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TVアニメ『ヒプノシスマイク』シンジュク・ディビジョン“麻天狼”速水奨、木島隆一、伊東健人インタビュー「麻天狼の地位は1話で確立されていた」

2021.01.09 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 先日最終回を迎えたばかりのTVアニメ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima(ライムアニマ)』を、発売中のPASH!1月号では全20ページで大特集! シンジュク・ディビジョン“麻天狼(まてんろう)”の神宮寺寂雷役・速水 奨さん、伊弉冉一二三役・木島隆一さん、観音坂独歩役・伊東健人さんのインタビューを掲載している。

 今回、そんな3人のインタビューの一部を、PASH!PLUSにて特別公開しちゃいます!

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速水 奨、木島隆一、伊東健人インタビュー

――各話ごとに印象深いシーンを伺っていきます。まず第1話では、初めてキャラクターたちが動く姿を観ることができました。

速水:第1話は4ディビジョンと中王区が揃い踏みということもあって、全体的にワクワク感がすごくあったと思います。

伊東:第1話の段階でシンジュク・ディビジョンにおける麻天狼の地位をしっかりと見せていましたよね。彼らはすでにシンジュクのなかである程度受け入れられている存在になっていて。だからこそ屋上でのシーンでは、3人がテロリストに立ち向かって行っても警察に止められなかったのかなと。

木島:その屋上でのラップシーンは特に印象深かったです。

伊東:寂雷先生が、より神っぽくなっていましたね。

木島:病院の上であれだけ大きなヒプノシススピーカーを出したら、ネオンぎらつくシンジュクの街でもさすがに目立つんじゃない?(笑)

伊東:街全体が一気に明るくなりそう (笑)。ただ、あれはバトルしている相手以外には見えていないんじゃないのかな…?

木島:あ、そっか! 確かに爆発も起きていたし、他の人にも見えていたらヤバいよね(笑)。

伊東:あれはあくまで精神攻撃で、ラップバトルをしている人たちのみが見えているイメージなんじゃないかなと思います。

――お話に挙がったシーンで披露された第1話劇中RAP「Rhyme Anima’s Mixtape -SHINJUKU-」の収録の思い出エピソードをお聞かせください。

木島:一二三の場合、レコーディングする前に毎回ジャケットを着ているか着ていないかの確認作業をするんです。スタッフさんのほうでも変な緊張感がありまして。僕が録っていたときに、別のフロアで別の方が収録されていたみたいなんですけど、その場にいたスタッフさんが「僕ひとりじゃ不安なので、別の人に聞いてきますね!」と走って行き、「木島さん、ジャケット着てましたー!」って笑顔で戻ってきたのを鮮明に覚えています(笑)。あとは毎回そうなんですけど、一二三って曲に よって声のアプローチを変えているんですよ。良い意味で安定しないからすごく面白いし、やりがいを感じます!

伊東:一二三は麻天狼のなかで一番柔軟性がありますよね。僕自身、一二三と寂雷先生のパートを聴いたときに 「うわ、ムズっ」ってビックリしました。独歩に関していえば、第1話のラップだと今までと比べてトリッキーなことはあまりやっていませんが、彼が持つ“強み”みたいなものはしっかり出そうと意識しました。

速水:この曲は麻天狼の立ち位置を宣言している言葉が随所にありましたよ ね。「闇市」とか、みんな分かるのかな? 僕は子どもの頃、闇市があったのを知っていて。自分のなかに残っているノスタルジックなものの風景を心に浮かべながらラップできたので、心地よく収録させていただきました。

――シンジュク・ディビジョンのメイ ン回となる第3話はいかがでしたか?

速水:シンジュク・ディビジョンを表すナレーションをするところが印象深いですね。そこでは、めちゃめちゃ長い髪がなびくシーンがあったんですけど…(笑)。

伊東:寂雷先生の周りをカメラがブワーッと回り込むところですね。あそこはきっと撮影の効果スタッフさんが寂雷先生の横で巨大扇風機を回していたんでしょう(笑)。

木島:歌舞伎かな?って思うくらい(髪が)なびいていました。

速水:5人くらい巻き込みそうな感じだったよね。それと(日計)美々海は本当に笑ったなぁ~。

木島:美々海と蟒蛇(銀太)はマジでヤバい! 面白すぎました。

伊東:ラスト5分くらいから怒濤の展開でしたよね。何だ君たちはから始まり、いろいろな人たちの関係性がゴチャゴチャと入ってきて。そりゃあ独歩も叫びたくなりますよ!

木島:第3話を一言に集約すると「なんかごめん、独歩くん」だよね(笑)。

一同:(笑)

木島:そのセリフを言うときの一二三はどんな顔になるのかな?って思っていたんですけど、実際にアニメを観たとき、まさかのキメ顔だったから笑っちゃいました。あと最後のほうで、一二三と独歩が美々海を説き伏せるシーンがありましたけど、美々海が独歩に向かって「貴方、苦労しているのね」と言って去って行くのも個人的にはツボでしたね。

伊東:そのあと、花園神社をバックに した3人の画が映し出されるじゃないですか。あそこで僕、『シティーハンター』が思い浮かびまして(笑)。

木島:確かに、僕らシンジュクだし、いつ「Get Wild」が流れるんだろう?って思っちゃった。

伊東:過去にいろいろなアニメで描かれた“新宿”の描き方が取り入れられているといいますか、そういう遊びも『ヒプアニ』には含まれているのかな?って思いました。

――第3話劇中RAP『WELCOME U』のお話もぜひ。

木島:この曲は、シンジュク・ディビジョンらしさを見せつけた一曲だったと思っています。(※伊東さんに向かって)録り直したのってこの曲だっけ?

伊東:そうですね。最初に録ったときはまだ第3話がどういうお話なのか知らない状態で、普通に一個のトラックとして録らせていただいたんですよ。でも後日、話が固まってアニメー ションができあがったときに、独歩のこのときの状況と動きにあわせるために、もう一度レコーディングしようということになりまして。その話をいただいたとき、僕は『ヒプアニ』のスタッフさんは本当に熱量がすごいなって感じました。今後、他の曲も含めて、まとまった音楽集が発売されるということで、ぜひみなさんに何度も聴いてい ただきたいです。

木島:アニメで流れたものとの違いを楽しむことができると思います。

速水:個人的に『WELCOME U』だと、「今夜もネオンの影が許す、騙し…暴力…後を絶たず一度根絶した時代、それが“Why”…生きて生きなさい」 と寂雷が言うんですけど、そこがまさに今の世界の全てを切り取った言葉だなって思いましたね。基本ラップって、音楽があって、後から言葉を作ってはめていくじゃないですか。それで韻を踏んでいるんだけど、韻を踏む以上に意味のある言葉をちゃんと紡ぎ出しているのがスゴいなと。

木島:そんななか、一二三は「いくぞパーリナーイ」と言っていて、全然ブレていませんでしたね。独歩のことで怒ったり、麻天狼はすごいんだぜと言ったりしていて。相手をアゲる、自分の立場を伝えるというのが一二三の基本的なスタンスなんだなと改めて実感しました。ただ、シンジュクから出て戦わなきゃいけないときは、攻撃性あるラップをしますけど。

――第10話よりエンディングテーマが麻天狼バージョンになりました。

伊東:エンディング曲はディビジョンごとに縁のあるアーティストさんにリリックを書いてもらっていて。僕、企画段階でプロデューサーから「こういうのをやりたいです」と伺っていて、 実現できたらスゴいな〜と思っていたんです。だから実現したと知ったときは本当にビックリしました。

木島:麻天狼はラッパ我リヤさんにリリックを書いていただきましたね。

伊東:あとは最初、それぞれのメイン回で流れると勝手に思っていたから、シンジュク・ディビジョンは第10話からなんだ!?って思いました(笑)。

木島:ここから先はシンジュク・ディビジョンのターンです!

速水:個人的な感想を言いますと、僕はずっと、アニメのエンディングを一度は歌ってみたいと思っていたんです。40年やってきて、今回ついにその夢が 叶ったのが嬉しくて…。

木島・伊東:えぇー(驚)

伊東:それ本当ですか? 覚えていないだけじゃないですか!?

木島:絶対に1回はありますって!

速水:いや、他作品でちょこっとだけ歌ったことはあるよ。でも、今回のように主役的ポジションでしっかりと歌ったことは今までなかったかな。

(※PASH!2021年1月号より抜粋)

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PASH!(パッシュ)2021年 01月号

速水 奨さん、木島隆一さん、伊東健人さんサイン色紙プレゼント!

 TVアニメ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima』神宮寺寂雷役・速水 奨さん、伊弉冉一二三役・木島隆一さん、観音坂独歩役・伊東健人さんのサイン色紙を1名様にプレゼント。

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 応募方法は、PASH!公式Twitterアカウント(@magazine_pash)をフォローして、対象のツイートをリツイートするだけ。

※当選者の方にDMにてPASH!編集部よりご連絡差し上げます。当選のご連絡を差し上げるまで、フォローは外さないようにお願いいたします。
※営利を目的及び第三者に転売することを目的とした応募は禁止いたします。

応募期間:2021年1月9日(土)~1月16日(土)23:59

作品概要

■TVアニメ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima(ライムアニマ)』

【キャスト】
山田一郎:木村 昴
山田二郎:石谷春貴
山田三郎:天崎滉平
碧棺左馬刻:浅沼晋太郎
入間銃兎:駒田 航
毒島メイソン理鶯:神尾晋一郎
飴村乱数:白井悠介
夢野幻太郎:斉藤壮馬
有栖川帝統:野津山幸宏
神宮寺寂雷:速水 奨
伊弉冉一二三:木島隆一
観音坂独歩:伊東健人
東方天乙統女:小林 ゆう
勘解由小路無花果:たかはし 智秋

【スタッフ】
原作・音楽制作:EVIL LINE RECORDS
監督:小野勝巳
シリーズ構成:吉田 伸
キャラクターデザイン:芝 美奈子
総作画監督:芝 美奈子・落合 瞳・竹内由香里
サブキャラクターデザイン:川口千里・新谷真昼
プロップデザイン:江間一隆
美術監督:岡本綾乃
色彩設計:ホカリカナコ
撮影監督:宮脇洋平
CG監督:野間裕介
編集:西村英一
音楽:R・O・N
音響監督:本山 哲
音響制作:HALF・H・P STUDIO
制作:A-1 Pictures

【オープニングテーマ】
「ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-」
作詞/作曲/編曲:invisible manners
歌:Division All Stars(EVIL LINE RECORDS)

公式サイト:https://hypnosismic-anime.com/
公式Twitter:@hypnopsismic_RA

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