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白井悠介、眼鏡作りに魂をささげる職人を熱演『しらいむコーデ~ミント味~』第7回【サイン入りチェキプレゼント付】

2020.11.15 <PASH! PLUS>

 声優・白井悠介さんが毎回、さまざまなキャラクターを演じながら色々なジャンルのグリーンファッションを披露する連載『しらいむコーデ~ミント味~』の第7回が、PASH!11月号にて公開。この度、PASH!PLUSでもショートストーリーとともに魅せる心ときめく表情満載のグラビアを紹介します。

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■今回のしらいむ
御堂理一(みどう りひと) 33 歳/ 眼鏡職
 眼鏡をこよなく愛する眼鏡職人。たずねてくるお客たち一人ひとりに真剣に向き合い、その人に合う眼鏡を作るよう心がけている。

ストーリー

眼鏡はただの視力矯正器具じゃないし、もちろんただのファッション小物でもない。
かける人の生活の一部になり、人生をともに歩む相棒のようなものだ。
御堂はそう考えている。御堂のもとに、またひとりの客が来た。
母親に連れられた中学生くらいの少女だった。
活発そうにこんがりと日焼けした肌をしているけれど、何だか元気がない。
きっとメガネキャラになりたくないんだろうな…。
多感な時期に眼鏡をかけないといけなくなった子どもには、二通りのパターンがある。眼鏡を好きな子と、眼鏡をかけるのを嫌がる子だ。
「こんなのしてたらジャマだもん…」
母親に眼鏡を試着させられた少女が、不満そうな声を出した。
「眼鏡は嫌いかな?」
「別に…」
不貞腐れる少女の顔をじっと見て、御堂は彼女の目の位置や輪郭の特徴をつかんでいく。
うん、この子には、これか、これ。あっ、これもいいかも…。
御堂はピックアップした眼鏡を少女に渡した。
「どれでも好きなのをかけてみてよ」
イヤそうな顔をしながらも、少女は差しだした眼鏡をかけた。
「どうなの?」
母親がたずねて、少女が首を横に振る。
「やっぱりジャマ。落ちてくるし」
御堂は少女の眼鏡を取り、微調整してからかけ直してあげた。
「これでどう? 落ちてこないし、快適なんじゃないかな?」
少女は首を振ってみたり、眼鏡のつるを指で上げ下げしてみたりしてから、驚いたみたいに目を大きくした。
「あんまり、ジャマじゃないかも…」
「でしょ。他のもかけてごらん。気に入るのがあるはずだよ」
「あらー、カワイイじゃない!」
「ほんと? …まあ、悪くないかも」
眼鏡を選びながら親子は楽しそうに笑い合っている。
「これにします」
次は、少女が選んだ眼鏡にレンズを入れていく。
丸い大きなレンズから、眼鏡の形を切り出す。
フレームにはめるときの位置を意識しながら、丁寧に作業を進めた。
完成した眼鏡を渡すと、少女は恐る恐る眼鏡をかけた。
「うわー。すごい…!」
視力が落ちていた子が、初めての眼鏡をかけるときの反応は決まってこうだ。
少女は嬉しそうに目を輝かせながら、壁のポスターや窓の外を眺めた。
満足そうに眼鏡をかけ、少女は帰っていった。
けれど、その翌日、また暗い表情をして少女がやってきた。
「ごめんなさい」
少女は紙袋を出した。
「私、野球をしてるんですけど。ボールが当たっちゃって…」
袋の中では、誠意を込めて作った眼鏡がぐちゃぐちゃになっていた。
せっかく作った眼鏡がたった一日でダメになるなんて…。
御堂の腕がふるえ、肩や体中までふるふると振動してくる。
「やっぱり怒ってますよね?」
「えっ、いや、ぜんぜん。大丈夫だよ」
今度こそ、邪魔にならない、最高の眼鏡を作ってみせる。
御堂は武者震いした。
作った眼鏡がたった一日で壊れてしまったショックよりも、より良い眼鏡を作る情熱に燃える御堂であった。

(※PASH!2020年11月号より抜粋)

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