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岡本信彦さんアルバム『Chaosix』発売記念インタビュー!アルバムに込めた思いを語る

2021.02.09 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 岡本信彦さんの6th Mini Album「Chaosix」が現在好評発売中だ。岡本さんにアルバムに込めた思いや、作詞についてなど伺いました。

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――今回のミニアルバム制作にあたってのコンセプトやテーマを教えてください。

 前回のシングル(奇跡の軌跡)を作っているときの候補の時の楽曲で取っておいた曲があって、それが今回収録されている「2人いるパズル」なんですけど、これが大人っぽくて洋楽のような雰囲気のカッコいい曲で。今回のミニアルバムに入れることになりました。

 ディレクターに、僕が好きなジャニーズの楽曲を作っていたCHI-MEYさんやヒロイズムさんに「1曲書いていただけないでしょうか」というお願いをしました。

 いつもはコンペで数曲の候補から自分好みのものを選ぶことが多いのですが、今回はリード曲になるような爽やかでキャッチーな王道曲にして欲しいとオーダーしました。そこからリード曲はYouTubeを使って、「2人いるパズル」「Overture」「キミとなら」 の3曲のなかからファンの皆さんに決めてもらいました。

――アルバムタイトルの『Chaosix』の由来を教えてください。

 最終的に色々な曲が集まったので“カオスな6曲”、“6枚目”のミニアルバムだったので「six」。“Chaos(カオス)”は単語の最初の4文字が「チャオ」という挨拶と同じ綴りなんです。そんな挨拶に「またこれからもよろしくね」という意味も込めて、造語で『Chaosix(カオシックス)』というタイトルになりました。

――各楽曲についてお聞きします。曲のイメージ歌詞の印象的なフレーズや注目ポイントを教えてください。

 最初にYouTubeで投票してもらうのは「2人いるパズル」「キミとなら」の2曲だけのつもりでした。が、レコーディングの際に「Overture」がすごく歌いやすくて、出来上がったものを聴いたらやっぱり僕の声にマッチしていたんです。曲自体もリード曲っぽいよねということになり、急遽「Overture」も候補に入れることになりました。

 結果この曲が皆さんに刺さったようで、一番得票数が多くなりました。投票ではサビしか聞けなかったんですけど、キャッチ―で前向きで爽やかですし、1stアルバム収録の「未来スケッチ」に雰囲気が似ているという声もありました。チューニングから始まってどんどん盛り上がってサビにいって、2番でいきなりラップ調になる遊び心のある曲になっています。

 この曲を初めて聴いたときは「CHI-MEYさんってすごいな!?」って思いました。CHI-MEYさんが作曲した嵐の「Monster」がすごい好きで、ディレクターさんには2、3年前から「いつか作曲をお願いしたい」って伝えてたんです。それが今回ようやく叶ったわけなんですけど、実際作ってもらって「CHI-MEYさんは人の心に残る作品を作れる方なんだな」と感じました。これだけフックのある曲を作れるのってすごいですし、感動しました。

 「Extremes World」はテーマパークソングです。遊園地の曲というのを意識してコンペのなかから選んだ曲です。この曲の1番は天使サイド、2番は悪魔サイドになっていて、ラストにそのふたつが入り乱れていくんです。その楽曲を参考にして、ミュージカルチックにできたらいいなと発注した曲です。

 初めて聴いた人は頭がこんがらがるというか、どっちサイドの目線で聴いたらいいのかわかんなくなると思うんですけど、何回か聴いていただくとどういう構成になっているのかがわかると思います。たぶん5回! 5回聴いたらわかるはず! 1回だけだと何がなんだかわからないと思うので、5回は聴いていただけたら嬉しいです。

 僕の“ミニアルバム制作あるある”でプロデューサーの意見というか、好きな曲を聴いたりするんですけど、3曲目の「恋のエール」がまさにそれです。収録曲のなかで一番ミドルテンポで、心落ち着くメロディーになっています。アルバム全体を通して聞いたときに心のオアシスになるような、柔らかい曲だと思っています。

 今回アルバムを作るにあたって、1曲はアニメソングっぽい遊びのある曲が欲しいなと思っていたんです。4曲目の「Game」は柿原(徹也)さんと一緒にコラボしたミニアルバム(trust and play)のときに発注していた曲でしたが、「岡本信彦っぽい曲だよね」という意見があり、ソロ用にあたためておいたんです。

 そしてこの楽曲は僕が歌詞を書きました。イントロが長めなのでずっとそのままというのもどうなのかなと思って、最終的に英語を入れさせていただきました。僕のなかではラブソングにしたつもりです。曲調はアニソンっぽくありつつ、ビジュアル系っぽさも出ているのかな?「2人いるパズル」は先ほども言った通り、シングル曲を発注していたときの曲です。みんなで歌えるような壮大な曲が欲しいということで、この曲を選びました。

 投票でこの曲がリード曲に選ばれたら、MVではスーツで踊ったりするんじゃないかなと思っていました。ドラマチックにしたいというか、失恋した雰囲気を持たせたくて詞を書いていた気がします。お芝居に近い雰囲気を感じた曲です。サビの何回も出てくるフレーズは機会があればみんなで歌えたらいいですね。

 「キミとなら」はNEWSによく楽曲を提供しているヒロイズムさん作曲です。そのヒロイズムさんに「キャッチーなリード曲を書いてください!」とお願いしました。歌詞のないメロディーラインだけの状態で聴いたときに、綺麗でかっこよくて、でも切なくて、爽やかさもある…みたいな、色々なジャンルがひとつになったような印象を受けました。

 やっぱりヒロイズムさんもすごい曲を作ってくださいましたね。「これが“キャッチー”か」と納得させられたというか、今までにない感情が湧きました。アイドルっぽくもあり、今どきっぽくもあり、色々とかゆいところに手が届くような1曲だなと。歌詞はラブソングと爽やかな応援歌、どちらにも取れますね。

――ご自身で作詞された曲もありますが、苦労した点やこだわった点はありますか?

 「2人いるパズル」の歌詞を書いたのが2019年の頭の方なんです。その頃ちょうどある映画にハマっていたのもあって、だいぶネガティブに寄った歌詞になりました。これまではポジティブな詞を書くことが多かったので、書いたことのない言葉を使っています。

 好きなフレーズは2番の「やだよ~」からのくだりです。ここは歌じゃなくて、駄々をこねるところなのでセリフでもいいんじゃないかって話になったんです。どうするか悩んで、ここは正攻法というか歌にしておいて、ライブではセリフバージョンで…っていうのもアリかなと。ミュージカルっぽい曲が欲しいとリクエストして作っていただいた曲で、セリフもハマりそうなので楽しみです。

――CDジャケットやMVのテーマ、撮影時のエピソードがあれば教えてください。

 CDジャケットはカオスな感じが出ればいいなということで、合成を使って自分がたくさんいるような撮影をしましたが、若干シュールに見えてしまったり、ホラーな感じが出てきちゃうので、そういったバランスを取る部分は難しかったです。最終的にカオスな世界観とあわせて色々な表情をお見せすることができたのかな?

 MVは本栖湖でドローンをふんだんに使って撮影したんですけど、すごく爽やかなMVになりました! 自転車を漕ぐシーンがあるんですけど、久々に自転車に乗ったので気持ちよかったですね。本栖湖が大きくて視界も開けていて、すごく綺麗でした。天気にも恵まれて、太陽が湖にきらきら反射していたり。夜はそれなりに寒かったので焚火をしつつ、昼とはまた違った雰囲気で撮影できました。1日を通してすごく楽しいMV撮影になりました。

――柿原さんとのコラボレーションイベント「Kiramune Presents Tetsuya Kakihara×Nobuhiko Okamoto Special Collaboration Event “Love Enjoy”」への意気込みをお願いします。

 柿原さんの魅力をふんだんにお届けできたらいいなと思います。柿原さん推しの方々に「カッキーさんにはこういう一面もありますよ」っていうのをお見せできたら僕の勝ちなのかな(笑)。曲は「僕がカッキーさんのこんなところが見たい!」という発注をしたんです。

 踊れるか踊れないかは置いておくとして、僕たちができる面白いことを考えています。皆さんに声を出さずに楽しんでもらうためにはどうしたらいいのかというのも、今試行錯誤しているところですね。イベントってやっぱり歓声とか笑い声が欲しいんです。皆さんに笑顔になってもらうのが第一ですが。

 人前で歌うのは本当に久し振りなんです。キラフェス以来? 配信では歌っていたんですけど。だからめちゃくちゃ緊張しそうです。でも柿原さんと一緒だとその緊張もいい感じにゆるんで、楽しくできそうだなと勝手に思っています(笑)。会場も幕張イベントホールなので、ここでしかできない演出も今スタッフさんを交えて考えているところです。ぜひぜひ楽しみにしていてください!

■岡本信彦6th Mini Album 「Chaosix」発売中

【豪華盤(CD+BD)】LACA-35836 3,300円(税抜)

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【通常盤(CD)】 LACA-15836 2,000円(税抜)
【初回生産分封入特典】メッセージカード ※豪華盤・通常盤では写真・メッセージが異なります。

Kiramune 公式サイト:http://kiramune.jp/
© Kiramune Project

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