと思います。そういう方はぜひこの作品でカバディに触れていただいて、「こんなスポーツなんだ!」と驚いてもらいたいです。1話を見終わった時、おそらく開いた口がふさがらなくなっていると思います。熱気が1話からあふれ出ているので、作品を見てエネルギーや魂をたくさん燃やしてください。僕も最初は「カバディってなんだ?」というところから入っているので、皆さんと1つずつ一緒に辿っていけたら嬉しいです!

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作品概要

■TVアニメ『灼熱カバディ』
テレビ東京:4月2日から毎週金曜深夜1時23分~
テレビ大阪:4月2日から毎週金曜深夜2時10分~
テレビ愛知:4月2日から毎週金曜深夜2時05分~
AT -X :4月4日から毎週日曜夜10時30分~(リピート放送:毎週(金)朝4時30分~/毎週(日)朝7時30分~)
長崎文化放送:4月22日(木)から 毎週木曜深夜1時18分~
※放送日時は都合により変更になる可能性がございます。

【スタッフ】
原作:武蔵野創(小学館「マンガワン」連載中)
監督:市川量也
キャラクターデザイン:髙田真理
音響監督:はたしょう二
シリーズ構成:柿原優子
脚本:柿原優子・後藤みどり
音楽:伊藤賢
アニメーション制作協力:ドメリカ
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
製作:TVアニメ「灼熱カバディ」製作委員会

【キャスト】
宵越竜哉:内田雄馬
王城正人:岡本信彦
畦道相馬:佐藤元
井浦 慶:古川 慎
水澄京平:鈴木達央
伊達真司:武内駿輔

公式HP:http://ani.tv/kabaddi/
公式Twitter:@kabaddi_anime

©2020武蔵野創・小学館/灼熱カバディ製作委員会

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