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『ヤリチン☆ビッチ部』百合絢斗役・佐藤拓也×ジミー役・熊谷健太郎インタビュー。『ヤリ部』らしい現場は笑いが絶えない雰囲気!

2018.08.14 <PASH! PLUS>

衝撃の主題歌収録秘話も

 9月21日に発売のコミックス第3巻に同梱されるOAD『ヤリチン☆ビッチ部』。本作はおげれつたなかさんが贈る、全寮制男子校“私立モリモーリ学園”を舞台にした恋と性春ストーリー作品です。

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 衝撃のアニメ化発表から5カ月、発売までいよいよ1カ月ほどとなり、PVや主題歌、キャラソンの試聴が続々と公開されている本作。明日8月15日には主題歌『Touch You』のリリースも控えており、発売に向けて盛り上がりを見せています。

 そんな話題の本作について、百合絢斗役の佐藤拓也さん、ジミー役の熊谷健太郎さんにお話を伺いました! アフレコの様子やお互いの演技の印象など、たくさんのお話が飛び出しましたインタビュー!! 記事の最後では、おふたりの合同サイン色紙のプレゼントフォームもありますので、ぜひ最後までご覧ください♪

ストーリー

 東京から山奥の全寮制男子校“私立モリモーリ学園”に転入した1年生の遠野。気さくに声を掛けてくれたサッカー部の矢口が唯一の友人となるが、球技が苦手なために一番ラクそうな写真部に入る。だがそこは写真部とは名ばかり、キャラの濃い先輩たちがひしめく通称“ヤリチンビッチ部”だった!!

 動揺する遠野とは対照的に同時入部した加島はまったく動じず、どさくさにまぎれて遠野に告白までしてくる。遠野自身は矢口のことを可愛く思っているのだが、その矢口は加島と一緒にいると顔を赤くしたりしてなにやらワケあり。

 性に奔放な先輩たちに翻弄される、新入部員・遠野と加島の不器用でピュアな青春ラブストーリー!

衝撃の主題歌やアフレコに関する話題が飛び出したインタビュー!

――いろんな意味で注目を集めまくりの『ヤリチン☆ビッチ部』アニメ化。第一報を聞いた時いかがでしたか?

佐藤:非常に楽しくやらせてもらっている『ヤリチン☆ビッチ部』。本作を初めて知った時は、一言「攻めてるなー」と思いました(笑)。この作品、男子高校生の青春モノだったり、恋愛の話でありつつも、僕が演じる百合くんに関しては、いわゆる文字面よりもパッションで動く人。

 僕たち男性声優って、カッコいいセリフや甘いセリフを要求されるシーンが多いんですが、百合くんに関しては、“文字にできない音”を自分で工夫して表現します。それを読者の方、視聴者の方に楽しんでもらえるっていうのが表現者として非常に嬉しいです。百合くんとして人と違うことをやるのが楽しいし、好奇心を刺激されて、すごくいい役に出逢わせてもらえたなと思っています。アニメになると聴いた時は、驚くと言うより「やる気と勇気があるな!」と思いました。特に東宝さんが手を上げてくれたことには一番驚きました(笑)。

熊谷:僕は、アニメ化の話が出る前、ドラマCDの第2巻からジミーをやらせてもらっていて、他のキャストの皆さんよりも後から途中参戦する形になったので、ドラマCD第1巻で完成された現場の空気感にどうジミーを落とし込んで成立させられるだろうという不安はありました。でも原作を読ませていただいて、正直こういうノリは大好きだったので本当に楽しく読めて、作品のすべてを受け入れられたので、「あ、まったく心配ないな」と思いました。

 ジミー役に関しては、枷を外せる楽しさというか。演じていると自分自身の上限が開けていって、今までに見たことがないものが見られる楽しさ、面白さ、嬉しさがあります。非常にやりがいがありますね。

――アニメ第1話は、原作第3巻同梱のOADと発表されています。OADということで、アニメでも振りきれたところを期待してもいいものでしょうか?

佐藤:はい。地上波ということになると、想像するに、もっと制約が増えてしまうと思うんですよ。OADというスタイルを選択したのは、ベストな選択だったと思います。それにこの作品は、手にした時の喜び、目にした時の楽しさみたいなものが大事なんじゃないかと思うんです。だから、誰の目にも触れるものではなく、自分から選択してマンガを手に取り、それを能動的に「観たい」と思った人に対して、我々が提供するというものでありたい。だから今回、OADというスタイルで良かったなと思います。

 マンガともドラマCDとも違って、彼らが躍動感をもって表現され“生きて”いる。これまでこの作品を見てきた方々にも、そしてアニメで初めてふれる方々にも楽しんでもらえる作品になっています。誰しも、抑圧して生きている部分ってたくさんある。だからこそ、みんな奔放に生きている『ヤリチン☆ビッチ部』という作品が広く楽しんでもらえるのかもしれませんね。

熊谷:アニメの台本をいただいたりコンテを見させていただくと、これまで原作やドラマCDで表現されてきた『ヤリチン☆ビッチ部』という作品の持つ魅力が、より鮮やかに色づけされています。ファンの皆さんには、さらに一段膨らんだ楽しみを得られるものに仕上がっているのではないかなと。佐藤さんも仰いましたが、OADとして発売されるこの作品を自分から求めて動くということには、何かしらの背徳感やご褒美感がある。TVをつけてその時間にチャンネルを変えれば自然と目に入る、というものとはまた違う、たとえれば“雑誌の袋とじを開けていく”ような、そういった楽しみが手に入るように思います。

――アニメ第1話で、ご自身の役の“見どころ”はどんなところでしょうか?

佐藤:百合くんの見どころ…ですか? うーん、見どころというより、百合くんに関しては、第1話を観て「あ、百合くんだー!」と思ってもらえたらそれでいい! 「わー、百合くん出たー」「相変わらず百合くんだーっ!」って思ってもらえたら、もう僕の勝ちですね(笑)。

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熊谷:この作品、ビッチ部のメンバーが奔放に生きてるのに対して、ジミーは途中まで自分を押さえつけて生きています。でも、初めて百合くんと屋上で出逢って、そこから初めて彼の中に「この人が好き」という欲が溜まり始めた。作中ではその想いが外に漏れ始めたところから描かれていますが、その後紆余曲折あって、やがて「ジミーが自分を解き放つ瞬間」が訪れます。そこがアニメ第1話では一番の見どころですね。

 それは溜めていた物がこぼれて溢れたというよりは、むしろ「自分から器をひっくり返して隠すことをやめた」ということ。自分から能動的に自分の貯めていたものを開放したときの気持ちよさは演じていてすごく気持ちよくて、この瞬間から彼ももっともっと自分の気持ちと欲に素直に生きられるんだなと思いました。アニメ化のお話を聞いた時、原作の順を追って描かれると思ってたのでジミーの見せ場はもう少し先になると思ってたんですが、最初から登場することになり、ジミー自身いきいきと動く姿を見られる機会をもらえて、PVを観た瞬間から「あ、ジミーがいる!」とすごく嬉しかったですね。

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――アニメ第1話のアフレコを終えて、お互いの演技への印象はいかがでしょうか?

佐藤:褒め言葉として、熊谷くんのジミーの演技は「めちゃくちゃ気持ち悪い」です! たとえば、百合くんへの好きが溢れて泣くシーンでも「なんで泣いてるのこの人?」って思っちゃうし。百合絢斗としてではなく、佐藤拓也として観たときに「うわっ気持ち悪っ!」って思った(笑)。

 これまでのドラマCDを経て、熊谷くんの中で、ジミーをもっとこうしたいという欲があったと思うんですよ。それが今回のアニメ化で、熊谷くんの中で練ってきたものを改めて表現することになった。だから、今回の熊谷くんの演技はジミーへの思いがよりこもっていると思うし、気持ち悪さもパワーアップしてます(笑)。それは同じ演者として、すごく素敵なことだと思っています。

熊谷:佐藤さんの百合くんは、本当に唯一無二。多分僕、今後を含めて「文字化けの音声化」を耳にする機会はおそらくないと思います。もしも僕が百合くんを演じる立場だったら、百合くんのキャラクター性を殺してしまいそうなところ、佐藤さんは本当にイキイキと奔放にやってくださっている。そのおかげで、僕が演じるジミーの気持ちをどんどん引っ張り出してもらえて、すごく心強いですね。

 本当に、佐藤さんの百合くんあってこそのジミーだと思うので。百合くんの面白さって、本人は決して笑わせようとしていない、だからこその面白さ。純粋に隣り合って、百合くん・ジミーとして会話していても、後ろで佐藤さんの演技を見ていても「すごいな」と感嘆の一言につきます。

佐藤:今熊谷くんが「文字化けの音声化」って言ってくれましたが、自分の中でそれに対する戸惑いってあんまりないんですよね。「百合くんならこうすんだろ」みたいに、直感的に演じています。逆に文字にならない、伏せ字になるようなところは、「どうせ後で伏せるんでしょ」って思うので、演じる時も思い切りやっちゃいます(笑)。

――明日8月15日には主題歌CDが発売となります。原作のおげれつたなか先生が歌詞を担当されるなど、早くも話題になっていますが、この歌の聴きどころを教えてください。

佐藤:主題歌に関しては、歌詞が完璧に『ヤリチン☆ビッチ部』です! おげれつ先生が参加された歌詞、本当に天才的です。あまりにも語呂がよすぎて、「これはまごうことなき『ヤリチンビッチ部』の主題歌なのだ」と絶対的な安心感がある。曲としてすごく可愛くかっこよくできあってるので、何の気なしに聴いていると「あっ、すごくいい曲じゃん」と思うんですけど、改めて歌詞に言葉に耳を傾けると「おいおいとんでもないこと言っちゃってるぞ」と。じわりじわりと狂気に気づきだした時に、面白みが深まる曲になってます(笑)。

 全員歌唱版では、僕は「みんなのバランス」を考えてしまった時点で百合くんじゃなくなっちゃうなというところがあったので、レコーディングの時も百合くんなりに歌ってみたんですけど、そしたら「みんなで歌う曲なんで、ちょっと控えてもらっていいですかと言われてしまって、「控える…とは!?」「普通に歌うってなんだろう!?」というところで、百合くんで初めて迷うという経験をしました(笑)。

熊谷:主題歌の第一印象、すごくキャッチーで素敵な楽曲です。僕はレコーディングに当たる時は、まずメロディーから追うタイプなので、最初は歌詞を見ずに聴いていたんです。すると、ところどころでフッと、ものすごいワードたちが耳をかすめていくんですよ。おや?と思って改めて歌詞を見た時「あぁ…『ヤリチン☆ビッチ部』の主題歌だな」と(笑)。ただ、ジミー自身も本来“人に合わせていくキャラクター”ではないので、全員歌唱版では9人で歌うアジャスト感をどう出していくか、時間をかけてディスカッションさせてもらいながらやりました。

――主題歌には、全員歌唱版とソロ版がありますよね。聞き比べたところ、ソロ版は一人ひとり全然内容や歌詞が違っているようですが、これはいったい…?

佐藤:ソロ版は全員歌唱分版とは歌詞が違うんですよ。「元の歌詞を踏まえておまかせで」ということだったので「ああ、同じように歌ったら負けなのだ」と思って。違うことやろう!と思って歌いました。最初に「好き勝手やってください」と言われたので、その通りに好き勝手歌ったんですけど、好き勝手やった結果、現場で審議になっちゃって(笑)。「すいません、今のではちょっと発売ができないので…」って言われて、皆さんに発売されたCDで聴いてもらえるのは、渋々マイルドに修正した結果です(笑)。

熊谷:僕は、ソロの方が全員歌唱版より悩みがなかったですね。ジミーなら変にひねりを入れるよりストレートにいったほうがいいであろうなと思ったので、ドラマCDのときのテンションやワードを引っ張ってきたりしながら、ジミーとしてやりきりました! 曲としてメロディーを追うことを重視せずに、純粋に百合くんに対する気持ちで歌ったら、歌い終えたところでふと見ると、ディレクターさんが突っ伏して崩れ落ちてました。

佐藤:突っ伏してた? 俺の時はね、頭抱えてた(笑)

熊谷:現場で、スタッフの方から「最後の“Body”を繰り返すところ、“百合くん百合くん”って重ねたらもっと気持ち悪くなりませんか?」とアイデアをもらって、それやりましょう!となったり、元いただいた歌詞をよりジミーっぽくしよう、とあちこち肉付けで出来上がったものに、おげれつ先生から頂いた言葉は「ホラー」でした(笑)。僕らの物に限らず、ソロ版は9者9様のインパクトのある、個性の色濃いものができあがったんじゃないかなと思います。

――アフレコ&レコーディング現場の様子について聞かせてください。

佐藤:それはもう、笑いの絶えない現場です(笑)。この作品に関しては、台本の最初の数ページだけテストしたら、あとはもうテストなしでぶっ通しで本番。だから笑うその分リテイクになっちゃう。収録に立ち合ってくれたおげれつ先生は、ミキサールームで楽しそうにしてらっしゃるんですけど、演者は笑いを殺すのにもう大変(笑)。下唇嚙んで、人によっては椅子に横たわって、ノイズを立てないようにこらえています。

 レギュラーメンバーはドラマCDを経験してるのでまだ慣れがあるんですが、アニメで初めて出演してくれたキャストさんは、笑うのを必死に我慢してるか、「…マジ?」って呆気に取られているかで、結構大変そうでしたね(笑)。

熊谷:アフレコ現場にいると、ちょっとしたワードが面白く聞こえてきちゃう。たとえば「する」という何気ない言葉でも、『ヤリ部』式の言葉に脳内変換されちゃったり、アニメで日常シーンに登場するゲームのタイトルが、すごく『ヤリ部』っぽい名前になってて笑っちゃったりとか、もはやそういうのが当たり前になっているというか…うん、現場では常に笑ってます(笑)。

佐藤:普段の社会生活では、誰もが「これ言ったら引かれちゃうかな」と、無意識のうちに頭の中で打ち消して、マイルドな言葉にして発してることがあると思うんですが、この作品にはそれがないよね。思いついたことをガンガン言っているので、非常にみんなお芝居がイキイキしています。

――主題歌、アニメとも発売を心待ちにしているファンの皆さまへメッセージをお願いします。

佐藤:CDが発売されたら、ぜひ通勤・通学電車の中で聴いて欲しいですね! きっと学業とかお仕事への活力になるんじゃないかと思います。聴いていると、普段悩んでることとかどうでもよくなる曲なので、通勤通学や帰り道で「疲れたな」と思った時にはぜひ聴いてもらいたいです。

熊谷:9人歌唱版、ソロ版と、同じ材料でいろんな味が楽しめる主題歌です。佐藤さんも仰ったように、悩みなんてどうでもよくなる、元気になれる歌。ある種活力剤というかちょっとしたドーピング効果が得られる曲だと思うので、凹んだり悩んだりしたら、おそばにこの曲を置いていただければ、きっと皆さんのパワーになってくれるんじゃないかと思います!

サイン色紙プレゼント

 百合絢斗役の佐藤拓也さん、ジミー役の熊谷健太郎さんの合同サイン色紙を抽選で1名様にプレゼント! プレゼントへの応募は、下記の応募フォームから必要事項を記入するだけ。『ヤリチン☆ビッチ部』やキャストへの応援メッセージも自由にご記入ください♪

※当選の発表は発送をもって替えさせていただきます。

★締め切りは2018年8月20日(月)の23:59。お早めにご応募ください!★

ご応募はこちらから!

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CD情報

■主題歌『Touch You』
発売日:8月15日(水)
歌:私立モリモーリ学園(遠野高志/加島 優/矢口恭介/百合絢斗/ジミー/田村 唯/明美圭一/糸目幸士郎/鹿谷 樹)

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■ヤリチン☆ビッチ部 キャラクターソングシリーズ『ちぇりー味』
歌:遠野高志・加島 優・矢口恭介
発売日:10月17日(水) 
収録曲:6曲
品番:THCS-60227
価格:1,500円+税
仕様:アニメ描き下ろしジュエルケース
封入特典:おげれつたなか先生 書き下ろし漫画(2p)

■ヤリチン☆ビッチ部 キャラクターソングシリーズ『いちご味』
歌:田村 唯・百合絢斗・ジミー
発売日:11月7日(水)
収録曲:6曲
品番:THCS-60231
価格:1,500円+税
仕様:アニメ描き下ろしジュエルケース
封入特典:おげれつたなか先生 書き下ろし漫画(2p)

■ヤリチン☆ビッチ部 キャラクターソングシリーズ『ばなな味』
歌:明美圭一・糸目幸士郎・鹿谷 樹
発売日:12月19日(水)
収録曲:6曲
品番:THCS-60234
価格:1,500円+税
仕様:アニメ描き下ろしジュエルケース
封入特典:おげれつたなか先生 書き下ろし漫画(2p)

DATA
■アニメ『ヤリチン☆ビッチ部』

公式サイト:http://yaribu.jp
公式Twitter:@yaribu_anime

STAFF:
原作=おげれつたなか「ヤリチン☆ビッチ部」(幻冬舎コミックス)
監督=吉村 愛
シリーズ構成=珠月ノエル
キャラクターデザイン=羽田浩二
音楽=片山修志(Team-MAX)
音響監督=小泉紀介
アニメーション制作=GRIZZLY
主題歌=私立モリモーリ学園 性春▼男子s(ルビ:せいしゅんぼーいず)※▼はハートの記号

CAST:
遠野高志=小林裕介
加島 優=濱野大輝
矢口恭介=村瀬 歩
百合絢斗=佐藤拓也
ジミー=熊谷健太郎
田村 唯=小野友樹
明美圭一=代永 翼
糸目幸士郎=山中真尋
鹿谷 樹=中澤まさとも

©おげれつたなか/幻冬舎コミックス・私立モリモーリ学園