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映画『聲の形』より、キャストと原作者、監督たちのアフレコ現場からのコメントが到着

2016.07.27 <PASH! PLUS>

キャストのオフィシャルスチールや、アニメ本編の追加場面写真も公開!

オフィシャルスチール ©大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

 映画『聲(こえ)の形』より、今回はアフレコ現場からメインキャストたちと、山田尚子監督、原作者の大今良時から感想コメントが届いたのでご紹介しよう。キャストはおのおの自分が演じた役について語り、山田監督と原作者がそれぞれ主人公2人について所感を述べている。

●石田将也/CV:入野自由
<入野自由コメント>
 監督と最初にお話ししたときに言っていた、人と人とが繋がりたいのにそうなれない、伝えたいけど伝えられないという部分の“人の内側にある葛藤”を大切にしていきたいと考えながら演じさせていただきました。最初は指針を決めるまでが大変でした。

<山田尚子監督から入野自由について>
 入野さんは、じっくりセリフの意味と将也という人間を咀嚼しながら、丁寧に丁寧に世界を作ってくださいました。そのおかげでもうずっと前から石田将也という青年を知っていたような、ふしぎな感覚を味わいました。
 アフレコ中、入野さんは将也と同じ速度で、同じ高さで、同じ温度で彼の世界を観ようと、じっと寄り添っていらっしゃるように感じました。そんな入野さんに対して、もう信頼しか生まれない状態でしたので「ここの将也はどんな気分なんですか?」とか逆に質問してしまうようなこともありました。私の目にはもう入野さんが将也にしか見えなくなっていましたので…。
 等身大の、なんだかほっとけない魅力のある最高の将也が誕生したと思います。

<原作者・大今良時から入野自由について>
 入野さんは将也をちゃんと主人公にしてくれました。将也がどんな声をしているかは、正直わからなかったんですけど、聞いたときはかなりしっくりきました。
 ストレスを感じない声というか、演技というか、もしかしたら漫画の読者の人たちが脳内再生していた声ってコレだったのかもしれないなあと思うくらいでした。

●西宮硝子/CV:早見沙織
<早見沙織コメント>
 硝子にはいっぱい面白いところがあると思いますが、人間味があるところに惹きつけられました。
 声は入れてないんですが、誰かが会話している後ろでもけっこう動いているんです。家族の会話のときにドヤ顔をしていたりして「普段こういう顔をしているんだ」とかわいく思いました。しゃべり方や声の出し方など技術的な面も難しかったですし、アフレコ現場は静かな湖畔みたいな澄み切っている空気で、わずかなものの動きとかがすごく伝わってくるんです。
 でも硝子として聞こえていないはずのものを1つ1つ気にしてしまうと、まったく思っていたものと違う声をあててしまうこともありました。

<山田尚子監督から早見沙織について>
 ほかの役者さんたちが揃ったなかでの収録でした。周りの音を聞かないことに集中されていたように思います。早見さんが硝子として第一声を発した瞬間、ひたむきで、頑固で、むきだしの西宮硝子はこれなんだ! と感じました。早見さんは、硝子になるために、きっとものすごいバランスで主観と客観を行き来されていたのだろうな…と思います。
 硝子を、しっかりとした思いのあるひとりの少女として存在させてくださいました。きっと、この映画を観終わった後にまたじんわりと硝子に会いたくなるんじゃないかなぁと思います。すこし、恋に近い感じ。
 なんだか硝子の体温とか匂いとかまで感じられるようなところまで、早見さんはやりきってくださいました。

<原作者・大今良時から早見沙織について>
 早見さんの演じる硝子の声を聞くたびに感じる緊張感、それはまさに本当の聴覚障害者の方の声を聞くときに感じる緊張感でした。ものすごくリアル。もうすこしアニメ用というか、演技っぽく感じるものになるのではと思っていたので、とても驚きました。その上で、アニメとして普通に聞いていられる声だったので本当にすごいと思いました。自分の中にいなかった新しい硝子がそこにいた、という感じでした。

●西宮結絃/CV:悠木 碧
<悠木 碧コメント>
 とにかく我慢強くて優しい人です。でも、彼女の若くて不器用な部分が、そんな優しいところを必死に隠そうとしていて…そこがなんとも人間くさくて…。どうしようもなくかわいい子だなと思いました。
 また、アフレコ内で、「一番イケメンにしてください」と言われ、あまりイケメンを担当した事が無かったので、精一杯背伸びしています(笑)。

●永束友宏/CV:
<小野賢章コメント>
 永束君はお調子者だけど仲間想いで真っ直ぐ。愛されキャラなので良いやつだなぁ~と思ってもらえるように気を付けて演じました。

●植野直花/CV:金子有希
<金子有希コメント>
 人間生きていると「嬉しい!」「悲しい!」だけじゃなくて、「嬉しいけど…」「悲しいけど…」と一度にいくつもの気持ちを持つことは多いと思います。そういう気持ちをどのキャラクターも持っていて、とても人間らしい繊細な作品になっています。それ故の難しいとこともあって「このシーンはこういう気持ちでやってます」と言葉で言うのが私には難しかったです。例えばですが、私は責める気持ちのほうが強いと思っていたけど、ここは思いやりの気持ちがもっとあるんだよ、というようなシーンとかもあって、少しの差異でまったく違うので、そういうところが難しいなと思いました。

●佐原みよこ/CV:石川由依
<石川由依コメント>
 佐原は、優しくて、とても強い女の子です。でも決して初めからそうだったわけではなく、悔しさや辛さをたくさん経験し、自分の弱さを克服しようと必死に考えて乗り越えてきたからこその、強さであり優しさだと思います。だからこそ、ふいに弱い部分を突かれると、急に弱気になってしまう脆い部分もありますが、そんなところもまた、私は好きです。
 佐原の根底にある弱さに似ているものを私も持っていますが、私は同じ境遇に立ったら、逃げてしまい、自分を直視できないのではないかと思います。常に自分と向き合っていて、困っている人がいたら迷わず助けようとする、そんな優しくて強い心を持つ佐原は、私にとっての憧れです。

●川井みき/CV:潘めぐみ
<潘めぐみコメント>
 誰かのせいにしたい、訳じゃない。自分の思う正義を振りかざした結果、人を傷つけてしまう。彼女の言葉や気持ちに嘘がないからこそ、えぐられるものがあるというか。その不器用さが愛おしくもあり、難しかったところですね。

●真柴 智/CV:豊永利行
<豊永利行コメント>
 真柴くんもほかのキャラクターと同じように、過去に大きな闇を抱えている子なので、表にどれだけその要素を含めるか、また隠すか、そこのバランスをリアルに演じる事が難しかったです。あざとくならないよう心掛けたつもりではいますが…いかがだったでしょうか? 
 闇を抱えてはいますが、それでも前を向いて一生懸命生きている様は非常に好感が持てます。


 今回のアフレコ感想コメントと併せて、入野自由、早見沙織、山田監督、大今良時たちが並んだアフレコ現場からのオフィシャルスチールも到着した。また、アニメ本編の追加場面写真も公開された。これらもご覧いただこう。

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DATA
映画 聲の形

ROADSHOW:2016年9月17日(土)より、新宿ピカデリー他全国ロードショー
HP:http://koenokatachi-movie.com
Twitter:@koenokatachi_M

STAFF:
 原作=『聲の形』大今良時(講談社コミックス刊)
 監督=山田尚子
 脚本=吉田玲子
 キャラクターデザイン=西屋太志
 美術監督=篠原睦雄
 色彩設計:石田奈央美
 設定:秋竹斉一
 撮影監督:髙尾一也
 音響監督:鶴岡陽太
 音楽:牛尾憲輔
 音楽制作:ポニーキャニオン
 主題歌:aiko
 アニメーション制作=京都アニメーション
 製作=映画聲の形製作委員会
 配給=松竹


CAST:
 石田将也=入野自由
 西宮硝子=早見沙織
 西宮結絃=悠木 碧
 永束友宏=小野賢章
 植野直花=金子有希
 佐原みよこ=石川由依
 川井みき=潘 めぐみ
 真柴 智=豊永利行
 石田将也(小学生)=松岡茉優 ほか

STORY:
“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを機に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。
 しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて5年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。
“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語―。

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