anime

『ゴールデンカムイ』大塚芳忠インタビュー。狂気と野心、戦友思いなところもある鶴見中尉について語る

2018.04.25 <PASH! PLUS>

“ゴールデンカムイウィーク 黄金週間攻略戦ッ!!!”の特設ページがオープン

 現在放送中のTVアニメ『ゴールデンカムイ』より、鶴見中尉役・大塚芳忠さんのキャストインタビューが到着。また、“ゴールデンカムイウィーク 黄金週間攻略戦ッ!!!”の特設ページが公開された。

kinkamu_002

鶴見中尉役・大塚芳忠さん キャストインタビュー

―――本作の印象を教えてください。

 台本を読みながらストーリーやキャラクターを把握しているところですが、すごく面白いですね。今回こうして鶴見中尉の役をいただいたのをきっかけに、小学生の頃に『コタンの口笛』という小説を図書館で借りて読んだときのことを思い出しました。なにぶん昔のことなので詳しい内容までは記憶していないのですが、アイヌの迫害と和解を描いた物語で、すごく面白くて興奮しながら読んだ覚えがあります。僕にとってはそれがアイヌの文化に触れた初めての経験で、おかげでアイヌの知識を少しばかり持っていたんです。この作品に出させていただいたことで、50年も前の興奮が蘇りました。何か縁のようなものを感じると同時に、いい役をいただけたな、と思いましたね。

―――鶴見というキャラクターの印象を教えてください。

 いわゆる僕のよくやらせていただくタイプのキャラクターなんですけど、狂気と野心に満ちている一方、戦友思いなところもある人物で。とにかく興味が尽きないですね。しかも、頭蓋骨から汁まで染み出しますから(笑)。その描写だけで全体の人柄が見えてくるようなところがあって、芝居のアイデアもたくさん湧いてきました。おかげでどう演じようかと困るようなこともなく、ワクワクしながらやっています。

kinkamu_004

―――鶴見役を演じる上で、とくに意識していることはありますか?

 最初からわかりやすく狂気を前面に押し出すのは面白くないので、序盤は静かに演じるようにしています。鶴見は理知的な人だし、過去にいろいろあったようですからね。静的な状態から、怖いのかな、怖いのかな? と思わせた挙句に、本性があらわになるような盛り上げ方をしていきたいと思っているんです。

―――大塚さん自身も、鶴見がこの先どんな風に変わっていくのかを楽しみながら演じていらっしゃるんですね。

 そうです。どうせ最後は大変なことになりますから(笑)。なので、序盤は最大値の10分の1ぐらいに抑えて、徐々にギアを上げていこうかと。あとは、行動の裏には緻密な計画がある人物ですから、それがちゃんと伝わるような芝居を心がけて、将来の展開にうまく繋げていければと思っています。

―――難波(日登志)監督や音響監督の明田川(仁)さんからは、演技について何かオーダーはありましたか?

 特別なかったですね。強いて言えば、モノローグのセリフで感情がだんだん高揚していく部分にもっとメリハリを付けてください、というアドバイスをいただいたくらいです。

―――アフレコ現場の雰囲気はいかがですか

 とにかく落ち着きます。僕もいろんなアニメに出させていただいていますけど、最近はどこのスタジオに行っても最長老で(笑)。この作品は同年代の方や、洋画の吹き替えをずっとやってきた人たちばかりなので、ホームグラウンドに戻ったような感覚があります。無駄話や世間話もいっぱいできるし、楽しいですよ。芝居の面でも、何十年も一緒にやっていると、お互いがどんな出方をするのかだいたいわかりますしね。キミはそうやるんだろ? だったら俺はこんな感じで受けるよ、という具合に、阿吽の呼吸みたいなものができているんです。

―――シリーズ序盤で、キャラクターの魅力や存在感を出すために重要だと感じたセリフはありますか

 やはり芝居のイメージをつかむ上で大きなヒントになった、頭蓋骨から汁が出るときのセリフでしょうか。こういう男は最高だな、と思いながら、とても楽しく演じさせてもらいました。この仕事をしていると、ちょっとしたことがセリフのヒントになったり、人物像を把握するポイントになったりするんです。ですから、その時々に感じたことを逃さないように、これだ! と思ったらしっかり食らいつくように気をつけています。

kinkamu_003

―――大塚さんはこれまでも狂気をはらんだ悪役を多数演じられていますが、鶴見というキャラクターはまたひと味違いますか?

 違いますね~。悪役を演じさせていただくことが多いので、似通ってしまったらどうしようと思っていたんですけど、そんなことは全然なかったです。これまでやらせていただいた複雑な内面を持つ役の中でも、こういうタイプの人物は初めてですね。明治時代の人間を演じる機会もそうあるものではないですし、非常に興味深いです。セリフを言うときも、僕なりに当時を生きた人間であることを意識するようにしています。

―――アニメの放映はまだ始まったばかりです。最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

 『ゴールデンカムイ』は、業界歴の長い僕でさえ初めて経験するようなタイプの作品です。近代日本の原点ともいえる明治時代やアイヌの文化を知るきっかけにもなりますし、新しい視点をたくさん与えてくれると思います。実在した人物もたくさん出てきますから、興味を引かれたら、さらに本を読んで知識を深めるのもいいかもしれませんね。知的好奇心を刺激する要素が詰まった作品というだけでなく、もちろんストーリー自体も純粋に面白いです。きっとこの先もいろんな展開が待ち受けていますので、1秒も見逃すことなく最後まで観ていただきたいと思います。

“ゴールデンカムイウィーク 黄金週間攻略戦ッ!!!”特設ページがオープンッ!!

 現在、新宿エリアにて開催中のTVアニメ『ゴールデンカムイ』のポップアップショップや、フード・ドリンクコラボが楽しめる‟ゴールデンカムイウィーク 黄金週間攻略戦ッ!!!”の情報をまとめた特設ページが公開された。

kinkamu_001

 4月20日から新宿マルイアネックスにて開催中の“TVアニメ『ゴールデンカムイ』POP UP SHOP”の他、4月28日からはカラオケパセラ新宿本店、ロスカボス新宿本店にて“TVアニメ『ゴールデンカムイ』フード・ドリンクコラボ”も開催される。今後もゴールデンウィーク期間中に様々な企画が予定されている。

“ゴールデンカムイウィーク 黄金週間攻略戦ッ!!!”特設ページ:http://www.kamuy-anime.com/special/event/goldenkamuyweek.html

DATA
■TVアニメ『ゴールデンカムイ』

公式サイト:http://kamuy-anime.com/
Twitter:@kamuy_anime

ON AIR:
TOKYO MX:毎週月曜23:00~
読売テレビ:毎週月曜25:59~
札幌テレビ:毎週月曜25:44~
BS11:毎週月曜25:00~
時代劇専門チャンネル:4月13日より毎週金曜25:00~
FOD:毎週月曜23:30配信

STAFF:
原作=野田サトル
監督=難波日登志
助監督=川越崇弘
シリーズ構成=高木 登
キャラクターデザイン=大貫健一
メインアニメーター=羽山淳一
銃火器設定=渡辺浩二
プロップ設定=浅沼信也
動物設定=墨佳 遼
美術監督=森川 篤
色彩設計=茂木孝浩
撮影監督=戸澤雄一郎
CGディレクター=奥村優子/濱田康平
編集=定松 剛
音響監督=明田川仁
音響制作=マジックカプセル
アイヌ語監修=中川 裕
音楽=末廣健一郎
アニメーション制作=ジェノスタジオ
製作=ゴールデンカムイ製作委員会

CAST:
杉元佐一=小林親弘
アシ(リ)パ=白石晴香
白石由竹=伊藤健太郎
鶴見中尉=大塚芳忠
尾形百之助=津田健次郎
谷垣源次郎=細谷佳正
二階堂浩平/洋平=杉田智和
二瓶鉄造=大塚明夫
辺見和雄=関 俊彦

©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

オススメ
あわせて読みたい