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【グラブル9周年記念・六竜紹介企画】特に知性が光るコンビ? ル・オー&フェディエル編

2023.03.15 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

【NPC】リミテッド_ル・オー
▲SSレア[六竜の『白』]ル・オー&SSレア[六竜の『黒』]フェディエル

 『グランブルーファンタジー(グラブル)』で、3月10日の9周年を記念したシナリオイベント“. . .and you.”が開催中。特集企画として、本イベントに深くかかわる六竜を全3回の連載で紹介していきます!

 マルチバトル“六竜討伐戦”のボスとして実装された、ウィルナス、ワムデュス、ガレヲン、イーウィヤ、ル・オー、フェディエルの6体。当初から強大な存在であるとユーザーから認識されていましたが、シナリオイベント“OLD BOND”やバハムートの限界超越エピソードなどで世界に大きく影響する“楔”という重要な立ち位置にいることが明かされました。

 そんな彼らはどのような存在で、どのように世界とかかわっているのか。3本目となる本記事では、六竜の中でも特殊な役割を持ち、趣味も(カテゴリこそ異なるものの)同じ「観察」となっているル・オーとフェディエルについて深掘りしていきたいと思います。

【『グラブル』九周年特集企画 掲載スケジュール】
3月4日12:00(土) 空の世界エンジョイ勢かも? ウィルナス&ワムデュス編
3月8日12:00(水) どちらも“愛”がキーワード? ガレヲン&イーウィヤ編
3月15日12:00(水) 特に知性が光るコンビ? ル・オー&フェディエル編

※本記事の内容は筆者による独自の解釈によるものです。サイゲームスおよび『グランブルーファンタジー』開発チームの意見とは異なります。

真面目さ故に苦労人? 六竜の実質的なまとめ役 ル・オー

02
▲SSレア[六竜の『白』]ル・オー(上限解放後)

年齢 20代前半の男性を想定(ヒト型時)
身長 178cm(ヒト型時)
種族 エルーン
趣味 観察
好き 役割の遂行
苦手 人間態の感覚
声優 佐藤拓也
関連ストーリー OLD BOND
. . .and you.

 
 光の理であり、「白」の名を冠する竜。歪な創世を果たした空の世界を正すことを望むその強き意思は、楔として在らんとする志故か、か弱き空の命への慈悲故か。いずれにせよ、彼は空の世界の在るべき姿と存続を望む。(ルリアノート登場人物紹介 SSレア[六竜の『白』]ル・オー より)

 ル・オーは光の元素を生み出す理。今まで紹介した4体と同じく世界の楔“六竜”の一体ですが、彼とフェディエルはこの世界の生と死を暫定的に再現しているという特殊な役割も担っています。

 ヒトに対する理解度や姿の再現度は六竜の中でも随一で、読み書きや言葉使いはもちろんのこと、ヒトの感情の機敏まで理解したような振る舞いを見せるのは流石の観察力というべきところ。

 几帳面な性格から六竜の中では主にまとめ役のような立ち位置に収まっているものの、立場のしがらみやクセのある仲間たちにやや振り回されがちで苦労人のように見えることも。厳格な態度とは裏腹にどこか好感を得てしまう御仁です。

07
*注釈1

03
*注釈1▲エキセントリックなオロロジャイアの口調を指摘しつつも、頼まれごとについては事情を慮って追及を行わないル・オー。真面目さを所以とした人徳を感じます。

几帳面さは姿に出る! ヒトへの理解度は六竜トップ?

 ル・オーは、時間の基準に関係する光を体現していることが関係しているのか、自身も立場に対して狂いなく行動するかのように几帳面で真面目な性格をしています。

 シナリオイベント“OLD BOND”では、世界の楔としての使命に必要であれば不本意でもビィの力を譲り受けることへ積極的になる一方で、仲間との議論で“試練の結果によって処遇を決める”となればそちらに従い、主人公たちに必要な情報は自身にデメリットとなる内容でも律儀に伝えるなど、融通が利かないわけではないものの、人によっては偏屈に映るほどの拘りようです。

04
*注釈2

05
*注釈2▲ビィが力を譲り渡すことの弊害を説き、さらには六竜とヒトの感覚の隔たりを非礼として詫びるル・オー。頑ななまでの実直さです。

 ヒトの姿を模す際も他の六竜と比べて“正しくヒトを模す”といった趣を感じる姿をとっているのが印象的。厳格さを感じる服装や正確な言葉遣い、ヒトの時間の流れを考慮した振る舞いには、彼の几帳面な性格をうかがわせます。プレゼントを受け取った相手からお礼の品が届く“グランブルーファンタジー バレンタインデーキャンペーン/ホワイトデーキャンペーン”ではどのようなお礼の品が届くのか非常に気になるトコロ!

 しかし、六竜の視点で見れば“時間感覚をヒトに合わせすぎている”ということになるようで、ほかの六竜たちからはせっかちに見えてしまう模様です。

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*注釈3▲ヒトの寿命や時間感覚の違いも理解できている模様です。

慈悲を見出さざるを得ない、無意識に優しいお方

 自らの役割に忠実であり、スキのない容姿と態度から“真面目で厳格”というイメージを与えるル・オー。ヒトに対しては友好的である以上に“上位存在として守るべきモノ”として見ているようで、責任感の高さから“不本意な形の死(=滅亡)”を避けるべく奔走している様子です。本人にはガレヲンのように優しくしようという気持ちはないようですが、その姿は見る者に優しさを感じさせます。

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*注釈2▲ウィルナスから“親切心は表に出したほうがいい”とアドバイスを受けた際の一言。あくまで当人にはそういった意図はないようです。

 ビィの力を譲り受けることに積極的だったシナリオイベント“OLD BOND”でも、意図せずとはいえ六竜の中で憎まれ役を引き受ける立ち回りをしたほか、“特異点”である主人公たちの力に対しては「ひとりのヒトの子にとってはどうなのだろうね」と上位存在からの視点ですが世界ではなく個人の幸せを案じたコメントを残すなど、その行動には慈悲を感じずにいられません。

09
*注釈2

 ル・オー自身のフェイトエピソードでは、オロロジャイアのサポートをきっかけに、接触した老婆に対して老体を労わるような行動を取るなど、責任感に起因する無意識なやさしさを感じられます。また、不完全な世界とそれを正せない力不足を憂いながらも、怒りはその状況を作った神に向かっているところも空の世界に生きる命に対する配慮をうかがわせます。

10
*注釈3

11
*注釈3▲あくまでオロロジャイアのサポートで成り行きなものの、結果的には老婆を介護する形になるル・オー。慈悲とも取れるような行動に出るのは責任感によるものでしょうか。

発言に反して思考はロジカル。番大好き竜・フェディエル

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▲SSレア[六竜の『黒』]フェディエル(上限解放後)

年齢 20歳前後(ヒト型時)
身長 209cm(ヒト型時)
種族 ドラフ
趣味 番の観察
好き ヒトの文化
苦手 ヒトの礼儀(ややこし過ぎるのではないかや!?)
声優 恒松あゆみ
関連ストーリー 龍血戦争
OLD BOND
HAPPY WHITEDAY!(2022年)
謹賀新年!(2023年)
. . .and you.

 
 闇の理であり、「黒」の名を冠する竜。塵にも等しき弱きものが、火灯しの風となり世に満ちてゆく様に興味を引かれ、より近くで「観察」し、己の好奇心を満たすためだけに世に舞い降りた。理たる竜にとって人々の差異はあまりにも微弱で、番とそれ以外を見分けることもままならずにいる。(ルリアノート登場人物紹介 SSレア[六竜の『黒』]フェディエルより)

 闇の元素を生み出す理・フェディエルは、世界の楔にして超常的存在である“六竜”の一体。しかし、自身が単体で完結する存在であるために、他者と交わって子孫を作り一族を継いでいくこの世界の命に興味を持っている様子です。

 特に“番(つがい)”に対する興味はひときわ強く、仲がよさそうな複数人を見るとすかさず番かどうかを聞きに行くほど。はたから見ているとその姿はかなりエキセントリック。

13
*注釈4▲番に対する興味は非常に強いものの、認識は非常にロジカル。その温度差が人知を超えた存在であることを感じさせます。

 ちなみに、ル・オーと同じく観察が趣味ですが、彼女の場合はあくまで番専門。ヒトの姿を模す際にはドラフの特長を男女両方とも取り入れてしまうなど、ヒトから見るとだいぶアバウトな感性をしている様子です。

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*注釈4▲番に興味はあっても、番を作る生き物たちについての知識は疎い様子です。

エキセントリックに見えて……? 心配りもつつがないムードメーカー

 シナリオイベント“龍血戦争”で初登場となったフェディエル。男女両方の特徴を持つ性別不詳のドラフ族という異質な姿に加えて、番(つがい)に対する強烈な興味を見せてユーザーに大きな衝撃を与えました。

 これだけを見ると大分エキセントリックな存在ですが、その後の動向を見ていくと“ややこし過ぎる”と評しつつもヒトの礼儀を覚えたり、ハプニングを起こしながらヒトの常識や営みをおもしろがり、それに順応しています。わがまま一辺倒というわけではなく、ヒトに対しても気さくで友好的な模様です。

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*注釈4▲気さくな性格で距離感も近めのフェディエル。周囲をさわがせつつ、毎日をおもしろく過ごしています。

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*注釈5▲ヒトの文化に興味があるフェディエルにとっては、苦手であるヒトの礼儀も興味の対象となっているようです。

 気さくな性格を活かしているのか、シナリオイベント“OLD BOND”では主人公たちと他の六竜を引き合わせるだけでなく、内容は興味に全振りしてはいましたが“試練”という形を提案する姿も。

 その後も、他の六竜に対して(自身の興味が最大の理由ですが)空の世界と交流するように促したり、“グランサイファーお笑い大会”の発起人になったりと、その性格によってムードメーカーになることも多いようです。

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*注釈2▲自分の興味優先とはいえ“でぇと”のお膳立てを行う場面も。対人関係におけるバランス感覚のよさがうかがえます。

番マニアと侮るなかれ。知性が光るフィールドワーカー

 フェディエルの印象として特に強いのは“番”をはじめとしたヒトの文化に対する強い好奇心。一度興味を持つと質問が止まらない様子はまるで子どものようです。

 しかし、そんな姿に反して理知的な質問の投げかけ方や返答を受けて考察を重ねる思考スタイルは、非常にロジカルで高い知性を感じさせます。

18
*注釈6

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*注釈6▲超常的存在という立場が作用して、思いもよらない見地に至ることも。ふとした会話からのぞく知性が際立ちます。

 出産現場の見学や妊婦との会話を通して、子どもを産んで育てていくヒトの営みについて、その過程で行われていく“文化の継承”にも意義があると理解する様子は、さしずめ空の世界についてフィールドワークを行う研究者といったところ。

 ル・オーからは“享楽を言い換えただけ”と評されましたが、「正しい判断と差配には、世界を知る必要がある」との発言から、“番”をはじめ“受け継いでいく”人間の営みに強く注目しているのは自身が暫定的に死を再現しているためでは? と考察したくなるポイントです。

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*注釈5

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*注釈5▲ロジカルな思考ではあるものの、ヒトの感情や精神を否定せず理解できるというところにも知性の高さが感じられます。

知性を感じるふたりの活躍が気になる!

 『グラブル』の世界における生と死を再現するという点で、他の六竜よりも特殊な立ち位置を感じさせるル・オーとフェディエル。

 真面目で責任感の高いル・オーに自身の興味を優先するフェディエルと、性格的にはほとんど対照的なふたりですが、どちらも趣味を観察としていたり、行動の端々に知性を感じさせたりとその活躍を見ていくと意外な共通点もチラホラ。

 シナリオイベント“OLD BOND”では、ふたりで調子に乗っていたイーウィヤを諫めており、意外と息が合うようにも見受けられますが、実際にコンビを組んだ際にはどのような化学反応を起こすのか気になります!

22
*注釈2

23
*注釈2

 なお、ゲーム内にて3月21日20:59まで開催中の九周年記念イベント“. . .and you.”では、3月11日17:00のストーリー更新で7話~エンディングまでの物語が解放されています。

 本記事で紹介したル・オーとフェディエルをはじめとした六竜が大活躍している他、特集の中でクローズアップした内容だけでなく、新たな一面を思わせる場面も。報酬としてさまざまなアイテムも獲得可能なので、ぜひプレイしてみてください!

【注釈】
*注釈1:シナリオイベント“. . .and you.”より
*注釈2:シナリオイベント“OLD BOND”より
*注釈3:SSレア[六竜の『白』]ル・オー フェイトエピソードより
*注釈4:シナリオイベント“龍血戦争”より
*注釈5:SSレア[六竜の『黒』]フェディエル フェイトエピソードより
*注釈6:SSレア[六竜の『黒』]フェディエル :“謹賀新年!”会話より

※画像はゲーム画面のキャプチャーを含む。
『グランブルーファンタジー』公式サイト
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