interview

和合真一が“2.85次元”俳優に!教育番組パロディショープロジェクト『うたってにこりん☆』インタビュー

2021.01.04 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 ゲームの企画・開発・運営を行う株式会社ジークレストとエンターテイメントコンテンツを創る株式会社ムービックとの共同プロジェクトとして発足した、教育番組をモチーフにしたパロディショープロジェクト『うたってにこりん☆』。本企画には、人気俳優5名が「うたのおにいさん」として出演し、見どころ満載の本格的な教育番組パロディショーを展開する。

20201118_nikorin_002

 この度PASH!PLUSでは、本作で鹿月扇次(かるな せんじ)を演じる和合真一さんにインタビュー。和合さん演じる鹿月扇次は、上方歌舞伎の家元の次男坊で、うたのおにいさんになる以前は、女型として高い評価を受けていた。ミステリアスな雰囲気の青年で、歌舞伎役者から一転。うたのおにいさんを目指した理由も明かしていない。なにかにつけて川柳を作るクセがある、というキャラクター。キャラクターの魅力を感じた点や、短期間で行われたという濃密な撮影の感想、作品のアピールポイントなどを伺いました。

20210104_wago_002

インタビュー

――最初にこのプロジェクトの話を聞いた際、どのような印象を持ちましたか?

 まず企画書を拝見させていただいたのですが、熱量がとにかくすごくて、そして“うたのおにいさん”という題材もとても面白いなと思った覚えがあります。僕はこの仕事をする前は普通の会社に勤めていて、プランニングの仕事をしていたので、面白い企画に目がないんです(笑)。無限の可能性を秘めていると思ったので、ぜひとも参加させていただきたいと思いました。

――ご自身が演じる鹿月扇次の印象は?

 “うたのおにいさん”と最初に聞いたときに浮かぶイメージって、「みんな~!」と明るく元気に子どもたちに接しているものだと思うのですが、僕が演じる鹿月扇次は違います。ミステリアスでクール。上方歌舞伎の家元の次男ということで、裏ではさまざまな葛藤があっって、台本を読み込めば読み込むほど非常に魅力的なキャラクターだなと思いました。正直、うたのおにいさんとミスマッチ度合いがすごい(笑)。

 また、歌舞伎一家の生まれということで、“和”のテイストを持っているのも魅力かと思います。僕は以前に落語の舞台に出演したことがあるのですが、そこで日本芸能のすばらしさを知って感銘を受けたので、そこで身に着けたものを鹿月扇次としても発揮できたらなと思いました。

20210104_wago_001

――衣装の着心地はいかがですか?

 最初にイラストを見せていただいたのですが「これは、具現化は可能なのか?」と思いました。でも、いざ出来上がったものを見てみると、すごくしっかり作られていて驚きましたね。また、本作には「クリオ」というマスコットキャラがいるのですが、衣装の素材がそれと一緒な布で作られているそうで、こだわりを感じましたね。衣装だけじゃなく、ウィッグも一人一人に合わせてオーダーメイドで作っていただいて、本当に丁寧に作っていただきました。

――撮影期間を通しての感想を教えてください。

 みんなと話していたのですが「この短期間でこれだけずっと一緒にいたら、舞台の1か月と変わらないね」って。それくらい濃密でしたね。この撮影期間は、僕たちにとって有意義な時間だったのではないかと思います。

20210104_wago_003

――レジェンドおにいさん役として、つるの剛士さんが出演されていますね。

 レジェンドおにいさんが本物のレジェンドで(笑)。僕自身『ウルトラマンダイナ』が大好きで、子どもの頃によく見ていたんです。憧れのつるのさんがいてくれたおかげで、僕も鹿月と同じ気持ちになれました。今回つるのさんとは初共演だったのですが、「テレビのイメージそのまま」という印象でしたね。気さくに話しかけてくれて、場を明るくしてくれました。タイトなスケジュールの中、アットホームな感じで撮影が進められたのは、つるのさんのおかげ。つるのさんがレジェンドおにいさんで良かった!

――“うたのおにいさん”を演じるにあたり、参考にした方や、自身にとっての「うたのおにいさんといえば」という方がいましたら教えてください。

 特に“この人!”という方はいないのですが、なぜか「うたのおにいさん」というと強烈に脳裏に焼き付いているイメージがありますよね(笑)。その思い出にあるものを参考にしました。この歳になっても覚えているということは、子どもながらに楽しんでいたんでしょうね。僕自身も、将来的にそうありたいと思いました。子どもたちの思い出に残り続けられる人間になりたい。そして、この『うたってにこりん☆』をそんなコンテンツにしていきたい。子どもたちにも見てもらって、何かインパクトが残せたら良いなと思っています。そして、大人になった時に「あの時見たあれはなんだったんだろう」って思い出してもらえたら嬉しいですね(笑)。

――ありがとうございます。では最後に、本プロジェクトを楽しんでいる方やこれかれ視聴する方に向けてメッセージをお願いします。

 撮影を通して思ったことが、「全てに至って妥協がない」ということ。それだけの熱量を込めた作品になりました。皆さんの反応が とても楽しみです! 自分自身も、これからのコンテンツの成長を見守っていく立場として、楽しみでなりません。今までは、こういったメッセージで「楽しんでください」という一方的な言い方をしていたのですが、今回に関しては「一緒に楽しんでいきましょう!」とお伝えしたいです。

20210104_wago_004

 

(取材・文/米田果織)

「うたってにこりん☆」サービス概要

■「うたってにこりん☆」
ジャンル:【2.85 次元】教育番組パロディショー
配信媒体:YouTube
提供開始:2020年12月

<キャスト>(敬称略)
和合真一、木津つばさ、佐奈宏紀、加藤将、陳内将、徳山秀典、つるの剛士、齋藤彩夏(クリオの声)

<制作スタッフ(敬称略)>
【原作・プロデュース】株式会社ムービック/株式会社ジークレスト
【コーナー楽曲・振付】ケロポンズ
【イラストレーター】夏子
【童謡振付】田中むねかず
【演出】八十島美也子/真島大輝 【童謡アレンジ】レンチ/Nor/ZENTA
【衣装デザイン】新朋子
【技術協力】株式会社千代田ビデオ・株式会社ツウテック
【衣装制作】株式会社コモ
【制作協力】株式会社 TBS スパークル
【ヘアメイク】春山聡子、角尾ひとみ

「うたってにこりん☆」公式サイト:https://www.utaniko.com/
「うたってにこりん☆」公式 Twitter:@utaniko_info
「うたってにこりん☆」公式YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UC2v5rpuxasKceEyhtT6vGDA

©UTANIKO2020

タグ

オススメ
あわせて読みたい