まふまふ“ひきこもりでもLIVEがしたい!~明日色ワールドエンド発売記念公演~”をレポート!

2018.04.12 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

まふまふのワンマンライブに4組のシークレットゲストが登場!

 2018年3月20日(火)、21日(水・祝)、幕張メッセ国際展示場9・10・11ホールにて、まふまふのワンマンライブ“ひきこもりでもliveがしたい!~明日色ワールドエンド発売記念公演~”が開催された。

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 本公演は、2017年10月18日に『明日色ワールドエンド』がリリースされたことを記念して行われたもの。チケットは両日ともにソールドアウト。ライブ中にはまふまふに縁のあるアーティストたちがシークレットで登場し、まふまふの『明日色ワールドエンド』の発売をお祝いした。本記事では20日の模様をレポートする。 

 定刻、会場が暗転しステージ上部に設置されたモニターにオープニングムービーが映し出される。幾重もの光が重なり、輝かしい光景を描き出していく。そして、ステージの中心に白を基調とした衣装を身に着けたまふまふが登場すると、バックスクリーンにはまふまふの背後に合わせて白い羽が映し出された。まるで天使が降臨したかのような荘厳な光景に会場からは大歓声が上がる。

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 ライブはまふまふのハイトーンボイスが幕張に降り注いだ『輪廻転生』からスタート。この日のステージは全曲生バンドによる演奏が行われており、ハードロックな曲調に合わせて“下らない人生にさよなら”を告げるといわんばかりに歌う『輪廻転生』の激しさをより掻き立てていた。

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 まふまふはこの日のライブはイベンターとしても楽しませたいと語っており、シンガーとして極上の歌声を届けたのはもちろん、会場のどこにいても楽しませてくれるギミックを数多く用意していた。

 まふまふの「幕張ー!」の叫び声を合図に特攻が打ちあがると『立ち入り禁止』へ。赤と青のレーザービームが会場に降り注ぐなか迎えた『フューリー』。続く『悪魔の照明』では、まふまふがステージの中心に向かってステッキを振り上げると、ステージ上の松明に火が灯されるという迫力の演出に、会場は耳だけでなく目からもまふまふが作り上げるステージを楽しんでいた。

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 ここで1組目のシークレットゲストとして“nqrse(なるせ)”が登場し、まふまふと『ECHO』をセッション。主にニコニコ動画でラップを披露するニコラッパーのnqrse。まふまふの高音を活かした歌声にコネクトさせるように、低音のラップを披露し会場を盛り上げた。続いて同じく“nqrse(なるせ)”をフィーチャーした新曲『Necter』を披露した。

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 ここまで激しい展開のナンバーが続いたところで、まふまふが「みんなに小休止してほしい」と届けたのは『朧月』。和の雰囲気が漂うナンバーに乗せて、優しく語り掛けるような歌声が胸にすっと染み込み、心穏やかな時間を演出した。

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 『花鳥風月』では2組目のシークレットゲストである“浦島坂田船(うらたぬき、志麻、となりの坂田。、センラ)”が登場。ギターをかき鳴らすまふまふの周りを浦島坂田船の4人が囲むと、途端に笑顔を浮かべたまふまふの姿が印象的だった。続けて披露された『年に一夜の恋模様』では、5人がステージ中央に設置された花道にせり出すと肩を組みあう、和気あいあいとした姿も見られた。

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 そして『セカイシックに少年少女』では、活動休止から明けたばかりの“そらる”が3組目のシークレットゲストとして登場。2人で声を重ね合わせるなか、曲中にまふまふが声を詰まらせ、自らの胸をとんと叩いてみせる場面があった。曲終わりにまふまふは、そらるが活動休止していたことに触れると「こんな光景が見られると思わなくて」と、そらると2人でステージに立ったことで胸を詰まらせたことを明かした。

 続けてまふまふとそらるのユニット“After the Rain”としての新曲『夕立ち』を披露。この楽曲はまふまふとそらるが初コラボレーションから4周年を経て作成した楽曲。2人の思いが溶け込んだ楽曲に、会場は心静かに耳を傾けていた。さらに『メリーバッドエンド』では、まふまふがギターを奏で、そらるが心地よい低音を響かせると、“とまれ とまれ このゆびとまれ”と会場と合唱してみせた。

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 『ミカヅキリサイズ』では、「僕とも遊ぼうよ!」のかけ声とともに4組目のシークレットゲスト“天月-あまつき-”が登場。そしてニコニコ動画の【歌ってみた】カテゴリーにて2人がコラボ動画を上げていた『ロメオ』を披露すると、会場からは大歓声が上がった。曲中、2人が花道にせり出すと、まるで王子様のように恭しく跪いてみせる場面もあり、そんな2人の姿に会場からは「本当やばい……」、「嘘みたい」と感動の声が漏れていた。

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 ここまで4組のシークレットゲストが登場していたが、『病名は愛だった』からは再びまふまふのオンステージに。『ふたりぼっち』、『恋と微炭酸ソーダ』と立て続けに披露すると、残り2曲でライブが終わってしまうと切り出した。会場から惜しむ声が上がるなか、まふまふは残りの2曲の内、1曲目はサイリウムを全力で輝かせてほしいこと、2曲目では反対にサイリウムを消してほしいとお願い。

 一体、このお願いにどんな狙いがあるのかと思いきや『眠れる森のシンデレラ』ではポップなメロディーに合わせて、会場中のサイリウムが赤、青、黄色……と燦燦と輝くことで、まるでパレードが行われているかのうような光景が描き出され、本編ラスト『水彩銀河のクロニクル』では、会場中からサイリウムの光が消えると、まふまふを囲むように幾つもの小さな光が降り注ぎ、ラストの大サビでは会場をぐるりと囲むように星空が描きだされた。この会場全体を巻き込んだ壮大な演出に、ファンは心奪われ静かにまふまふの姿を見守っていた。

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 アンコールではシークレットゲストが勢ぞろい。しかも、猫耳をつけた状態というファンにはたまらない姿で登場すると『すーぱーぬこになりたい』を披露した。そして、ゲストから一言ずつコメントが送られると、まふまふはこの日のステージを振り返り「1人でやったのではなくて、僕が立たせていただいたんです」とゲスト、スタッフ、そして会場に訪れたファンへの感謝の思いを語った。

 そんな感謝の思いを告げたまふまふは『明日色ワールドエンド』の最後を飾る『終点』を披露。このままライブは終わりを迎えるかと思いきや、「この曲をやらないと終われないでしょ!」と『夢のまた夢』を披露。ステージを飛び出したまふまふはトロッコに乗ると、会場を巡りながら笑顔を届けた。

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 最後の最後まで“会場のどこにいても楽しめるライブをしたい”というまふまふの思いが垣間見える演出が行われていた本公演。これまで音楽を通して自らの思いを、人生観を語ってきた彼の新たな表現をここに見たような気がする。それは単に演出やギミックというよりも、来場したファンたちを笑顔にさせる魔法のようなものだった。

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【セットリスト】
1.輪廻転生
2.立ち入り禁止
3.フューリー
4.悪魔の証明
5.ECHO
6.Necter
7.朧月
8.花鳥風月
9.年に一夜の恋模様
10.セカイシックに少年少女
11.夕立ち
12.メリーバッドエンド
13.ミカヅキリサイズ
14.ロメオ
15.病名は愛だった
16.ふたりぼっち
17.恋と微炭酸ソーダ
18.眠れる森のシンデレラ
19.水彩銀河のクロニクル
<ENCORE>
en1.すーぱーぬこになりたい
en2.終点
en3.夢のまた夢

DATA:
■“ひきこもりでもLIVEがしたい!~明日色ワールドエンド発売記念公演~”
会場:千葉・幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
日程:2018年3月20日(火)、21日(水・祝)
出演者:まふまふ、nqrse(なるせ)、浦島坂田船(うらたぬき、志麻、となりの坂田。、センラ)、そらる、天月-あまつき-

イベント特設サイト:http://hikikomoridemo.jp/
公式サイト:http://uni-mafumafu.jp/
公式Twitter:@uni_mafumafu

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