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市川太一&浦尾岳大によるユニット「ʚkoeharuɞ」セカンドシングル発売記念インタビュー

2020.12.18 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 バラエティ番組『こえはる寮101号室』から誕生した、市川太一さんと浦尾岳大さんのユニットʚkoeharuɞ(こえはる)が、番組を旅立ち、ユニットとして本格的に活動をスタート! あなたに寄り添う心の隣人、ご近所系デュオとして12月25日に2ndシングル『melty magic』をリリースします。今回は、市川さん・浦尾さんのおふたりに、2ndシングル『melty magic』のレコーディングや撮影裏話をインタビュー。また、1年間の番組を経て感じた、お互いの印象なども語っていただきました。

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――19年7月からスタートした番組『こえはる寮101号室』が、9月で最終回を迎えました。まずは番組を振り返っての想いをお聞かせください。

市川:一年間ではあったのですが、その間にいろいろなことに挑戦させていただけたなという印象です。一からのスタートだった僕らふたりの関係値も、初回から最終回にかけてどんどん変化していきましたし。だいぶ仲良くなれたと思うので、感慨深いですね。

浦尾:こうしてユニット活動は続いていますし、なんだかんだ1か月に1回はふたりで会ってるので、『こえはる寮』が終わったっていう感覚も、実はまだなくて。太一君も言ってましたが、それまであまり接点がなかった状態からスタートしているので、『こえはる寮101号室』という番組を通して、僕らも関係性を作り上げていった気がします。お互いに、最初の頃はちゃんと番組をやろうとがんばってたけど、だんだん砕けていったよね。後半は、いい意味で、「そこでしっかりやらなくてもいっか」って思えるようになったし。

市川:そうそう。番組をきちんとやることよりも、自然体な僕らがわちゃわちゃやってるところを楽しんでいただくほうが、番組のコンセプト的にも見てくださっている方にとっても、楽しんでいただけるんじゃないかなと思ったんです。

浦尾:しっかりやることよりも、まずは僕らが楽しいと思える番組を作ろうと思ってやっていました。

市川自然とそうなっていけたのがよかったよね。でもまさか、番組が終了したあともユニットとして活動が続いていくことになるとは、ふたりとも思ってなかったよね。

浦尾:確かに(笑)。めちゃめちゃ意外なところに着地したよね。

市川:一年間走り抜けた結果、意外な形で新たにスタートすることができてうれしいです。番組は終わるけどユニットとしては続いていく、なんてケースはなかなかまれですよね(笑)。

浦尾:普通だったら、番組ありきのユニットだもんね。

――おふたりにとって『こえはる寮101号室』はどんな場所でしたか? 印象的な思い出・今だから言える裏話などがあれば教えてください。

市川:僕ら以上にキャラの濃いスタッフさんばかりで、毎回収録やイベントが楽しかったです(笑)。

浦尾:あはは! 画面に映っているのは僕らふたりですが、その外にはおもしろいスタッフさんがいるのも寮っぽいなと。

市川:僕らふたりもそうですが、スタッフさんともプライベートな話をするようになったりと、回を追うごとに距離が近くなっていったんです。その時間も楽しかったですね。

浦尾:本当におもしろい作家さんでした。あと、こえはる寮はインスタグラムを活用していたので、インスタライブをやったのもいい思い出です。他の生配信よりも、管理人さん(『こえはる寮101号室』視聴者さんのこと)達との距離をより近く感じることができました。実際、僕らの距離もだいぶ近かったよね(笑)。

市川:ひとつの画面に収まるように、肩を寄せ合ってやったよね。

浦尾:ああいった状態で番組をやったことがいままでなかったので、新鮮でした。距離が近い分、よりフランクにお届けできた気がします。

市川:そうだね。僕はこの番組で初めてインスタグラムに触れたので、すごく新鮮でした。最近Twitterにフリート機能が付きましたが、インスタで培った映えのテクニックで、フリートも楽しみたいなと思います。……僕、インスタのアカウントは持っていないので(笑)。これまであまり写真を撮ってSNSにアップする機会ってなかったんです。でも『こえはる寮101号室』では、映える写真を撮る対決企画やデザイン対決企画があったので、普段やらないことをたくさんやらせていただくことができました。

浦尾:まあ、僕らはスタッフさんが求めてるクオリティのものはできなかったけどね(笑)。

市川:だね。オシャレでインスタ映えするような写真は、僕らには無理でした。

浦尾:求められてるのはわかってたんだけど、やれと言われてもできなかった(笑)。

市川:しかたないさ(笑)。

浦尾:おしゃれさでは勝てないので、結果おもしろいほうに逃げました。

市川:そうそう。その泥臭さとかも楽しかったよね。

――番組で発見したお互いの意外な一面はありますか?

市川:浦尾くんとは、『こえはる寮101号室』で初めてしっかり絡んだんです。周りの人たちや共通の友人から聞いていたエピソードもあって、それまでの勝手なイメージでは、すごくひょうきんでぶっ飛んでる人なのかと思っていたんです。でも実は、番組や構成のことをめちゃくちゃ考えている人でした。どうやったら盛り上がるかとか、よく考えてたよね。

浦尾:いやいやいや(照)。

市川:真面目な部分もあるんだなって。毎回収録が終わった後にふたりで帰っていたんですが、そのときも反省会をしてたよね。浦尾君が「あそこはもっとこうしたほうがよかったかな」と、しっかり考えながら番組をやっていたので、このふたりでいい番組を作っていきたいなと僕も思いました。

浦尾:僕は逆に、太一君は意外とボケたがりな人なんだなって気づきました(笑)。僕も番組でご一緒するまでは太一君のことをそこまで詳しく知らなかったので、きっと真面目な人なんだろうなって思ってたんです。確かに基本的には真面目なんですが……でも意外とふざけるのも好きだよね(笑)。ぶっこんでくるのは、だいたい太一君じゃない?

市川:そんなことないよ~。

浦尾:コントロールがうまいんです。僕のことをコントロールしながら、行ける時は行くっていうパターンが多かった気がする。

市川:そうだね、隙あらば攻めてたかも。

浦尾:それが気持ちよかったです(笑)。撮影のときもわざとボケて、僕が着てきた私服を自分の衣装にしようとしたことがあったよね。「ちがうちがう! それは衣装じゃない!」って。

市川:あったね!

浦尾:そうやって、僕やスタッフさんを驚かせたり笑わせたりして、現場を和ませてくれてました。

――8月には1st シングル『追い風シグナル』がリリースされました。管理人さんたちからの反応でうれしかったもの・意外だったものはありますか?

浦尾:配信イベントで披露した際は、「思ってたより良かった」という反応がありました(笑)。

市川:ならよかったよかった(笑)。楽曲自体も、番組らしい表題曲「追い風シグナル」と、ふたりのユニゾンが印象的なカップリング曲「You’ My Light」の2曲だったので、そのギャップも楽しんでいただけたと思います。ここまでがっつりハモリのある楽曲を歌わせていただいたのもʚkoeharuɞが初めてだったので、集中して収録したのを憶えています。

――2nシングルからは、本格的にユニット活動がスタートします。ʚkoeharuɞではどんな活動をしていきたいですか?

浦尾:キャラクターとしてではなく僕自身として歌わせていただくのは、ʚkoeharuɞが初めてだったんです。なので、変に飾りすぎず、ありのままの僕という人間が皆さんに伝わればいいなと思います。

市川:僕自身もʚkoeharuɞというユニット像、アーティスト像を作り上げるというよりは、僕自身として歌っていきたいです。それから、旅立ちはしましたが『こえはる寮101号室』という番組から生まれたユニットではあるので、その名残は多少あってもいいかな。なので、気負いすぎず、自然体でやっていきたいですね。

――12月25日には2ndシングルが発売されます。どのような楽曲になっているのでしょうか? 初めて聴いたときの印象などを教えてください

市川:冬の時期にぴったりな楽曲です。1stシングルと比べても大人な雰囲気になってるんじゃないかなと。

浦尾:そうだね。

市川:このシングルが、ユニットとして独り立ちしたʚkoeharuɞの初めてのシングルになるので、ユニットとしての方向性も感じられる1枚になったと思います。

浦尾:僕は、より人間味が増したように感じました。僕らの温度感がより伝わる楽曲になったと思います。1stシングルは、「これが『こえはる寮101号室』です!」という感じでしたが、今回の2ndシングルは僕らの内面が出せたんじゃないかなと。だからこそ、聴いてくださった方により身近に感じていただける気がします。

――レコーディングは別々だったそうですが、事前に打ち合わせをされたりしたのでしょうか。

市川・浦尾:してないです!(笑)

浦尾:「ディレクターさんが新しい方になったよ、おしゃれなスタッフさんがいっぱいいるよ」っていう業務連絡くらいだよね。

市川:そうそう。「まじで?!」って返信した気がする。

浦尾:ちなみに、いまのところ全部の曲を僕が先に収録しているんです。

市川:だから僕は、浦尾君の歌を聴いたうえで収録しています。

浦尾:ずるい!

市川:逆だよ!?(笑) 浦尾君のベースに合わせて歌うのも大変だって。

浦尾:僕はそのベースがないから、毎回自分で歌い方の指針を決めなきゃいけないのが大変です(笑)。僕が失敗したら、曲自体が失敗しちゃうんじゃないかって。

市川:失敗しないから大丈夫!

浦尾:いつか、太一君に先にレコーディングしてほしい。

市川:(笑)。レコーディングでは、まず歌ってみて、それを浦尾君の歌と合わせて聴きながら、声のバランスや表現の方向性を合わせていくようにしています。ふたりの声が合わさったものを聴いたうえで、録り直しては調整していってます。

浦尾:そういうかっこいいこと、僕も言ってみたいです。

市川:(笑)。今回は、どこまで僕として歌うかを悩みました。カップリング曲「happy memory」のディレクションでも、「もっと楽しそうに歌って」ってディレクターさんから言われたのを憶えています。

浦尾:わかる。「melty magic」は性格的にも歌いやすかったけど、カップリング曲はより難しかったよね。

――「melty magic」についてお聞かせください。

浦尾:すごくいい曲で歌いやすかったです。

市川:聴いてても、浦尾君が生き生きしてるのが伝わってきました(笑)。

浦尾:ホント!? 僕自身クリスマスが好きなので、楽しくて。

市川:コーラスもめちゃくちゃ頑張ったよね。ʚkoeharuɞはふたりの声が重なった時が魅力だねと言っていただくことが多いので、ハモリのパートは集中して収録しました。

浦尾:Aメロはしっとり語るような感じで、あまり番組では見せてこなかった色気が出せたと思います。

市川:そうだね。個人的には、2番で転調してからの明るくなる部分がすごく好きです。

浦尾:楽しいよね!

――「happy memory」ついてお聞かせください。

浦尾:ふたりのユニゾンで始まる楽曲です。楽しい曲ではありますが、そこまではじけるような雰囲気でもないのがポイント。Aメロの歌い出しが僕のパートだったので、そのニュアンスを出すのが難しかったです。キラキラにぎやかなクリスマスパーティーというよりは、クリスマスに家でこたつに入りながら、太一君と鍋をつつくような雰囲気なんです。

市川:そうだね。「melty magic」が恋愛っぽい雰囲気のある楽曲だとしたら、「happy memory」は気の置けない友人同士の距離感だろうなと思って歌いました。僕は、サビの部分をきれいに重ねるのが難しかったです。こういう楽曲をあまり歌ったことがなかったので、新鮮でしたね。

――今後、ユニットとして挑戦したい楽曲の方向性はありますか?

浦尾:最近昭和っぽい雰囲気が流行っていたりするので、ちょっと古めでキャッチーな曲もやってみたいよね。2人組ならではという感じの。

市川:ノリノリの楽しいやつね。僕は、ゆずさんみたいな弾き語りのデュオソングがやってみたいかな。

浦尾:いいね。そのときは、ギターは太一君にお任せします。僕はタンバリン叩くので(笑)。

市川:(笑)。いつかそんなライブもできたらいいよね。

――ちなみにそれぞれの音楽の趣味は?

市川:そういえば、あんまり音楽の話したことなかったね。

浦尾:してないね。何が好きなの?

市川:BUMP OF CHICKENとか。

浦尾:僕と同じだ!(笑)

市川:(笑)。

浦尾:思えば、前にこえはる寮の現場で、「スノースマイル」を口ずさんでたことあったよね。

市川:あったかも(笑)。なんだ、僕らふたりの音楽の趣味は意外と一緒でした。

浦尾:世代も近いしね。

――今回の2ndシングルは、数量限定で『クリスマスプレゼントBOX ~2020~』も発売されます。CDやブックレット、グッズなどすごく豪華なパッケージですね。

市川:CDとは思えない豪華さですよね。

浦尾:ボードゲームかと思っちゃった!

市川:僕らが描いたイラストも、箱にちゃんとデザインされているんです。

浦尾:デザイナーさんに感謝だね。ちなみに、これも僕が先に絵を描きました。これまでの傾向からして、イラスト系の企画では太一君がふざけてくるので、あえて僕から先に仕掛けてみたんです。そしたら今回は太一君、ちゃんと描いてきたよね。

市川:かわいく描きました(笑)。

――ジャケットやブックレットの撮影でのエピソードを教えてください。

浦尾:撮影も楽しかったよね。赤いクマの人形が印象的です。

市川:そうそう。なんとなくクマで遊んでたら、カメラマンさんに「そのまま遊んでてください」って言われて、そのカットがジャケットになってました(笑)。

浦尾:ちゃんと決めて撮ったカットもたくさんあったのに、結果的にふたりで遊んでるカットがジャケットに採用されるという(笑)。

市川:なにが正解か、わからないね~。

浦尾:その分、ふたりが自然体ですごくいいジャケットだよね。

市川:クリスマスを満喫してる感じがでたんじゃないかな。

浦尾:写真だけ見ると楽しそうですけど、実際はクマを使ってシュールな設定で遊んでました(笑)。

市川:『トイ・ストーリー』ごっこをしてました(笑)。お互いに、決め決めで撮影するのもあまり得意ではないので、だからこそこの柔らかい雰囲気のカットが選ばれたんだろうね。

浦尾:そうだと思います。こうしてリラックスして撮影できたのも、1年間番組をやってきたふたりだからこそだよね。関係値が築けていたからこそ、クマでも遊べるわけで(笑)。

市川:そうだね。衣装やセットもいろんなパターンで撮影したので、ブックレットも楽しんでいただけるとうれしいです。

――おふたりが好きなカットはどれですか?

市川:2階と1階で別れて撮ったカットは、すごくきらびやかで、クリスマスのイルミネーションもあって好きでした。

浦尾:あと、「ルパンが見つかっちゃった」みたいなカットも好きです。

市川:あ~! あったね! スポットライトの光にふたりが照らされてるカット。

浦尾:刑事ドラマみたいなバディ感がいいなと。1stシングルの撮影はすごく暑いなかだったので大変でしたが、今回の撮影はすごく楽しかったです。

市川:これだけ豪華なパッケージになっているので、楽曲はもちろんですが、クリスマスプレゼントとしても楽しんでいただけるとうれしいです。

――おふたりの活動を楽しみにしている“お隣さん”へのメッセージをお願いします。

浦尾:いつかライブがやれたらいいよね。

市川:そうだね。8月の配信イベントでは、今できる限りのことを精一杯やらせていただきましたが、いつか直接皆さんの前で歌を披露したいよね。こうしてユニットとして活動を続けていけることになったのは、応援してくださる皆さんのおかげです。番組は終了してしまいましたが、引き続き活動できて、2ndシングルをリリースさせていただけるのが、とてもありがたいです。この先も、3枚目、4枚目と僕たちの新しい一面を見せられるような楽曲が出せるよう頑張りますので、応援していただけるとうれしいです。

浦尾:“管理人さん”から“お隣さん”になったので、より近い存在として、皆さんに寄り添える楽曲や活動ができるようになったと思います。そうやって、聴いてくださる皆さんと心を通わせることができるユニットになれたらいいな。今回は発売日がクリスマスなので、今年のクリスマス当日しか聞けないと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。365日いつでも聞いて、楽しんでくださいね。

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応募期間:2020年12月18日(金)~12月25日(金)23:59

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