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作品もキャラクターも滅茶苦茶!? 大塚明夫・津田健次郎・下野 紘『アフリカのサラリーマン』対談

2019.09.29 <PASH! PLUS>

 10月より放送が開始されるTVアニメ『アフリカのサラリーマン』。本作は、サバンナも食物連鎖も忘れアフリカの大手企業に勤める、ライオン、オオハシ、トカゲの3匹の会社員の日常を描くコメディアニメです。

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 3匹の社畜生活は、プロジェクトの無理強い、容赦ない減給などなど、人間以上に世知辛い! 荒ぶる暴言&奇行で日々を乗り越えるアニマル会社員の日常を演じるのは、豪華キャスト陣。

 本記事では、温厚な上司であるライオン役の大塚明夫さん、真面目で意識高い系のトカゲ役の津田健次郎さん、何かと周囲を振り回すオオハシ役の下野 紘さんの3人に、作品についてお話を伺いました!

『アフリカのサラリーマン』ストーリー

 サバンナも食物連鎖もカンケーない。日本的社会を生きるアフリカのサラリーマンの汗と涙の社蓄コメディ☆

 アフリカの大手企業に勤める、ライオン、オオハシ、トカゲの3人もとい3匹が織りなすのは、荒ぶる暴言&奇行で日本人的社会を突破する日々。

 プロジェクトの無理強い、容赦ない減給……。人間以上に世知辛いサラリーマン生活を、アニマルたちが大奮闘! 日本中のサラリーマンが共感すること必至!

 サバンナも食物連鎖も完全に忘れ去った、アニマル会社員の日常がここに!!

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ぶっ飛んだ内容にキャスト陣も驚きの数々

――まずはこの作品の出演オファーを受けたときの感想を教えてください。

大塚:オファーを受けたときにはこの作品の存在を知りませんでした。なので「そういうのがあるのね」というくらいでしたが、本を読むとおもしろいじゃんって(笑)。読んだ後は楽しみになりましたね。

津田:僕もお話をいただいて、原作を読んだら無茶苦茶だなって(笑)。無茶苦茶な作品は好きなので、楽しみだなって思いました。その後に宣伝用の写真を撮りますって言われて、3人でリアルなキャラのメイクをさせていただいたんですよ。ぶっ飛んだ作品にしようとしているのがありありと伝わってきて、さらに楽しみになりました。滅茶苦茶にやっていいんだ!って。

 監督もいらっしゃったんですけど、そもそも監督がこういった写真を撮りたいと考えたそうで「無茶苦茶やりたいんですよ」って何度もおっしゃっていました。そういうことならば、ぜひ!と。

下野:メイクに1.5~2時間かかって撮影30分以内という(笑)。僕も撮影現場で「とにかくぶっ飛んだ話を作りたいんで」という話を何度も監督から聞いていて。それで「僕ちょっと動物園に取材に行ってくるんで」と去っていったんです。

大塚:収録が始まってからも、監督からどういう方向性にしていくのかという詳細はもらってないんですよね。芝居にしても要望がないんですよ。だから、手探りでこんな感じでいいのかなって。周りを見てもみんなが探りながらやっている感じがおかしくて(笑)。特に苦しんでるのは下野さんですよね。これでいいの?って不安そうに何度も後ろを振り返りながらやっているのを見ると大変だなあって。

津田:台詞量も多いですしね。

下野:台詞量が多いことよりも、何が正解かわからないんです(笑)。オオハシはコンプライアンス的に“アレ”という説明がありましたがアレすぎて(笑)。どうしたらいいんだろう、大丈夫かなって思いながら演じています。

――それぞれご自身が演じるキャラがどんなポジションだと感じていらっしゃいますか?また、この3人で誰がキャラと本人が似ていると思いますか?

大塚:誰が似ているんだろう…。

津田:それはライオン先輩じゃないですか。

大塚:僕はあんなに鈍感力が高くないしあんなに無能じゃないよ(笑)。

津田:確かに、ライオン先輩は肉食獣ですけど、肉食感が少ないですもんね。(大塚)明夫先輩の方が肉食感が強いですよね。

大塚:そこは他のものを捨てて、“いい人”っていう方向に突っ走ったんです。振り切ったキャラクターたちがいっぱいいるなかで、中途半端なリアリティを作っても埋もれるだけだと思って。どこまでも人がよくて、能力は低いというところに重点をおきました。

下野:ライオン先輩を通して、明夫さんの可愛さが前面に出ているなって思うんです。ふだんのかっこいいところとか、渋いところとかも全てをきれいに抜きとった感じで。こういうタイプの明夫さんは初めてですね。

津田:毒を抜いた感じがするんですよね。たまに劇画タッチになる場面では、いつもの明夫さんを感じるときはありますけどね(笑)。

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大塚:トカゲはアフリカ商事の良心だよね。

津田:とてもまともなので、トカゲはバランサーだなと思っています。タイプの違うボケ2人にはさまれたツッコミ役なんです。仕事もできるらしいんですよ。

下野:大変ですよね。ボケたいのにボケられないのは。

津田:そうなんですよ(笑)。楽しいですけどね。

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下野:僕が演じるオオハシは、ボケの筆頭になるキャラです。

大塚:下野さんは全くこういうタイプの人じゃないのに、無理やり作って演じているよね。

下野:シーンとして気持ちを込めてはいるんですけど、ところどころ、文字を記号として発しているだけだと思っています。

津田:オオハシには心がないからね。ただのクソヤローだから(笑)。

下野:クソヤローですね(笑)! 1話からクソヤローだけど、どんどんひどくなっていって。ライオン先輩とトカゲくんがいなかったら会社を辞めていると思います。懐の深い2人がいるからオオハシは働けているんだと思います。

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――作品紹介で「世知辛いサラリーマン生活」とありますが、皆さんが普段世知辛いなあと思うことはありますか?

下野:飲み会どころかランチくらいでも誘うと、今どきの子は「いやちょっと僕はいいんで」って、さらっと断るんですよ。よく言うなって(笑)。

津田:即答だ。まさに、1話でもそういうシーンが出てくるよね。

下野:ホントです。こっちも勇気をもって言っているので(笑)。世知辛いというか、ちょっとさびしいですよね。

大塚:もう、俺は年齢的にそういうのはあまり感じなくなったよ。

――サラリーマンとして働く彼らを見て、共感できる部分はありますか?

大塚:僕はやっぱりサラリーマンではないので、彼らが会社員として背負っている部分に共感するのは難しくて、想像で演じるしかないんですよね。

津田:声優でいえば、これって同じ現場に毎日行き続けるみたいな感じなのかな。同じ場所で毎日9時~20時まで働くような? なかなか、想像できないですね。この3人を見ていると、サラリーマンの悲哀よりむしろ、楽しそうな気がしますね。

大塚:いや、3人が楽しんでいるというか、この3人を見ている人が楽しいんじゃないでしょうか(笑)

――最後に作品の見どころを教えてください。

大塚:いわゆる日常系だから、ここがポイントでここが見どころというのは難しいですが、動物園ってみんなライオンだったらつまらないと思うんです。キリンもいればゾウもいて…いっぱいいるから、楽しいわけで。ラーテルとかたくさんの突き抜けたキャラクターが居るので、その楽しさじゃないでしょうか。

下野:意外とそれぞれの動物の特性をきちんと出してくるところですかね?

津田:何でもアフリカって名前につけときゃいいっていう、雑さがあるんですけど、細かいところで動物の特性をいかしているんですよね。

大塚:ストーリー上、動物である必要性はまったくないのにね。

下野:オオハシってアフリカに存在してないですしね。

津田:トカゲも微妙ですし、アフリカを背負っているのはライオン先輩だけですね。シーンでいえば1話の冒頭部分だけがアフリカっぽいですよね。この3人もそうですけど、ゲストがいっぱいいらっしゃって、みんな好き放題に演じてるやっている良さがありますね。1話完結で、どこから観ても楽しめるのもいいなぁと思います。

下野:オオハシ役としては、どこに規制がかかっていて、どこにかかっていないのかが気になります。というのも、PVでは中指を立ててるところには規制がかかっているのに、ライオン先輩の奥さんをおかずにしているという指の動作はOKみたいなんです。

 あと、『アフサラ』収録史上、最も問題となったソープ発言というのがあって。ソープはちょっと…泡風呂でお願いしますと言われて、余計にいやらしいだろって思ったんですが、その翌週にはソープで大丈夫ですって。その辺の基準がわからないんですよ。

大塚:忖度しすぎじゃない?

下野:オマージュも多いですよ。いろんな作品が登場しますよね。

津田:パロディだらけですね。1話だけでも、盛りだくさんなんで、おなかいっぱいでした。

下野:「石鹸洗剤」っていうセリフも出てきますよね。

津田:『このすば』(この素晴らしい世界に祝福を!)のセリフそのままですよ。アフレコ現場でこれは僕にしかわからないだろうって思ったんですけど(笑)。KADOKAWAさんだからできたんですね。

下野:そういうシーンがいっぱいありますので、とにかく細かいところまで、じっくり観て楽しんでもらいたいですね!

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DATA
■『アフリカのサラリーマン』

公式サイト:http://afusara.com/
公式twitter:@afusara_P

ON AIR:
TOKYO MX…2019年10月6日(日)より毎週日曜24:30~
テレビ愛知…2019年10月8日(火)より毎週火曜27:05~
KBS京都…2019年10月6日(日)より毎週日曜24:45~
サンテレビ…2019年10月6日(日)より毎週日曜25:00~
BS11…2019年10月6日(日)より毎週日曜24:30~

STAFF:
原作=ガム(KADOKAWA / MFCジーンピクシブシリーズ)
監督・総作画監督・美術設定・美術監督・色彩設計・撮影監督=畳谷哲也
シリーズ構成・脚本=百瀬祐一郎
キャラクターデザイン=pHスタジオ
オリジナルキャラクターデザイン・プロップデザイン=HOTZIPANG
アニメーション制作=HOTZIPANG

CAST:
ライオン=大塚明夫
トカゲ=津田健次郎
オオハシ=下野 紘
殺傷ハムスター=木野日菜
カメ社長=石田 彰
シシ村=喜多村英梨
ゴリ美=小倉 唯
カラカル=神谷浩史
ラーテル=鈴木達央
ミツオシエ=河西健吾

©Project AFRICAN OFFICE WORKER 2019