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【すとぷり】莉犬「また明日からも一緒に生きてください。俺は誰よりも君の味方だから」ワンマンライブ追加公演『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』セトリ付きフォトレポートが到着!
2025.12.15 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
STPR所属の「莉犬(すとぷり)」のワンマンライブ追加公演『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』が、2025年12月13日(土)・14日(日)の2日間にわたり開催。ライブレポートが到着しました。
2025年8月に大反響を呼んだ莉犬自身初の日本武道館公演『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 日本武道館』に続き、このたび、兵庫・神戸で追加公演が決定いたしました。関西圏でのワンマンライブは、2019年以来約6年ぶりとなります。
本追加公演『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』は、12月13日(土)に1公演、14日(日)昼夜2公演の全3公演で開催されます。自身の世界観を詰め込んだ“言ノ葉”のステージが、神戸ワールド記念ホールで熱く繰り広げられます。
ライブ写真
『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』ライブレポート
2.5次元アイドルグループ・すとぷりの莉犬(りいぬ)が、12月13日・14日に兵庫・神戸ワールド記念ホールで『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』を開催した。
同公演は、8月22日・23日に行われた初の東京・日本武道館公演『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 日本武道館』の反響を受けた追加公演で、12月13日に1公演、14日に昼夜2公演を実施。莉犬の関西圏でのワンマンライブは2019年以来およそ6年ぶりとなり、ファイナルの14日夜公演には全国から多くの観客が神戸に集まった。
客席を埋め尽くしていくドレスアップしたリスナー(ファンの呼称)の期待に満ちた表情に、ショーが近づいてきたことを肌で感じる。暗転と共に自ずと浮かび上がったメンバーカラーの赤色のペンライトが幻想的に場内を彩り、一羽の赤い鳥が羽ばたいていくオープニングムービーが流れる……そんなファンタジックな幕開けを担ったのは、8月にリリースされたアルバム『言ノ葉ワンダーランド』でも冒頭を飾る「言ノ花束」だ。大歓声に迎えられた莉犬は艶やかなベロアの衣装をまとい、1曲目から全身で楽曲の世界観を届けるような情熱的なステージングで見せていく。
「今日は来てくれてありがとう! 最後の最後まで一緒に楽しんでいこうね」とあいさつ後も、ダンサーを従え「リバースデイ」で軽やかに舞ったかと思えば、「オッドアイラヴ」では炎の特効とサイバーなサウンドの波状攻撃でアグレッシブに駆け抜け、乱反射するレーザービームもろともあっという間に非日常へといざなってしまう。
MCでは、「『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』最終公演! 終わっちゃう、寂しいよ~」と早くも名残を惜しみつつ、「莉犬くんのこと大好き? 俺の方が愛してるよ」とファンサを欠かさない莉犬は、その歌声のみならずトークでも心地良く翻弄。続いて、「これからも俺のこと、全力で推してくれる?」と、文字通り最強☆最推しの莉犬が導いたスーパーポップな「最強☆最推しセンセーション!!」では、さながらミュージカルのようなパフォーマンスでも魅了する。
ここでオーディエンスの目線は再びスクリーンへと移り、赤い鳥が山々を抜けたどり着いたのは、カラフルな不思議の森という新たな舞台。映像とライブを巧みに行き来する演出は、まさに2.5次元のワンダーランドにいるかのよう。ダンサーと横一線となり歌い踊った光景も壮観な「ないことば」や、チェアのキャスターを駆使し縦横無尽に動き回った「へんしん!」、キッチンをモチーフにファニーなダンスを披露した「わんぬ」と、次々と見せ場が変わる構成もお見事で、「ヒロイン(ハート)キラー」や「ヨンダラン!」ではアリーナからスタンドまで手を振り、リスナーを歓喜させる莉犬。
その後も、「みんなのことがめちゃくちゃ見えるぞ。俺のことがかわいいのかい? でも君の方がかわいいよ。オシャレしてくれてうれしいな」とメロ過ぎる莉犬が、「今日は他にも王子様がいるような気がするんだけど……」と切り出すと、すとぷり内公式ペアの相方・るぅとが登場! 早速、「ちこくしてもいいじゃん」から莉犬との丁々発止の掛け合いで沸かせ、手をつなぎステージを横断する、るぅりーぬの2人。行き当たりばったり(!?)のやり取りもほほ笑ましい限りで、「るぅとくん、俺の目を見て。今日は初めてオッドアイを隠さずに来てみたんだ」と明かした莉犬に、見ているこちらがドキッとするほど顔を近づけたるぅとが、「ワンダーランドは好きにしていい場所だからね」と返したのも何とも粋だった。
記念撮影を経て、背中合わせで歌い始めた「Who’s your prince?」は、個性の異なるボーカルが重なり合うぜいたくなミドルチューン。一転、高速BPMの「シャッターチャンス!」ではダンサー共々躍動感たっぷりに聴かせ、去り際にるぅとが「最後の最後まで一瞬一瞬をかみ締めるように楽しんでいってください。帰るまでが遠足(笑)、夜の森には気を付けてね」とメッセージを残す。
ここでスクリーンに映し出されたのは、雷鳴が轟く嵐の中を突き進んだ先で訪れたひとときの静寂。それを切り裂くエッジィなギターを合図に、一気に壮絶なるダークネスへ突入した「ウツロ」に続いて、「ファーストバイト」ではベッドの上で白いシーツを振り乱し、切々と歌い上げる莉犬。そして、秘めたる心情をつづった自叙伝的な「Since 1998.」をエモーショナルに歌唱。大サビで深紅のエレキギターを一心不乱にかき鳴らした「光」では、必死に手を伸ばし思いを歌に乗せ飛ばそうとする莉犬の姿に、歌い手としての信念と執念がにじみ出る。来年で活動10周年を迎えるすとぷりの歩みを回顧するムービーを経由し、壮大なスケールと荘厳な雰囲気に包まれるなか「迷い星の歌」を放った莉犬は、意を決したまなざしでこう語る。
「歌いながら、こうやって君と会えていることは当たり前じゃないんだなと実感しています。まずワンマンライブ自体、君が見たいって好きを声に出してくれたから、こうして追加公演までかないました。いつだって俺の活動は、君が一緒に夢を見てくれるから、一歩ずつ前に進むことができています。活動を始めた当初はまだ高校生で、何者でもなかった俺がすとぷりに入って……まず10年続くなんて誰も思ってなかったから。 そうやって居場所が見つかって……君には誰よりも幸せになってほしいし、俺を莉犬くんでいたいと思わせてくれて、君のそばで生きたいと思わせてくれて、本当にありがとう。また明日からも一緒に生きてください。俺は誰よりも君の味方だから。俺の信じる君を信じて、愛して、またこうやって未来でも隣にいてください。君のおかげで頑張れてるって、君のことが大好きだって分かってるの? これからもいっぱい大好きを伝えるから、ずっとそばにいてね」
何度も涙ぐみ感謝を伝えようとする莉犬に、たまらずすすり泣くリスナー。クライマックスは、そんな莉犬の原点とも言える「ルマ」を皮切りに、「SWEETHEART」~「ラブヒーロー」~「恋のつぼみ」と矢継ぎ早に畳み掛ける極上メドレーへ! 2時間の音楽の旅を共にし、感情が今にも溢れ出しそうな「よくできました◎」、そのタイトル通りの見えない力をそこにいた全てのリスナーが感じたに違いない「Kizuna」を歌い終わると、スクリーンには赤い鳥に加え、オレンジ、ピンク、黄色、水色、紫の鳥が現れ、エンドロールが緞帳を駆け上がる。
やまないアンコールにピッタリの「エンドロールのその先へ」をささげた莉犬は、「来年もすとぷりの10周年だったり『STPR Family Festival!! 2026』があるんで、また会いに来てくれますか? 赤のペンライトを振ってくれる? いっぱい会える年になるように頑張るからよろしくね!」とリスナーと約束。キャリアを重ねた今でもまるで純度がなくならない「聞こえますか」やドラマチックな疾走感が秀逸な「君の方が好きだけど」を熱唱した後は、再度るぅとを呼び込み、生声で「ありがとうございました!」と出演者全員で深々と頭を下げる。さらに巻き起こったダブルアンコールに莉犬は、「君たちまだ俺と会いたいの? 特別だよ!」と「人生勝利宣言!」を送り、胸いっぱいのフィナーレへ。6年ぶりの関西でのワンマンライブ3公演を見事に締めくくった、愛と感動のファイナルとなった。
取材・文:奥“ボウイ”昌史(@oku_boy)
撮影:MATSU
『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』セットリスト
M1:言ノ花束
M2:リバースデイ
M3:オッドアイラヴ
M4:最強☆最推しセンセーション!!
M5:ないことば
M6:へんしん!
M7:わんぬ
M8:ヒロイン(ハート)キラー
M9:ヨンダラン!
M10:ちこくしてもいいじゃん (莉犬×るぅと)
M11:Who’s your prince? (莉犬×るぅと)
M12:
シャッターチャンス! (莉犬×るぅと) ※12/13公演・12/14 公演2部
好きすぎ注意報(ハート) (莉犬×るぅと) ※12/14公演 1部
M13:ウツロ
M14:ファーストバイト
M15:Since 1998.
M16:光
M17:迷い星の歌
M18:ルマ
M19:メドレー SWEETHEART / ラブヒーロー / 恋のつぼみ
M20:よくできました◎
M21:Kizuna
EN1:エンドロールのその先へ
EN2:
聞こえますか ※12/13公演・12/14 公演2部
タイムカプセル ※12/14公演 1部
EN3:君の方が好きだけど
EN4:人生勝利宣言!※12/14公演 2部のみ
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