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小野友樹&内田雄馬「CLAMP先生が描くキャラクタービジュアルだけでも振り幅があって面白い!」TVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード overDress』インタビュー

2021.04.17 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 現在、2021年に10周年を迎えたヴァンガードのTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード overDress』が、4月より放送開始となる。キャラクターデザイン原案にはCLAMPが起用され、女装をすると美少女になる主人公など10周年ならではの新しい要素が含まれた新アニメシリーズだ。

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 中学三年生の主人公・近導ユウユは、他人の心を察する力を持っている。姉から逃げるために家を飛び出したユウユは大倉メグミと出会い「夜の遊園地」へ誘われることに。そこで、夜ごとヴァンガードに興じる「チームブラックアウト」のメンバーと出会い、今まで見たことのなかったヴァンガードの世界に引き込まれていく、という物語が展開する。

 そんな注目作からこの度、桃山ダンジ役・小野友樹さん、江端トウヤ役・内田雄馬さんにインタビュー! それぞれ演じるキャラクターやヴァンガードの魅力について語ってもらった。ダンジとトウヤの気になる今後の展開とは……?

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インタビュー

――2021年でヴァンガードは10周年を迎えますが、今回のアニメシリーズへの出演が決まった時の感想をお聞かせください。

小野:ヴァンガードの1番最初のシリーズの時に、櫂トシキでオーディションを受けさせていただいて、その時は残念ながら落ちてしまいました。それから時を経て、今回のオーディションを受けさせていただいて、桃山ダンジとして改めてヴァンガードというシリーズに参加できるこのご縁に感謝しています。実は、櫂トシキのオーディションを受けさせていただいた時、ちょうどダイエットをしていた時期でしたのでエアロバイクを買って、家で漕ぎながらずっと録りためていたヴァンガードのアニメを見ていました。今にして思うと本当に懐かしいですし、最初のシリーズでは店長の新田シン役だった秀太くん(森嶋秀太/伊勢木マサノリ役)が今回の新シリーズでも参加してくれているのが個人的に嬉しいです。

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内田:ヴァンガード10周年ということですが、10年前はまだ僕は声優としてデビューをしていないので、その時から続いているのはたくさんの方から愛されているんだなと実感しています。本当にすごいシリーズに参加させていただけるのは非常に光栄で、嬉しい気持ちでいっぱいです。あと、実は僕もちょっとしたご縁がありまして、以前のシリーズの時に端役で出演させていただきました。今回は江端トウヤとしてこのシリーズにもう1度関わることができるのは、本当に貴重なことだと噛み締めています。長く続いている作品だからこその出会いだと思っているので、この縁を本当に大切にして行きたいですし、10周年を記念するこの新しいシリーズに対する気合いも入っています。

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――本作のキャラクタービジュアル原案はCLAMP先生が担当されていることも見どころの1つです。キービジュアルやご自身が演じるキャラクタービジュアルをご覧になっていかがですか?

小野:キービジュアルは「これぞCLAMP先生!」というデザインで、すごくカッコいいですよね。

内田:本当にカッコいいですよね!

小野:また、雄馬が演じるトウヤがCLAMP先生の要素をギュッと凝縮した男キャラのようで、本当にイケメン!

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内田:本当にそう思います。演じる側としては、キャラクターの性格や中身など演技に関係する要素にほぼ注目しているので、キャラクタービジュアルにこだわることはほとんどありませんが、トウヤはすごく僕好みのビジュアルをしていてテンションがあがります(笑)。トウヤだけでなく、特に主人公の近導ユウユ(CV:蒼井翔太)もどこか中性的な雰囲気がありますよね。逆に、ダンジのような男らしいキャラクターもいて、ビジュアルだけでも振り幅があるのですごく面白いです。

小野:(キービジュアルを見て)トウヤが1番大きく描かれてるよね。

内田:確かに!

小野:よく見ていると、ダンジの位置もラスボスのような感じがしますけど(笑)。

内田:あのポーズはラスボスのポーズです(笑)。「あのキャラクター何するんだろう!?」とキービジュアルを見るだけでもすごく気になります。

小野:ダンジもカッコいい男ですから。

内田:本当にカッコいいですよ! 職業柄、画から想像させてもらうことがたくさんありますが、キャラクターのビジュアルを見て表情や性格が想像できるパワーを感じますし、強いキャラクター性を感じるとワクワクして勝手に妄想が捗ります。

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――ご自身が演じるキャラクターの特徴や魅力、これからの展開で注目してほしいポイントを教えてください。

内田:好戦的というよりも割と優しい印象がありました。ただ、雰囲気は柔らかい感じがしますが、結構パンクな格好をしているので“攻撃性が高いのかな?それともこの世界の人たちがみんなこういう感じなのかな?”と。また、敵なのか味方なのかどっちなんだろう?という不思議な感じがありました。でも正直、僕のキャリアだと味方キャラクターだろうなと(笑)。

小野:僕のキャリア(笑)。

内田:敵キャラクターというのは若さよりも重たさが必要になる場合もあるので、味方だろうなと(笑)。台本を読んだ時、トウヤは友好的な人という印象がありましたが、物語が始まるとキャラクター性が全然違っていることもあるので、最初の印象は実は当てにならなかったりするんです。トウヤは「そのカードはこう使うんだぜ!」とアドバイスする側だと思っていたんですけど、ダンジがアドバイスする側でした。

小野:ダンジは物語が進むたびに奥深くなっていきますから。実は、トウヤとの立場が……ここからはぜひ直接目で確認していただきたいと思います。

内田:本当に最初の印象がガラリと変わるかもしれません。

小野:ダンジはビジュアルでも現れているように頼れる兄貴分で、最初の展開的にも“育てる”という気持ちが強く、その感覚は兄貴というよりもお父さんのような一面も感じさせられます。本当に先々の展開をぜひ楽しみにしてほしいキャラクターの1人です。

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――ちなみに、お二人はヴァンガードで遊んだことはありますか?

小野:この間、雄馬と一緒にファイトさせていただきました!

内田:楽しかったですね! 僕にとっては初めてのヴァンガードで、普段カードゲームをやらないので手探り状態でしたが、教えてもらいながらプレイマットを見てカードファイトできたのですごく楽しかったです。友樹さんは結構カードゲームやられていますよね?

小野:僕は以前、カードを作った人たちが集まる手練れの大会で優勝させていただきまして……

内田:優勝!? すごい!

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小野:カードゲームに夢中になっていた時期は秋葉原のあらゆるカードショップを駆けずり回り、時には学生の人とカードをトレードしたりしながらカードを集めていました(笑)。

内田:本当にカードファイトをしている人の動きですね!

小野:トレードしたカードがキーカードになって優勝したり、大会の優勝商品だった「ニンテンドー DS Lite」をもらって喜んだり、すごく良い思い出です。ヴァンガードは前シリーズの時に教えていただいたので経験はありましたが、今回は新たな要素が加わってくるので、雄馬と一緒に一から学び直す感覚で強くなっていけたら良いなと思っています。僕自身、一度ハマるとのめり込むほうですので、ヴァンガードもどこまで上り詰められるのかが楽しみです。

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――さまざまな経験をしている小野さんからみて、カードゲームの魅力はどこにあると思いますか?

小野:見ず知らずの人とトレードができるような、カードというものが共通言語になるところでしょうか。カードを通してコミュニケーションができるのは大きな魅力だと思います。新シリーズでも、カードファイトを通してお互いにぶつかり合いますが、それが会話になるんです。“カードファイトっていいよね”と思える瞬間がリアルにもあります。あとは、カードゲームそのもののルールやカードたちに与えられた役割を紐解いていってコンボについて考えると気づいたら朝……ということもあって(笑)。

一同:(笑)

小野:それだけ夢中になりますし、考え始めると無数の可能性を感じられるのが、このヴァンガードの魅力だと思います。

――また、本作は“カードを触る仕草にもイケメンならではのリアルなカッコよさ”がポイントにもなっています。

内田:実は僕、“カードをカッコよく出す”という概念を初めて知りました。

小野:いやいや、当たり前のことですよ!

内田:あはははは(笑)。

小野:カードを出す時はもうやり過ぎなくらい声を張っちゃいます(笑)。カードを出す時はいかにカッコつけられるかが大事でして……(※小野さんによるカードをカッコよく出す指南が始まる)

内田:なるほど……! 指の使い方が違うんですね!

小野:さすがに真面目にやるときは声が小さくなりますが、いざという時には声に気合いが入ります。

内田:冷静になってカードの抜き方はどれも一緒だと思うとロマンがないですもんね。「絶対にこのカードを引き当ててやる!」という気持ちが大事なんだ……。

小野:まさにそう! カッコよくカードを出した瞬間、相手のトラップカードであっけなく終わってしまうこともありますが(笑)。

内田:(笑) でも、友樹さんのお話を聞いていると、気持ちから作っていくことも大事なんだな、と感じます。

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――最後になりますが、今後の見どころを踏まえて視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

小野:第1話ではトウヤがダンジにとっとと負けましたが……

内田:ちょっと待って! 言い方(笑)。

一同:(笑)。

内田:第1話をご覧になった方はトウヤが攻め攻めで登場したのにも関わらずダンジにあっけなくやられてしまい、「トウヤは一体何がしたかったんだ」と思っている方が多いと思うんです。これからいろいろなキャラクターの内面が掘り下げられていきますし、「over Dress」という題名のように着飾っている時と着飾っていない時の二面性がテーマになっています。カードファイトしない時のトウヤの姿や他のキャラクターたちとの関係性が描かれていくので、ヴァンガードがより進化したカッコ良さはもちろん、キャラクターの心の部分にも注目して楽しんでいただけたら嬉しいです。

小野:ファイトシーンのドライブ感やキャラクターたちも魅力も感じていただけていると思いますが、ダンジやトウヤも活躍していきますし、いろいろなキャラクターたちのバッグボーンも判明していきます。僕ら自身も発売された新しいカードを手に入れて、すでに手に取っていらっしゃる方もいると思います。アニメはもちろん、リアルでのカードファイトもぜひ楽しんでください。感染症対策を万全にした上で、ルールを守って楽しくファイト!!

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(取材/文=福室美綺)

小野友樹さん&内田雄馬さんのサイン色紙プレゼント!

 TVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード overDress』ダンジ役・小野友樹さん、トウヤ役・内田雄馬さんのサイン色紙を1名様にプレゼント。

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 応募方法は、PASH!公式Twitterアカウント(@magazine_pash)をフォローして、対象のツイートをリツイートするだけ。

※当選者の方にDMにてPASH!編集部よりご連絡差し上げます。当選のご連絡を差し上げるまで、フォローは外さないようにお願いいたします。
※営利を目的及び第三者に転売することを目的とした応募は禁止いたします。

応募期間:2021年4月17日(土)~4月23日(金)23:59

放送情報

■TVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード overDress』
毎週土曜朝8時より放送中!

【放送局】
テレビ愛知、テレビ東京、テレビ北海道、テレビ大阪、テレビせとうち、TVQ九州放送

【配信情報】
配信元:YouTube「ヴァンガードチャンネル」/Amazon Prime Video/U-NEXT/dアニメストア ほか

【キャスト】
近導 ユウユ:蒼井 翔太
桃山 ダンジ:小野 友樹
江端 トウヤ:内田 雄馬
大倉 メグミ:進藤 あまね
石亀 ザクサ:伊藤 昌弘
瀬戸 トマリ:遠野 ひかる
伊勢木 マサノリ:森嶋 秀太
御薬袋 ミレイ:中島 由貴

【テーマソング】
オープニングテーマ:Roselia/ZEAL of proud
エンディングテーマ:Argonavis/Y

公式サイト:https://anime.cf-vanguard.com/overdress/
公式Twitter:https://twitter.com/cfvanguard_PR

©VANGUARD overDress Character Design ©2021 CLAMP・ST

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