interview

『アニナナ』撮影監督・津田涼介さんに聞くライブシーンのこだわり

2021.09.10 <PASH! PLUS>

 TVアニメ『アイドリッシュセブン Third BEAT!』が2021年7月4日よりTOKYO MX、BS11ほかにて放送中です。

 今回は、PASH!9月号に掲載された、撮影監督の津田涼介さんへのインタビューを一部掲載します!

【本誌転載用選定案】PASH9月号-1

撮影監督・津田涼介さんインタビュー

――『アイドリッシュセブン Third BEAT!』(以下、3期)の制作が決まったときのお気持ちは?

 1期も2期もアイドルたちには大変なことがたくさん起こりましたが、3期はさらに重たい内容になっていきます。

 より雰囲気づくりが大切になってくると思いますので、プレッシャーも感じていますが、またこの作品に関わることができてとても嬉しかったです。

――アニメ作品において、「撮影」はどのようなことをするのですか?

 作画さんが人物などの絵を描いて、仕上げさんが色をつけた素材が撮影のところに届きます。

 また、それとは別に背景さんが描いた背景も集まってきて、それらをパソコン上で合成し、編集さんに回すための映像素材として完成させるのが、僕たちの仕事です。

――『アニナナ』はライブシーンも見どころのひとつかと思いますが、ライブシーンのこだわりは?

 リアリティを持たせることです。TV番組で楽曲を披露するときは、その場の臨場感よりも“収録した感”が大事なので、イレギュラーな要素はあまり入れないようにしています。

 対してライブは、ステージの広さや“生”であることを考慮して照明にわざと強弱をつけたり、一部をピンボケさせてカメラがアイドルたちの動きを捉えきれていないようにしたり、より“ライブ感”が出るようにしました。

 あとは、3D背景の状態ではセットの骨組みまですべて描かれていますが、より強調したいアイドルやステージ上の飾りの邪魔になってしまうこともあります。そういう場合は、セットの骨組みは光などで隠しつつ、飾りをフィルターで鮮やかにするなどメリハリをつけていました。

――ライブシーンはカットによって人物が2Dから3Dへ切り替わりますが、とても自然です。それにはなにかポイントがあるのでしょうか?

 彼らの影に気をつかっています。2Dは作画さんが描いた時点で影までデザインされているので、すごくカッコよく決まるんですよね。

 それに比べて3Dは、“出てしまう影”に近いです。自然な影ではあるのですが、自然すぎて2Dと3Dを並べたときに3Dのほうが薄い印象になってしまうことがあって。

 その場合は、3Dの影色を少し落としてコントラストをつけるようにし、2Dと切り替わっても違和感がないよう調整しています。

――光の演出といえば、2期第11話の『RESTART POiNTER』をはじめ、IDOLiSH7 のライブは7色と色数が多くてもいつも綺麗です。どのような工夫をされているのですか?

 色をつくっているのは色彩設計の篠原真理子さんで、僕たちのところに来た時点でバランスのよい色がついています。それが濁らないよう処理することが、僕たちの大切なミッションのひとつですね。

 撮影処理を濃くしようと思うとどんどん色が変わっていくこともあって。それ自体が悪いわけではないのですが、『アニナナ』のライブは使われている色がメンバーカラーということもあり、極力決められた色通りになるよう、細心の注意を払っています。

――津田さんから見た『アイドリッシュセブン』の魅力は?

 スポ魂なところです。男性アイドルを扱った作品にはあまり触れてこなかったのですが、実際に原作アプリでストーリーを読んでみたらスポ魂もので驚きました。

 みんなが努力しながら成長していくところに感動します。『アニナナ』を観てくださっている方は女性が多いかもしれませんが、男性も楽しめるのではないでしょうか。

――最後にメッセージをお願いします。

 今後Re:valeの過去が明らかになりますが、撮影処理が多くなることが予想されるので、撮影班としてはかなり力を入れることになると思います。僕自身仕上がりが楽しみですし、完成した映像をみなさんに受け入れていただけたら嬉しいです。

(※PASH!2021年9月号より抜粋)

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