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「レオンハルトは誰よりも末っ子で、愛しい子 」――『王室教師ハイネ』廣瀬大介インタビュー&『”友達 以上×敵 未満”』MV撮影レポ

2019.02.14 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 2月16日より劇場版『王室教師ハイネ』がついに公開されます!

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 本劇場版では、原作・赤井ヒガサさん監修のオリジナルストーリーが展開。TVアニメを通して成長した4王子の元にやってきたのは、ロマーノ王国の双子の王子。この双子の王子、昔の4王子を思い出すような難ありっぷりで…!? はたして4王子とハイネは、双子の王子を“教育的指導”をし、無事に合同授業を乗り越えられるのでしょうか?

 エンディング主題歌は、TVアニメと同じくハイネと4人の王子によるユニット“P4 with T”の新曲『”友達 以上×敵 未満”』。

 今回PASH PLUSでは、このMV撮影現場に独占密着! 劇場版公開までの5日間毎日1名ずつ、撮影風景のフォトレポートと、アフターインタビューをお届けします♪

 第4回目はレオンハルト・フォン・グランツライヒ役の廣瀬大介さん!

■ミュージックビデオ視聴映像

劇場版ストーリー

 グランツライヒ王国の4人の王子たちは、次期国王を目指し、王室教師ハイネ・ヴィトゲンシュタインの指導のもと、様々な困難を乗り越え、時に迷いながらも、少しずつ成長していた。

 そんな彼らの前に現れたのは、ロマーノ王国からきたという双子の王子。 この王子たち、可愛らしい見た目に反して、実は超ドS…!

 そんな前代未聞の危機に、ハイネと4王子たちが「教育的指導」!?

廣瀬大介さん(レオンハルト・フォン・グランツライヒ役)撮影風景フォトレポート

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廣瀬大介さん撮影後インタビュー!

――MV撮影お疲れ様でした! 終えてみていかがでしたか?

廣瀬:疲れました(笑)! MV撮影自体が『Prince Night~どこにいたのさ!?  MY PRINCESS~』を含めて2度目なので、先に撮影したしょーたん(蒼井翔太さん)の様子を見つつ、上手にできるかなとずっと不安だったんです。

 しょーたんの撮影が必要最低限の時間で終わり、まさに“プロ!”という感じの空気感の中進んでいたので、最初は緊張していたんですけど、スタッフの方たちが僕のやりやすい空気を作ってくれたおかげで思っていたよりもスムーズに終わりました。今は無事に終えることができてとても安心しています。

――ダンスの方はいかがでしたか?

廣瀬:『”友達 以上×敵 未満”』は“あえてダサいダンス”を意識して振り付けられたそうで、一見すると簡単なダンスに見えるんですけれど、誤魔化しが効かないから逆に難しいんですよ。ちょっとのミスが目立ってしまうので、最後まで気の抜けない撮影でした。今回はソロでの撮影だったので他のメンバーのダンスを見ていないんですけど、きちんと踊れているかどうかしっかりチェックしようと思います。安里さんとかね!

――今回、バックがグリーン&ソロでの撮影ということもあり完成形がどんな風になるのかも気になるところですが……。

廣瀬:イメージは『王室教師ハイネ』に登場する王宮や風景をバックに僕たちが踊るというシチュエーションらしいんですけど、僕自身も「どんな風になるんだろう?」と思いつつ踊っていたので完成がどんな風になるのか楽しみです。きっと『王室教師ハイネ』スタッフが手掛けるものなら素晴らしいものになるはず!

 そして、前回の『Prince Night~どこにいたのさ!?  MY PRINCESS~』がYouTube上での再生回数が300万回を超えているそうで……今回はそれを超えるのが目標です(笑)!

――2月に劇場版の公開、4月には同内容のミュージカル第二弾の上演が予定されています。再び『王室教師ハイネ』が動き出すということで、お話を聞いたときいかがでしたか?

廣瀬:『王室教師ハイネ』メンバーでも「またやりたいね~」なんて話をよくしていたんですけれど、どうやらスタッフチームの熱量が凄まじいというのを聞いていて。チーム全体に「絶対に続きをやるぞ!」という空気が流れていて、(続編決定を)甘い期待を持って待つというよりは「これは絶対続きがあるぞ」という思いで待っていたので、知らせを聞いた時は「やっぱりね!」って感じで正直そこまで驚かなかったです(笑)。

――スタッフチームの熱量が高かったんですね!

廣瀬:「また演じてほしい」、「再演でもいいから決めよう」ってすごく盛り上がってくれていたので、演じている身としてはとても嬉しかったです。もちろん今回の劇場版の公開、ミュージカル上演という新しい『王室教師ハイネ』が稼働することができるのは、ファンの皆さんのお声があってのものだと思っています。こうして再びレオンハルトを演じる機会をいただけて感謝の気持ちでいっぱいです! まずは映画館で『王室教師ハイネ』が観られるのが楽しみです。

――前売券チケットは、アニメイラストver.には“先生&王子とデートなう。で使っていいよ。”、実写ver.には“ねっころがり先生&王子たち”がそれぞれテーマのブロマイドと、キャラクターボイスが付いています。かなり珍しいタイプの前売券だと思うのですがお話を聞いた時はどう思われましたか? また、収録はいかがでしたか?

廣瀬:ボイス付き前売券の話を聞いた時は、どんな風に売り出されるのか想像がつかなかったので「えっどういうこと?」ってただただ困惑しました(笑)。QRコードを付属することでどこでもハイネ先生や王子たちの声が聴けると知った時は「現代ってすごいな~」って感動しました。

 収録はとても楽しかったです。再びレオンハルトに出会えるのはありがたいことですし、前売券の収録が跳び箱の踏み台だとしたら、劇場版の収録は踏み越えてジャンプする瞬間……っていうと語弊があるかもしれませんが、先に前売券の収録ができたことで、レオンハルトと再び会えた感動を噛み締められたし、一緒に劇場版目指して頑張ろうという思いを共有できたような気がします。

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――劇場版の公開を前に、改めて廣瀬さんの思う『王室教師ハイネ』の魅力を教えてください。

廣瀬:『王室教師ハイネ』はキャラクターの個性がとても豊か。そして、全員癖があるのになぜか憎めないし、知れば知るほど好きになってしまう。不思議な魅力を持つキャラクターばかりだと思います。

 王子たちを描いている作品ということでバックボーンにもこだわりがあるそうで、西洋の歴史や雰囲気を感じ取れる作品でもあります。可愛いし、格好いいし、面白いし、勉強になるし、文句なし(笑)! だからこそ、『王室教師ハイネ』という作品に出会えたことは僕の人生にとってもとても大きな出会いでした。こうして作品に出会えたこと、そしてレオンハルトを演じさせていただけることにはありがとうという気持ちでいっぱいです。

――演じているレオンハルトは廣瀬さんにとってどんな存在ですか?

廣瀬:誰よりも弟気質で、愛しい子ですね。きっと劇場版で新しく登場する双子王子よりも“弟”な存在だと思う。というのも、ビジュアルのレオンハルトの表情を初めて見た時に「もしかするとハイネ先生が双子王子に盗られそうでムスってしてるのかな?」って思ったんです。

 素直に双子王子がいるポジションにはいかないけれど、そこに誰かが入ってしまうと、とくに身内じゃない人だとレオンハルトはモヤモヤしてしまうんじゃないかと。気になってスタッフの方に確認してみたところ、“ハイネ先生を盗られたことに焼きもちを焼いているレオンハルト”をイメージして描かれたビジュアルだそうで、「やっぱりそうだよな」って納得した自分がいたし、レオンハルトの気持ちが理解できるようになっていることがちょっと嬉しかったです(笑)。

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――これまで共に『王室教師ハイネ』を作り上げてきたメンバーについて、今この場に居ないから言える思いやメッセージはありますか?

廣瀬:しょーたん(蒼井翔太さん)はどんな時も癒し系。その上で誰よりも周りのことを見てくれる。そういう意味ではお兄さんなんですけど、みんなから愛される末っ子のような存在でもある不思議な人ですね。

 しょーたんを外から見ていて「凄い」と思うことも多々あったんですけど、一緒にお仕事をすることで分かる凄さがたくさんあって。仕事に対する姿勢や人間としての魅力を知れば知るほど、“蒼井翔太”という人物像の裏には見えない努力がたくさんあることも知りました。あんなに可愛いのに男らしい人だと思うし、蒼井翔太みたいに格好いい人になれたらいいなって思います。

 安達さんはね……弄ろうと思ったけれど真面目モードでいきます(笑)。安達さんは良い意味で自分の個性を出し惜しまない人だと思います。そういう生き方ってやり方によっては嫌われてしまうと思っていたんですけど、この人の場合は不思議と嫌いになれないというか、安達さんだから許してしまう現象が多々あるんですよ。

 安達さんは、びっくりするくらい裏表がないんです。だからこそ、例え安達さんが何かをしてしまったとしても「うーん安達さんなら良いか!」って許してしまう。それくらい『王室教師ハイネ』チームは彼の人柄に懐柔されていますね。個性を殺さずに愛されている人間はなかなかいないと思うので、僕も見習いたいと思います。

 安里さんはリアル・カイですね。時の流れが穏やか。安里さんと一緒に過ごしていると、休日に庭で寝っ転がって空を眺めている時のような時の流れを味わうことができるんですよ。沖縄でウチナータイムっていうのがあるらしくて。例えば集合時間が19時だとすると、実際に集まるのは22時だったりするくらい時の流れが穏やからしくて。安里さんは沖縄出身ということもあり、そうしたウチナータイムを身体から発している人だと思うんです。

 カイは全員が全速力で走っていたとしても、1人だけもたもた走っているイメージがあるんですけど、安里さんもきっと同じ(笑)。変に焦ることがない人なので、心を落ち着かせたいなって時は安里さんの傍にいきますね。

 植田さんは一緒にいすぎて何かを言うのは恥ずかしい(笑)。役柄なのか本人の性格なのか『王室教師ハイネ』の現場では率先してまとめ役を担ってくれます。ツッコミや司会もなんのその。何かを任せるならまず植田圭輔!ってくらい頼れる存在です。そして、良い仕事仲間。

 ビジネスパートナーっていうと冷たく感じるかもしれないけれど、「あのシーンこうじゃなかった?」って話をすると「俺もそう思っていた」って言ってくれるのは植田さんなんです。だから、仕事に対する相談は植田さんにするし、そうすると手が届かなかった答えにまで導いてくれるので本当にハイネ先生みたいな存在ですね。

 植田さんだけじゃなくて、『王室教師ハイネ』メンバーは役と性格がすごくリンクしているんですよね。しょーたんはリヒトと一緒で陰で努力しているし、安里さんはカイと同じで見えないところで導いてくれるし、ブルーノはちょっと違うけれど(笑)。安達さんはブルーノっぽくないからこそブルーノをよく見せられる存在だと思います!

――最後に読者へのメッセージをお願いします

廣瀬:新キャラクターも登場しますし、オリジナルの展開が待ち受けているということで、原作ファンの方も知らない『王室教師ハイネ』を楽しんでいただけると思います。刺激のある内容になっていると思うので、ぜひとも観に来てください!

――ありがとうございました!

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商品情報

〇劇場版「王室教師ハイネ」 Blu-ray 劇場限定版
金額:10,000円(税込)
内容
【本編DISC1枚】
本編映像(約60分)
【特典】
・劇場版「王室教師ハイネ」エンディング主題歌「”友達 以上×敵 未満“」ミュージックビデオフルver.
・「”友達 以上×敵 未満“」メイキングムービー
・「王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-」東京楽日、兵庫楽日優先抽選応募券シリアルコード
(※シリアルコード付Blu-rayの販売は2月24日(日)23:59まで)
・先付映像(全5種)
・キャラクターデザイン・総作画監督 奥山鈴奈 描き下ろしジャケット
・特製ブックレット

〇劇場版「王室教師ハイネ」エンディング主題歌「”友達 以上×敵 未満”」/P4 with T【発売中!】
金額:1,296円(税込)

〇王室教師ハイネ 劇場公開記念 Blu-ray BOX【発売中!】
発売日:2019年2月8日
金額:23,760円(税込)
【本編】TVアニメ「王室教師ハイネ」全12話
【特典】
<特別映像内容>
・Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~ミュージックビデオ
・Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~メイキングムービー
・Prince school ~個々にするのさ!? MY LESSON~ 全4編
・ノンテロップオープニング/ノンテロップエンディング
・特殊ケース仕様
・特製リボン
ほか

DATA
■劇場版『王室教師ハイネ』
公式サイト:https://heine-movie.com

公開日:2019年2月16日

STAFF:
スタッフ:
監督=菊池カツヤ
脚本=うえのきみこ・相内美生
オリジナルキャラクター原案=赤井ヒガサ
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督=奥山鈴奈
音響監督=郷田ほづみ
音楽=井内啓二
アニメーション制作=ティアスタジオ
オープニング主題歌=阪本奨悟「パラレルな関係」
エンディング主題歌=P4 with T「”友達 以上×敵 未満“」

CAST:
ハイネ=植田圭輔
カイ=安里勇哉
ブルーノ=安達勇人
レオンハルト=廣瀬大介
リヒト=蒼井翔太
イヴァン=橋本祥平
ユージン=阪本奨悟
ヴィクトール=森川智之
アインス=小野大輔
ローゼンベルク=江口拓也
マクシミリアン=立花慎之介
ルートヴィヒ=浪川大輔
ロマーノ国王:郷田ほづみ

■『王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-』

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ミュージカル公式サイト:http://musical-heine.com/2nd/
公式Twitter:@heine_musical
公演日程:
〈東京〉2019年4月11日(木)~14日(日)
〈兵庫〉2019年4月27日(土)~28日(日)
劇場:〈東京〉東京ドームシティホール 〈兵庫〉神戸国際会館こくさいホール

公演チケット価格:
ロイヤルシート…9,800円(税込/非売品グッズ付)
一般指定席…7,200円(税込)

※チケット情報はオフィシャルHPまで

原作:赤井ヒガサ(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)/劇場版「王室教師ハイネ」製作委員会
制作プロダクション:ポリゴンマジック
主催:ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会

©赤井ヒガサ/SQUARE ENIX・劇場版「王室教師ハイネ」製作委員
©ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会

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