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『アオペラ』浦田わたるインタビュー!「人は独りでは生きていけないんだと思わせられました」

2021.06.11 <PASH! PLUS>

 「青春」×「アカペラ」をコンセプトにした新コンテンツ『アオペラ -aoppella!?-』。豪華男性声優による美しいハーモニーで、プロジェクト発足直後から注目を集めている本作で、紫垣 明を演じる浦田わたるさんにインタビューを敢行。アカペラの難しさや面白さを伺いました!

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浦田わたるインタビュー

——まずは「青春」×「アカペラ」という本作のコンセプトを聞いたときの感想を教えてください。

 青春かぁ、となりました。僕、マジで青春をしてきてない人間なんですよ。普段、人前に出るときはけっこうしゃべるんですが、人がいないところだと全然しゃべらなくて。家でも独り言をほとんど言わないんです。壁に足をぶつけて「痛っ」って言うぐらい。そんな“陰”の人間の自分が、青春しちゃっていいのかな、と思いましたね(笑)。それから、アカペラもまったく経験したことがなかったので、難しそうだとも思いました。

——浦田さんの世代だと、子どものころに『ハモネプ』が流行ったと思いますが、そういったTV番組でアカペラに触れたことは?

 「ハモネプ」は観ていました。すごく流行ってましたよね。すごいなぁと思いながら楽しんでいました。ただ、そう思いながらも、当時は「自分もやってみたい!」とはなりませんでした。というのも、僕くらいの年代の男子って小中学生のころに「男子がピアノとか音楽をやるなんてダサいぜ」という偏見を持っていた人が多くて。合唱コンクールとかも、クラスの男子のほとんどがふざけてて、女子が「ちょっと男子!真面目にやってよ!」ってたしなめる、みたいな感じだったんですよ(笑)。僕自身も当時は、合唱コンクールは真面目に取り組んでいましたけど、どこかにそんな偏見を持っていました。だから、「ハモネプ」を観ても「自分も」とは思わなかったんです。

 でも、今改めて考えると、めちゃくちゃすごいコンテンツだと思いますし、自分もやっておけばよかったなと感じますね。ボイスパーカッションとかも、当時は「このボスボス言ってるのはなんなんだろう?」という感覚だったんですけど、今はできたら超かっこいいなと思います。

——アカペラは身近ではありつつも、ご自分ではタッチしなかったジャンルだったんですね。

 そうですね。僕はずっと野球、柔道、水泳、ボクシングと身体を動かすことばかりやっていて、音楽はノータッチでした。自分で音楽をやりたいと思ったのは、2009年ごろにニコニコ生放送に手を出し始めて、ボーカロイドや歌い手の方たちを観て、「かっこいいな、自分もやってみたい」と思ったことがきっかけで。そこから歌を投稿し始めるようになったんです。それが巡り巡って、今またアカペラというジャンルに出会えたのは、とてもありがたいことだと感じますね。

——演じる紫垣 明の第一印象を教えてください。

 「イケメン」ですね(笑)。ムードメーカー的存在で、女の子好きのモテ男ということで。けっこう自分とはかけ離れている存在だなと感じました。僕は地声自体が“陰"の者なので、この状態のままでは彼の明るさは表現できないなと思って、自分自身に陽キャを入れ込んで演じていました。ちょっとテンション高めでというところに重きを置いた感じですね。最初は少し探り探りだったんですが、スタッフの方に「いい感じです」と言っていただけて安心できました。

——明とご自分とでは、似てると感じるところはあまりなさそうですか?

 全然似てないです。血液型も、僕はA型なんですけど、明はB型ですし。あ、僕も女の子は好きなので、そこは共感できるかも(笑)。あと、明は自己紹介インタビューで「女性向けの恋愛小説をよく読む」とありますが、僕も女性向けの恋愛マンガをよく読むんです。小説とマンガという違いはありますが、そこもある意味、共通点かなと思いますね。

——ちなみに、浦田さんのお好きな少女マンガは?

 『となりの怪物くん』というマンガが好きです。人間不信の男の子が自分を手助けしてくれた女の子を好きになって、最終的にその子と結ばれてハッピーエンドという物語なんですけど…めちゃくちゃうらやましい(笑)。そういう手助けしてくれる女性がいるの、いいな、ズルいなって思いますね。少女マンガを読むと、「こんな青春ないぞ!」「文化祭って、こんなんじゃないぞ!」って思いつつも、憧れの気持ちを抱いています。

 同様に、明に対しても、いいなぁという感情が相当ありますね。だって「三度の飯より女の子大好き!」なんて言えないですよ、普通(笑)。ただ、彼の場合、「女の子が好き。男は嫌い」というよりは「人間ラブ」で、それがちょっと女性寄りなのかなとも感じています。

——そのほか、明のプロフィールで気になるところはありますか?

 キャラクター資料として、HPのものよりも少し詳しいプロフィールを見せてもらったんですが、それによると明は運転免許を持っていないらしく。15歳だから当然といえば当然なんですけど、僕は持ってるので、そこで彼に少しマウントを取れるなと思いました(笑)。「へぇ、持ってないんだ? 俺は持ってるよ、普通自動車免許。ゴールドだし」って。まぁ、ほとんど運転しないからゴールド免許なんですけどね(笑)。

——では、もし同じクラスだったとしたら、明とは友達になれそうですか?

 多分、明自身がいい子だし、コミュ力がめちゃくちゃ高いのもあって、僕が自分から友達になろうとしなくても、友達になれそうな気がします。きっと仲よくできるだろうけど、ときどきテンション感についていけなくなるかもしれないですね(笑)。

——楽曲収録の思い出を教えてください。

 アカペラの収録は、やっぱり難しかったです。普段だったら収録中は、テンポを取るためのクリック音やインストを聴くんですけど、アカペラだと声のみを重視するので、ほかの方の声を小さめに流していただいて、それを聴きながらのレコーディングでした。もちろんその方法だからこそのやりやすさもあったんですが、すでに作られている世界観のなかに入っていかなきゃという難しさもあり、ほかの音を聴きながらやることに慣れていなかったこともあって、やっぱり大変でした。

 あとは、コーラスも苦労しましたね。普通のハモリはもちろん経験がありますけど、「ha-」「hu-」というような音を単品で録ることはあまりしたことがなかったので、レコーディングのときはなかなか納得いくものができず、何度か自分から「もう一回やってもいいですか?」と言わせていただきました。エンジニアさんにはご迷惑をかけてしまって申し訳なかったですが、そのぶん、皆さんの声と合わせたものを聴いたときは「すげー!」と感動しましたね。自分だけで歌っていたときはわからなかったんですけど、声が重なるとハーモニーに、ものすごい迫力が生まれるんです。なんだか、人は独りでは生きていけないんだな…って思わせられましたね(笑)。チームの力を感じました。

——私立奏ヶ坂中学高等学校アカペラ部FYA’M’が歌うJ-POPカバー『白日』は、元の楽曲ともまた違った雰囲気の仕上がりでした。

 そうですね、元の楽曲も入りは静かめなのでそこは少し似ていますけど、サビに入ったときのノリは全然違っていて。コーラスがたくさん入っているので、「楽器がないから元楽曲よりも薄い、劣っている」というようなことは全然なくて、アカペラだからこその厚みがある楽曲になったと思います。

——FYA’M’のオリジナル楽曲『Think About U』はR&Bテイストの大人っぽい楽曲です。

 これも難しかったです。ハモリからいきなりメインになるというのはやったことがなかったので、面白さを感じつつもかなり苦戦しました。でも、一番難しかったのは、「da da da」とか「do-wap」のコーラス部分です。歌詞カードには記載されてない部分なんですけど、歌っているとなんだか呪文を唱えてるような気分になってしまって…(笑)。(猫屋敷由比役の)濱野(大輝)さんは僕よりもさらに「ブンブンブン」「ベンベンベン」とやっていて、「僕がこのパートだったら死んでたな…」と思いました。でも、僕はほかの皆さんが全員録り終えたあとの収録だったので、それはすごくラッキーでした。ひとりだったら呪文感覚がより強かったと思うんですけど、皆さんがすごくいい感じにしてくださっていて、最終的にはめちゃくちゃ楽しかったです。

 コーラスって、普段だとなかなか注目しない部分だと思うんですけど、『アオペラ -aoppella!?-』の曲ではぜひそこを重視して聴いていただきたいです。何回も聴くと、きっと誰がどう歌っているのかわかってくると思います。

——普段、歌の活動をしたり、声優としてキャラクターソングを歌ったりしている浦田さんにとっても、アカペラにはいつもと違う新鮮な感覚があったんですね。

 いつもとは全然違いました! 伴奏を使わずに声のみで表現するので、アカペラって本当に怖い世界だなと思いますよ(笑)。コーラスも、「キャラを意識した『da da da』ってどんな感じだろう?」とか考えさせられたりして。たぶん、今もう一度歌ってと言われても、ちょっと練習させてくださいとなりそうです。

 でも、逆に新鮮ゆえの面白さもあって。アカペラには知らない用語や技術もまだまだたくさんあると思うので、この作品を通じてそれをどんどん知っていけるのが、すごく楽しみですね。

——YouTubeで公開中のMVの撮影はいかがでしたか?

 一番印象に残っているのは、ゴールドのメガネを着けて撮影に臨んだら、反射で顔よりメガネが目立ってしまったことですね(笑)。テスト映像を観たらメガネが本体みたいになってしまっていて。本番では黒いメガネに変えて臨みました。あとは、換気をしっかりしてくれていたこともあり、部屋がめちゃくちゃ寒かったこと(笑)。

 …と関係ないところを攻めてみましたが、MVの撮影としては歌唱している様子を録るというものだったので、歌と唇の動きを合わせるリップシンクが少し難しかったです。このインタビューの段階だと僕自身はまだ完成映像は観られていないんですが、顔を出したMVの撮影はあまり経験がないので、どう使われているのかすごく楽しみです。

——『アオペラ -aoppella!?-』はまだ始動したばかりのコンテンツ。浦田さんが今後この作品を通じてやりたいことや、アカペラで歌ってみたい曲はありますか?

 今人気のJ-POPはキーが高い曲が多いので、ちょっと昔の、キーが低めの楽曲を歌ってみたいです。僕、『宇宙戦艦ヤマト』のオープニングテーマがすごく好きなんですよ。それをアカペラで歌うとどうなるんだろうと気になりますね。声の高いキャラクターの方はちょっと大変かもしれませんが…。あと、ボカロ曲のアカペラバージョンとかも興味があります。アカペラはゆったりテンポの曲でハーモニーを響かせるというイメージが強いですけど、ボカロってBPM200の曲が存在する世界で。あえてめちゃくちゃ速い楽曲を、バラードアレンジとかにはせずに、そのままのテンポで挑戦してみたいです。例えば『拝啓ドッペルゲンガー』とか。絶対大変だけど、面白そうじゃないですか?

 コンテンツとしては、今はこのご時世だからすぐには難しいと思いますけど、しっかり練習してライブもやれたらうれしいですね。難易度が高いから、一曲を死ぬ気で練習して歌う感じで。怖さもありますけど、機会があるならばぜひ挑戦してみたいです。ただ、キャストが豪華すぎるので、スケジュールが合うのかがまず心配ですね(笑)。

——ありがとうございました。それでは最後に、読者にメッセージをお願いします。

 僕もアカペラの世界に入ったのが初めてなので、聴いてくれる皆さんと一緒に成長していきたいなと思っています。「こういうことをやってみたい」と言っていればきっと実現されると思うので、僕自身もどんどん言っていきますし、皆さんも「こういう楽曲を歌ってみてほしい」ということがあれば、ぜひ声を聞かせてください。みんなで一緒に『アオペラ -aoppella!?-』を盛り上げていければと思いますので、ぜひ応援よろしくお願いします!

(※PASH!2021年6月号より抜粋)
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応募期間:2021年6月11日(金)~6月18日(金)23:59

作品概要

■『アオペラ -aoppella!?-』
【CAST】
木村良平、逢坂良太、KENN、柿原徹也、前野智昭、小野友樹、豊永利行、浦田わたる、佐藤拓也、濱野大輝、仲村宗悟

公式サイト:aoppella.com
公式Twitter:@aoppella
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/aoppella

商品概要

■1stCD『アオペラ -aoppella!?-』
【発売日】
2021年5月21日(金)

【価格】
・初回限定盤(CD+セレクト缶バッジ1個+ランダム缶バッジ1個+特製スリーブケース)
KLAB-00002/2,420円(税込)

・≪数量限定特典付き≫通常盤(CD+ランダム缶バッジ1個)
KLAB-00001/1,980円(税込)
※特典はなくなり次第終了となります。

【CD収録内容】
01 はじめての合同ライブ(introduction track)
02 Playlist
03 Think About U
04-07 都立音和高校アカペラ部始動!(drama track)
※収録内容は、 初回限定盤・通常盤共通です。

【商品の販売】
現在、全国アニメイトの店頭及びアニメイト通信販売において発売中。

・アニメイト通販
https://www.animate-onlineshop.jp/animetitle/?aid=14842

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