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『交響詩篇エウレカセブン』が劇場3部作として2017年より映画化。“ファースト・サマー・オブ・ラブ”がついに描かれる!

2017.03.17 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

3部作第1作目は今年公開!

 アニメ『交響詩篇エウレカセブン』が劇場3部作として映画化が決定した。タイトルは『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』。第1弾は2017年内に公開予定(配給:ショウゲート)。

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 本作の縦軸は、主人公“レントン”とヒロイン“エウレカ”の物語。すべては、10年前に世界を揺るがせた大事件“ファースト・サマー・オブ・ラブ”から始まるが、TVアニメ版で何度か言及されながらも、正面からは描かれてはこなかった。その“ファースト・サマー・オブ・ラブ”が、ついに映像化される!

 “すべての始まり”が明らかになるとともに、作品も大きくエボリューション(進化、発展)。映画3部作は、すべてのセリフを再構築し、新作映像と再撮影された新たな映像で構成されるとのこと。

 シリーズを再起動させるにあたり、総監督・京田知己さん、脚本・佐藤大さん、キャラクターデザイン・吉田健一さんのオリジナル・スタッフが12年ぶりに集結。リメイクでもリミックスでもない、12年のキャリアを積んだ3人が新たな構想に基づいて取り組む、まだ誰も観たことがない新しい『エウレカ』に期待が高まる。

 場面カットには血塗れのエウレカの姿も見られる。彼女に何が起こるのか…展開が気になる一枚だ。

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 また、劇中の挿入歌を担当する『ハードフロア』からのコメントも届いている。

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私たちはこれまでにも何度もインタビューでオーディエンスへ向けてのメッセージを求められてきましたが、私たちは自分たちの音楽についてのコメントは避けてきましたし、深いメッセージを込めて作曲を行ってはきませんでした。私たちは音楽自体がそれを語り、またリスナーが私たちの音楽から印象や物語、映像や意味といったものを自由に感じ取ってくれることを期待しています。

 『Acperience 7』を制作するにあたり、私たちはただHardfloorらしいトラックをプロデュースすることに専念しました。映画に合わせようとHardfloorらしくないトラックを制作するのではなく、Hardfloorらしくあることこそ京田総監督の求めてくれていたことだからです。
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◆ハードフロア

 ハードフロアはドイツ・デュッセルドルフ出身のオリバー・ボンツィオとラモン・ツェンカーの二人組で、ドイツでまだアシッドハウスやテクノが産声を上げたばかりの1991年に結成された。

 9分に及ぶ『アクペリエンス1』をリリースした彼らは、それによってドイツのクラブシーンに衝撃を与えた。このシングル曲は彼らの名前を世界中のクラブシーンに知らしめるきっかけともなった。

 その後のクラブ・ミュージック・シーンにおけるスタンダードになった、旋律のループによる構築や手の込んだパーカッションのブレークによって『アクペリエンス1』はダンスフロアのアンセムとなり、ハードフロアはリミキサーやプロデューサーとして引く手あまたの存在になった。

 ハードフロアが手がけたマイク・オールドフィールド、シェイメン、ニュー・オーダー、デペッシュ・モード、モリ・カンテといったアーティストのリミックスは現在でもクラブ・クラシックとして知られている。

 初期の数作をアイQレーベルから発表した後、伝説のデビュー・アルバム『TB・リサシテイション』をはじめとするハードフロアの作品の多くはスヴェン・フェイト主宰のハートハウス・レーベルからリリースされた。

 初期のフロア向きのトラックから、ハードフロアの作品はヒップホップ、エレクトロ、ブレイクビート・テクノやアシッドハウス以降に生まれてきたトリップホップ、エレクトロニカといった音楽を吸収して進化を遂げていった。アルバムごとに少しずつ異なるサウンドを生み続けてきた彼らだが、今やローランド社のTB-303を象徴するアシッド・サウンドにこだわり続けてきた。

 彼らの代名詞ともいわれるTB-303のマニピュレーションはテクノの世界に革新をもたらせた。ラモンとオリヴァーは複数の「魔法の銀のボックス」(TB-303)によりキャッチーなシーケンスやベースラインを生みだす匠として、後世に影響を与えた。彼らのスタイルを模倣するものも多く現れたが、彼らを凌ぐ存在となったものは一人もいない。

 2011年には20周年を記念したCDボックス・セット『20-Two Decades Of Hardfloor』をリリースし、その3年後、2014年には9枚目のスタジオ・アルバム『The Art Of Acid』を発表した。それ以降は様々なレーベルから数枚の12インチ盤をリリースし楽曲提供も行っている。2017年には25周年を記念した10枚目のアルバムが発表される。

DATA
『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』

ROADSHOW:2017年 全国ロードショー
HP:eurekaseven.jp

STAFF:
総監督=京田知己
脚本=佐藤大
キャラクターデザイン=吉田健一
原作=BONES
監督=清水久敏
メインメカニックデザイン=河森正治
コンセプチャルデザイン=宮武一貴
デザインワークス=武半慎吾、齋藤将嗣、出渕裕、コヤマシゲト
キャラクター作画監督=藤田しげる、倉島亜由美
特技監督=村木靖
メカニック作画監督=阿部慎吾
メインアニメーター=柿田英樹、金子秀一、大塚健、横屋健太、長野伸明、工藤糸織
美術監督=永井一男
美術監督補佐=本庄雄志
色彩設計=水田信子
編集=坂本久美子
撮影監督=木村俊也
音響監督=若林和弘 音楽=佐藤直紀
挿入曲=『Hardfloor』
アニメーション制作=ボンズ
製作=バンダイナムコエンターテインメント、バンダイビジュアル、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、毎日放送、ボンズ
配給:ショウゲート

 特報映像は公式サイトのほかに、3月18日より上映劇場にて順次上映開始。
TV-CMは3月19日放送のTVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』枠を皮切りに、MBS、MXにて放送。
©2017 BONES/Project EUREKA MOVIE

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