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もっとも“推し疲れ”が多かったジャンルは!? 推し活女子への“推し疲れについての実態調査”が実施

2023.02.02 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

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 otalabは、47都道府県在住の10~60代1,088人を対象に“推し疲れについての実態調査”を行いました。

 otalabは推し活女子1,088名を対象に調査を実施。調査に回答のあった推しのジャンルは下記の通りとなっています。

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アイドル:40%
アーティスト:15%
アニメ・漫画:14%
俳優:9%
Youtuber:5%
スポーツ選手:4%
その他:4%
声優:3%
歌い手:3%
Vtuber:2%

【アンケート内容】
1.推し活をしていて疲れた(推し疲れ)経験はありますか?
2.推しのジャンルは何ですか?
3.自身が自由に使えるお金の何割を推し活にかけますか?
4.プライベート時間の何割を推し活にかけますか?
5.どんな時に推し活に疲れを感じますか?
6.推し疲れを感じてどう対処しましたか?
【調査概要】
調査期間:2022年12月21日~2023年1月10日
調査機関:アップデイト(自社調査)
調査対象:47都道府県在住の10~60代女性
有効回答数:1,088
調査方法:インターネット調査

推し活をしている人の7割以上が“推し疲れの経験がある”と回答

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 まずは推し疲れについての実態を調査すべく、10代~60代の推し活女子に推し疲れ経験があるかどうかの質問を行った。調査の結果、推し活女子の7割以上が“推し疲れの経験がある”という結果となった。

 本来“推し活”は精神面にも前向きな変化をもたらす印象があるが、実際には半数以上が推し活によって疲れを感じていたことが分かった。

推し疲れの経験者が最も多い推しのジャンルは“Vtuber”

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 推しのジャンルによって推し疲れ経験の割合に違いはあるのか、推し疲れ経験の有無についての調査を行った。調査の結果、“Vtuber”を推しと回答した人が最も“推し疲れ”経験が高く、81.8%”、“推し疲れ”の経験があると回答した。

 また、同じく動画の投稿を活動の主としている“Youtuber”では“推し疲れ”経験が50.8%と、回答ジャンルの中で最も“推し疲れ”経験が少ない結果となった。

 これらの違いとして、“Vtuber”ならではの距離間の近さが関係しているのではないかと考えられた。

 “YouTuber”が完成された動画投稿が多いのに対し、“Vtuber”ではリアルタイムで推しの声を聴くことができる動画配信が毎日のように実施されている。そして配信の中では、チャットを通じて推しと交流することも可能だ。

 回答者の中には、このような背景から推しに対する気持ちがより高まり、時間やお金を消費しすぎてしまったり、SNSで他のファンと比べてしまい推し疲れを感じてしまったというケースが見られた。

推し活女子の15%以上が、自由に使えるお金の5割以上を推し活に掛けている

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 推し活に関するお金事情を調査すべく、“自由に使えるお金の何割を推し活に掛けているか”の質問を行った。調査の結果、1番多かった回答は“1~2割”であり、約50%の人が推し活への出費は自由に使えるお金の2割以内であると分かった。

 しかし、推し活女子の15%以上の人は自由に使えるお金の5割以上を推し活に掛けており、その内訳としては“アイドル”を推している人の割合が圧倒的に多く見られた。

推し活への出費と推し疲れの割合は比例していない

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 推し活への出費額と推し疲れには相互性があるのかについても調査を行った。結果として、推し活への出費が多いほど推し疲れしやすいなどということはなく、相互性は見られなかった。

 驚いたのは、自由に使えるお金の“9~10割”を推し活に掛けている人の推し疲れの割合は、出費が“0割”の人の次に低いということだ。

 推し活にお金を掛けている人ほど、“自分の好きなもののためにお金を使っている”という感覚が強く、それが推し疲れに繋がるということもないのではないかと考えられた。

推し活女子の中でプライベート時間を全く推し活に割かないという人は全体の0%

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 推し活女子の推し活への消費時間について知るべく、“プライベート時間の何割を推し活に掛けているか”の質問を行った。回答を見ると、推し活女子の中でプライベート時間を全く推し活に割かない人は全体の0%という結果となった。

 また、プライベート時間の“9~10割”を推し活に掛けている人の約70%がお金も“7割以上”を推し活に使っているということが分かった。

 反対に、プライベート時間の“9~10割”を推し活に掛けているが出費は“0割”という回答の人もおり、推し活の形は人それぞれであることが見受けられた。

推し活への消費時間と推し疲れの割合はほぼ比例している

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 推し活への消費時間と推し疲れの割合に相互性があるのかについても調査を行った。結果として、推し活への消費時間が増えるほど推し疲れの割合は増加しており、相互性があるということが分かった。

 プライベート時間の“9~10割”を推し活に掛けている人は85%の人が推し疲れを感じており、消費時間が“1~2割”の人とは約20%もの差が見られた。

推し疲れを感じる理由として1番多かったのは“お金がかかりすぎて疲れてしまった”

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 推し疲れ感じる理由について調査を行った。回答を見ると、1番多かった回答は“お金がかかりすぎて疲れてしまった”であり、次いで“情報が多すぎてついていけなくて疲れた”という回答であった。

 また、他のファンとの人間関係や人と比較してしまうことにより推し疲れを感じている人も多く見られ、“推し”自体の要因ではない推し疲れも多いということが分かった。

推し疲れを感じたときの対処法として最も多かったのは“推し活に掛ける時間を減らした”

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 最後に、推し疲れを感じたときの対処法について調査を行った。調査の結果から、対処法として最も多かったのは“推し活にかける時間を減らした”という回答で、推し活への消費時間と推し疲れの相互性を顕著に表す結果となった。

 やはり推し活に時間を掛けるほど“推し”への思い入れが強くなり、推し疲れを感じる要因も増えてしまうということだろう。

 そのため、“推し活に掛ける時間を減らした”や“一時的に推し活から離れた”というような対処を行うことが、推し疲れの軽減に繋がったと考えられる。

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