舞台『アルカナ・ファミリア Valentino』ゲネプロ&囲み取材のレポートをお届け!

2016.01.28 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

ファミリーの絆を再確認! 胸が熱くなるオリジナルストーリー!

 ゲーム『アルカナ・ファミリア』シリーズが原作の舞台『アルカナ・ファミリア Valentino』が、2016年1月20日(水)に東京・あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)にて公演を開始した。公演は27日で終了したが、ここで初日の公演直前に行われたゲネプロと、囲み取材の様子をお届けしよう!

■ゲネプロレポート

 初の舞台化ということで、オリジナルのストーリーとなっている本公演。物語は、2人の少年が、街で不良に絡まれるところから始まる。彼らはなんとか不良を撃退し逃亡したが、その直後、不良の様子がおかしくなる。そしてそこへ偶然通りかかったアルカナ・ファミリアのメンバーに突然襲いかかり始め、リベルタをはじめファミリーの幹部たちが応戦する。

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 乱戦となったなか、OPに突入。ボスであるパーパことモンドによるナレーションが入り、各キャラクターの持つ特殊能力“アルカナ能力”が紹介される。このため、原作をよく知らない人でも設定が掴みやすくなっていた。またメインキャストは、外見はもちろん声や雰囲気の再現率が高く、まるでキャラクターがそこで実際に生きているかのようだった。

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 OP後、舞台はファミリアの屋敷へと移り、幹部たちへパーパからの手紙が届けられる。内容は、レガーロ島のNO.1のベリッシモ(イケメン)を決めるコンテスト、『アルカナ ベリッシモ in バレンティーノ』の開催宣言だった。NO.1ベリッシモになると、フェリチータからほっぺにキスをしてもらえるという。

 コンテストの開催はパーパによるものだったので、「なにか裏があるのでは?」と考える幹部たち。その後、『アルカナベリッシモ』への参戦者としてパーパから名前を挙げられたのは、リベルタ、ノヴァ、デビト、パーチェ、ルカ、ジョーリィら幹部と、なぜか島の次期領主候補・アルベルトの7名。彼らはコンテストへの参加条件が、翌日までにフェリチータへのプレゼントを用意することだと告げられ、早速それぞれ準備に取りかかった。

 

 にぎやかに進んでいく物語だが、次第にジョーリィやアルベルトが怪しい動きを見せ始め、さらに冒頭で登場した少年たちがアルカナ・ファミリアの屋敷を襲撃するなど、不穏な状況となっていく…。

 本公演の見どころは、フェリチータ役中田美優さんもおすすめのアクションシーン。特にカットラスを持つリベルタと日本刀を持つノヴァの剣技、2丁拳銃を扱うデビトのアクロバティックな動きは必見だ。アニメからそのまま飛び出してきたかのようなキレのあるアクションを披露してくれる。

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 そのほかにも、かわいいエプロンを着けて料理をするルカと、その料理を狙うパーチェの狂乱っぷりや、デビトとジョーリィの殺気が漂うハードボイルドなやり取り、フェリチータによるツッコミ代わりの華麗な足蹴りなども注目だ。

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 また、本公演はキャストたちが舞台から客席に降りてくる演出が多かった。ゲネプロでは、幹部たちがフェリチータへのプレゼントを決めるため、参考意見を求めて通路へ降り、観客へ実際に質問をするという一幕もあった。

 そしてなにより、ED直前の幹部たちよる大告白大会は必見! 『アルカナベリッシモ』とその最中に起きた命に関わる事件を通し、フェリチータへの想いを確認した幹部たち。そんな彼らによる、キャラの個性が発揮しつつ真摯で心を打つ告白は、観ているだけで胸が苦しくなってしまうことだろう。

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 ハチャメチャなキャラクターたちに笑い、キャラクター同士の絆に泣き、そして男たちのイケメンさにきゅんっとする。そんな贅沢な体験が一気にできる本公演。みんなの活躍や“ベリッシモ”っぷりは、ぜひ劇場で体感してほしい。

 

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