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『エウレカセブン ハイエボリューション1』主題歌は尾崎裕哉。新予告編映像などが解禁!

2017.07.07 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

伝説のアーティスト故・尾崎豊さんを父に持つシンガーソングライター

 9月16日に公開される劇場アニメ『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』。本作の主題歌を、シンガーソングライター・尾崎裕哉さんが担当することが明らかになった。

 伝説のアーティスト故・尾崎 豊さんを父に持つ裕哉さんは、2016年にDigital 1st Single『始まりの街』をリリース、以降大反響を巻き起こしたテレビ初生出演、フィジカルCD『LET FREEDOM RING』のリリースなどを経て、本作で初の映画主題歌に挑む。

 今回の映画では、テレビシリーズで語られることが無かった人類最大の大災害“通称:サマー・オブ・ラブ”から世界を守る為に戦い、犠牲となった英雄アドロックと、その息子レントンの父への思い、悩み、葛藤、そして彼が決断し、父アドロックの歩いてきた戦いの世界へ身を投じていく未来が描かれていく。

 そして、そのレントン同様“伝説の父”を持ち、“父の成し遂げられなかったことを果たしたい”という思いを胸に、同じ音楽の世界で自身の未来を切り開いていこうとする尾崎裕哉さんに白羽の矢がたち、今回のコラボレーションが実現したとのこと。

 本作のために、尾崎さん、いしわたり 淳治さん、蔦谷好位置さんの手によって書き下ろされた楽曲『Glory Days』は、新しいながらもなつかしく、劇中に出てくるリフボードに乗っているような爽快感があふれ、歌詞には、葛藤や背負っている運命、時代に対する想いなど、まさにレントンと尾崎さんの想いが込められている。

 そんな尾崎さんが歌う主題歌『Glory Days』を使用した新予告編映像と、新ポスタービジュアルも解禁に。3月17日に、映画化発表と同時にお披露目された特報映像から今日まで何も語られてこなかった本作。“すべての始まり”から始まる物語が、7月7日、遂にそのベールを脱ぎ、全貌が明らかになる。今回の解禁に向けて、 尾崎裕哉さんと、京田知己監督から下記コメントが届いているので、そちらもご紹介しよう。

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尾崎裕哉さんのコメント

 今回、初めて映画の主題歌を担当させていただけるということと、特に自分はアニメが好きで、その中でも『エウレカセブン』のような素晴らしい作品に携われることを凄く光栄に思います。

 今回の楽曲は、作詞はいしわたり淳治さんと、作曲は蔦谷好位置さんと一緒に作らせていただきました。実は、アップテンポの曲を作るのが僕、初めてだったんですけど、 お力添えあって、なんとかうまくいったかなと思います。すごく力強いサビができたので、それを組み立てるまでのメロディを何回も繰り返して考えました。とてもいい感じになったと思います。早く劇場で聞きたいです。

 僕はレントンと境遇が似ているところがあって、レントンが葛藤しているところとか「ああ、こういうことあったなぁ」と思っていました。反発しながらも、根本には寂しいという気持ち、「やっぱり父親に会いたい」という気持ちはお互いすごくあったわけで、そこの部分を想像していました。

 レントンと同じ14歳のころにはすでに、憧れというか、音楽をやりたいなぁという気持ちはあったので、今こうして作品を作るような職業につけたのは嬉しいことです。『エウレカセブン』は、たくさんのファンの方の期待を背負っていると思うので、その期待をいい意味で裏切ったり、超えていけるような作品になったらうれしいです。

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京田知己 総監督さんのコメント

 フィルムにとって音楽は非常に重要なファクターではあるものの、そのめぐりあいについては偶然や奇跡に委ねるしかないのだ……というのは、幾つかの監督作品や参加作品を経た上でたどり着いた僕なりの結論です。

 今回の映画がレントンという男の子の幼年期の終わりを描く物語になると決まった時に、出来ることなら映画の最後に流れる曲は歌であって、それも男の子の歌であって欲しいなと思っていました。しかしどのような歌が、どのような方が歌った音楽が良いのか、自分たちには皆目見当もつかないでいました。

 そんな中、たまたま脚本打ち合わせでiTunesを開いた時、本当にたまたまトップ画面に尾崎裕哉さんのバナーが流れていて、そして本当に勢いでクリックして流れてきた『サムデイ・スマイル』を聴いた瞬間に、そこにいた全員に「ああ、今度の映画の最後を飾るのは、この人の曲だ」という空気が流れました。そう、まさしく「エウレカ!」な気分になったのです。

 もちろんハードルが無かった訳ではありません。大人の事情というものもありました。それ以上に僕らが気にかけたのは、これは偶然なのですけれども、自分たちの作っているフィルムの主人公レントンの設定と尾崎さんの境遇が似ているように思えたことでした。  ですが快諾をいただき、デモを聴かせてもらい、尾崎さんご本人にお会いして色々と話を聞かせてもらい、そして気づかされました。

 今の自分だからこそ語れるものがあるのなら、それは今語るべきなのだ、と。

 自分たちは今回、運命や境遇を受け入れて、それでも前へ未来へ進み出す男の子を描くことが“今の”自分たちに語れることだと思い、フィルムを作りました。そして尾崎さんの楽曲も、そのどれもが“今の”尾崎さんではないと歌えないものに思えました。そんな「今」を描こうとしたからこそ、僕らは邂逅出来たのかもしれません。その結果としての『Glory Days』という曲は、僕にとっての、僕らにとっての宝物のような存在になりました。

 願わくばこの曲の流れる映画を見て劇場を出た後に、いや映画を見ていなくても街中でこの曲を聴いた全ての人の行く先に、輝ける未来があらんことを。

DATA
『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』

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ROADSHOW:2017年9月16日(土)全国ロードショー
配給=ショウゲート
公式サイト:eurekaseven.jp

STAFF:
総監督=京田知己
脚本=佐藤大
キャラクターデザイン=吉田健一
原作=BONES
監督=清水久敏
メインメカニックデザイン=河森正治
コンセプチャルデザイン=宮武一貴
デザインワークス=武半慎吾、齋藤将嗣、出渕裕、コヤマシゲト
キャラクター作画監督=藤田しげる、倉島亜由美
特技監督=村木靖
メカニック作画監督=阿部慎吾
メインアニメーター=柿田英樹、金子秀一、大塚健、横屋健太、長野伸明、工藤糸織
美術監督=永井一男
美術監督補佐=本庄雄志
色彩設計=水田信子
編集=坂本久美子
撮影監督=木村俊也
音響監督=若林和弘 音楽=佐藤直紀
挿入曲=『Hardfloor』
アニメーション制作=ボンズ
製作=バンダイナムコエンターテインメント、バンダイビジュアル、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、毎日放送、ボンズ

CAST:
レントン=三瓶由布子
エウレカ=名塚佳織
デューイ=辻谷耕史
ホランド=森川智之
タルホ=根谷美智子 チャールズ=小杉十郎太
レイ=久川 綾
/アドロック=古谷 徹

【ストーリー:】  10年前、世界を揺るがせた大事件“ファースト・サマー・オブ・ラブ”が起こった。そこで父アドロックを失った息子のレントンは今、辺境の街ベルフォレストで塔州連合軍軍学校に通っていた。
 英雄と讃えられる亡き父。なにもない単調な毎日。レントンにとって自分の身の回りにあるすべてが息苦しかった。
 そんなレントンの前に、世界最古のLFOニルヴァ―シュが突如姿を現す。そのコクピットから姿を現したのはエウレカだった。レントンとエウレカの、必然と偶然の間で揺れる出会い。それこそが人類と異種知性体スカブコーラルの未来の始まりだった。
 レントンとエウレカの旅路は、果たしてどこに行き着くのか!
※LFO(Light Finding Operation)作中で使われる民間用の人型機械。

主題歌「Glory Days」尾崎裕哉(TOY’S FACTORY)
©2017 BONES/Project EUREKA MOVIE

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