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『GREAT PRETENDER』小林千晃&諏訪部順一インタビュー「エダマメは常にローランの 手のひらの上で転がされています」

2020.08.01 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 ハリウッド映画のような大スケールな物語と、個性豊かなキャラクター、鮮やかな色彩で早くも話題沸騰中の『GREAT PRETENDER』。詐欺師たちの騙し合いを描く本作の見どころを、枝村真人(エダマメ)役の小林千晃さん&ローラン役の諏訪部順一さんにうかがいました。

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インタビュー

――本作の脚本やキャラクターデザインを初めて見たときの感想を教えてください。

小林 もともと、古沢(良太)さん脚本の作品は、『キサラギ』とか『リーガルハイ』とかいろいろと観ていたんです。僕はあまり脚本家さんで作品を観ることはなかったんですけど、「古沢さんの作品は面白い」という印象があって。本作の脚本を読んだときも、キャラクター同士の掛け合いが古沢さんならではだなと感じました。セリフがびっしりとあって、アニメだと実写よりもテンポ感が難しいのかなと思いましたが、実際にアフレコしてみて本当に美しい脚本だと実感しました。貞本(義行)さんの描くキャラクターも、男性だけどかわいらしさや柔らかい雰囲気があったりして。古沢さんにしか書けない脚本と、貞本さんにしか描けないキャラクター、そして(アニメーション制作の)WIT STUDIOさんのカラーリングが合わさった作品だなと感じました。

諏訪部 オリジナル作品なので、物語がどういう展開をしていくか、我々キャスト陣は知らぬまま収録に臨んでいました。各自が演じるキャラクターが知っていてしかるべき情報は個別に教えてもらったりすることもありましたが、基本的には、あまり先のことって教えてくれなかったんですよね。なので、次回の台本が届いて初めて「あそこ伏線だったの!?」とビックリするという。毎回楽しい読み物が来るみたいな感じでした(笑)。あっと驚くどんでん返しは、まさに脚本の妙だな、と。そして、キャラクターたちが本当に表情豊かに生き生き動きますよね。この物語は世界を股にかけてドラマが展開していきます。国際色豊かなところもお楽しみいただきたいポイントです。

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――アフレコでのスタッフからのディレクションで印象に残っていることはありますか?

小林 1話はディレクションがたくさんありました。それも、キャラクターの方向性というよりは、叫びとか、要所要所で。1話終盤でエダマメが「オラは空手黒帯だ」って言いながらローランに対して向かっていくシーンでは、「コォォォ」を10回以上やりました。「もっと、関根 勤さんっぽく!」って言ってくれたんですけど、全然ピンと来なくて(笑)。

諏訪部 ジェネレーションギャップがありましたね。パロディの元ネタを若いキャスト陣は知らないことが多く。そのコミュニケーションがとれていない様子を歯がゆく見ておりました(笑)。「それは『空手バカ一代』の千葉真一さんのモノマネだよ!」と思いながら。

小林 わ、分からない…。でも、そういうディレクションも含めて、アフレコはすごく面白かったです!

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(※PASH!2020年8月号より抜粋)

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PASH! 2020年 08 月号 [雑誌]

■TVアニメ『GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)』作品概要
フジテレビ「+Ultra」にて毎週水曜日24時55分から放送
2020年6月2日よりNetflixにて順次独占先行配信

【STAFF】
監督:鏑木ひろ
脚本・シリーズ構成:古沢良太
キャラクターデザイン:貞本義行
サブキャラクターデザイン・総作画監督:加藤寛崇
総作画監督:浅野恭司
デザインワークス:奥田明世 清水慶太 石橋翔祐
コンセプトデザイン:丹地陽子
副監督:益山亮司
美術監督:竹田悠介
美術設定:藤井一志
色彩設計:小針裕子
撮影監督:出水田和人
編集:今井大介
音楽:やまだ豊
音響監督:はたしょう二
ミュージックエディター:千田 耕平
アニメーション制作:WIT STUDIO

【CAST】
枝村真人(エダマメ):小林千晃
ローラン・ティエリー:諏訪部順一
アビゲイル・ジョーンズ(アビー):藤原夏海
ポーラ・ディキンス:園崎未恵

公式サイト:http://www.greatpretender.jp/
公式Twitter:@GrePre_anime

©WIT STUDIO/Great Pretenders

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