anime

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第7期第20話「少女のエゴ」放送直前! 佐倉綾音さん&福圓美里さんからのコメントが到着

2024.10.04 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』第7期第20話(通算158話)「少女のエゴ」に向けて、佐倉綾音さん&福圓美里さんからのコメントが到着しました。

MHA_s7_Ochaco&Toga_visuals

【PICK UP!】『僕のヒーローアカデミア』関連記事

 10月5日(土)夕方5:30放送、麗日お茶子とトガヒミコというヒーローと敵<ヴィラン>双方のメインキャラクターが対峙する注目回「少女のエゴ」に向けて、今回の主役ともいえる2人、お茶子役の佐倉綾音さんとトガ役の福圓美里さんのコメントが到着! この回に懸けた想い、アフレコ当日に感じた気持ちなど、その胸の内を激白しました。

 ヒロアカの物語の重要なポイントのひとつである2人のドラマ。自分にとっての“普通”が社会には受け入れられず、そして大事な仲間が殺されヒーローの復讐を果たさんとするトガ。そんな彼女を拒絶するではなく、刃を向けられてもその“普通”を少しでも理解しようとするお茶子。その2人を演じた佐倉さんと福圓さんの想いとは……!?

02

03

佐倉綾音さん&福圓美里さんコメント

――この7期第20話(No.158)「少女のエゴ」の物語を原作で読んだ時、どんな気持ちになりましたか?

佐倉綾音さん(以下、佐倉さん):来たるべき日として頭の端っこで想像はしていたはずなのに、堀越先生の絵でそれを現実として突きつけられた時、ただ呆然として、ごちゃごちゃな涙を流すことしかできませんでした。

 肯定と否定が自分の中でうずまいて、それでも出会わなければよかったとは思えず、ただただヒロアカとの、トガヒミコちゃんとの出会いに感謝しました。

福圓美里さん(以下、福圓さん):これ以上ない素晴らしい結末に、トガの声優という以前に一読者として圧倒されました。

 トガちゃんが誰も傷つけず罪を償い社会で生きていくことは可能なのかとここ数年何度も考えたけれど、それは彼女を苦しめつづけた「大多数の普通」の枠に押し込めることになるし……もうご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、まだの方はアニメで彼女たちの生き様を見届けてくださったら嬉しいです。

――アフレコまでにどんなことを考え、そして当日はどんな想いで臨んだのでしょうか?

佐倉さん:この回のアフレコが来なければいいのに、とずっと真綿で首を絞められているような感覚があって、でもすでに苦しみの最中にある彼女たちの時間を、歩みを絶対に進めてあげなくてはならないという使命感もあって、心がぐちゃぐちゃなままスタジオに到着しました。

 福圓さんとは通路をあけた隣の席に座りました。隣だけど確実に溝があるその距離感が一番心地がよくて、アフレコに集中することができました。

福圓さん:原作に感動したと共に、これをいつか演るのかぁ……と思ったら正直プレッシャーで。あと終わりたくないのもありまして、なるだけ遅くなったらいいなあなどと思っておりました。

 当日はなんだかとても静かでした。心も頭の中も。スタジオも。戦いに行くときってこんな感じなんですかね。不安がなかったわけじゃないけど、綾音ちゃんに会ったらいつもと纏っている空気が全然違くて、この人と真正面からぶつかれるの楽しみでしかないと思えました。

――お互いの掛け合いをはじめ、アフレコ中にはどんなことを感じましたか?

佐倉さん:ずっと泣いていました。収録中、台本の文字はほとんど見えなくなっていて記憶もほとんどありません。絵コンテのトガちゃんの顔だけが脳裏に焼き付いています。芝居というか、生きたという感覚が近かった気がします。容赦なくリテイクは飛んできた気がするのですが、あまり覚えていません。どのテイクがチョイスされたのか、私もオンエアでないと分かりません。

 休憩に入っては、先輩たちが「すごいね」「すごかったね」と労ってくれたことだけに安心感を覚えて、また台本に向き合って心を痛めて涙を流して……の連続でした。福圓さんはなぜかすっきりとした顔をして「綾音ちゃん、なんでそんなに泣くの」と笑っていて、それがまたしんどくて、アフレコが終わった後も街を歩きながらしばらくひとりで泣いていました。

福圓さん:正直記憶が飛び飛びで。途中で「喉が終わる」と思ったのは覚えています。アフレコの後2.3日ヒリヒリしていました。

 主観になりすぎる部分を音響監督さんはじめスタッフさん方からご指示いただき、めっちゃくちゃ丁寧に録っていただきました。本当に何度もやらせていただけたのと、綾音ちゃんと共にあの瞬間にしか出ない芝居だと思うので荒い部分あるかもですが後悔はありません。

――放送を待っているファン・視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

佐倉さん:デクくんから始まったふたりの関係は、いつしかちいさな女の子ふたりの矜持のおはなしになっていきます。

 すべての想いをとりこぼさんとする、ヒーローとしてだけでないお茶子の人間性をどう表現したらいいか最後まで悩み抜きました。デクくんに影響を受けたちいさなふたりの、ひとつの結論をぜひ見届けてください。

福圓さん:ついにこの日が来てしまいます。私もまだ完成を観ていないのでオンエアで皆様と一緒に観るのが楽しみです。トガヒミコの声をおよそ10年やってまいりました。掴みにくく何層もある彼女ゆえ、トガちゃんと私の間には常に少し距離があります。

 でもこのエピソードでは完全に重なった瞬間がありました。どうか不器用なトガちゃんと、優しいお茶子ちゃんの想いが皆様に届きますように。7期クライマックス、見逃さないでくださいね。

TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』作品概要

【放送情報】
5月4日より7期放送
毎週土曜夕方5:30
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット
※一部地域を除く。
【スタッフ】
原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
総監督:長崎健司
監督:中山奈緒美
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:馬越嘉彦・小田嶋瞳
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:ボンズ
【キャスト】
緑谷出久:山下大輝
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
飯田天哉:石川界人
轟焦凍:梶裕貴
死柄木弔:内山昂輝
荼毘(轟燈矢):下野紘
トガヒミコ:福圓美里
スターアンドストライプ:朴璐美
オールマイト:三宅健太
オール・フォー・ワン:大塚明夫

(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

オススメ
あわせて読みたい