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『ドラゴンボール』の悟空みたいになりたい!人は努力でサイヤ人並みに強くなれるのか!? 【界王星で生活編】

2021.06.05 <PASH! PLUS>

 「週刊少年ジャンプ」の三大原則“友情・努力・勝利”。特に“努力”というワードに関しては、『ドラゴンボール』で外せないワードになっていると筆者は思います。

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 劇中、主人公の孫悟空は色々な修行を経て成長を遂げていきます。よく甥っ子と一緒に観ているのですが、甥っ子は観た後に必ず「自分も修行して孫悟空みたいになる!」と言っています。アニメのキャラクターに感化されるのはよくあることですので、おそらく甥っ子だけでなく、全国のちびっ子達も同様のことを思っているのではないでしょうか。

 大人になって冷静に考えてみると、元々悟空は地球の人間ではないですし、修行で超人になっていくことは理解できます。しかし、普通の人間も“努力”したら悟空に近づけることができるのでしょうか?

 どんな特訓をすれば悟空に近づけるのか考えていたところ、ハードな修行が多い中「これだったら……できるかも?」と思えるシーンがありました。ズバリ「界王星で生活する」です。

 界王星は地球の重力の10倍だそう。そんな中で生活すれば、めちゃくちゃ強くなれるのでは…。悟空も最初は手こずっていましたしね!

 そこで今回、「果たして地球人はサイヤ人の様に10倍の重力で生活できるのか?」を調べてみました!

地球人は10倍の重力の中で生活できるのか!?

 そもそも重力とは地球上で物体が地面に引き寄せられる力のことで、言い換えれば、重さの原因を作っている力のことです。

 物体同士が引っ張り合う力である「引力」と混同されることもありますが、実際には異なります。地球は自転をしているので、地球上にある物体は引力に加えて遠心力の影響も受けています。この遠心力と引力を合わせた力を重力と呼びます。

 重力は重力加速度の単位g(ジ-)として表記されることが多いです。地球の表面は1gなので界王星10倍の重力なので10gですね。
※界王星の大きさは考慮しません。

 では、実際に地球人はどのぐらいの重力で生活できるのでしょうか?
 
 クロアチアのザグレブ大学の研究プロジェクトでは、2018年8月、惑星の重力がヒトの運動能力にもたらす作用についての研究論文をオンラインプラットフォーム「アーカイヴ」で先行公開しました。この論文では「重力が4gを超えると、ヒトは通常の歩行ができなくなる」と結論づけています。

 この論文を取り上げた記事によると、研究プロジェクトでは、まず体重50kgのヒトの骨格が耐えられる重力の上限値を分析。静的圧縮応力のみを考慮した場合、その上限は地球の重力の90倍を超えますが、ヒトが動く際の動的応力も考慮すると、地球の重力1gのおよそ10倍がその上限であったとのことです。

 一方、座ったり横になったりしている状態から身体を起き上がらせる筋力がはたらく上限は5gで、重力がもたらす応力は骨格よりも筋肉のほうが大きいこともわかっています。

 私たち人間の骨格や筋肉は地球の重力に適したものとなっているため、重力の高い環境下ではうまく機能しないおそれがあるが、研究プロジェクトの考察によれば、フィジカルトレーニングによって3gから4g程度の重力に耐えうる強度を備えることは可能とのことでした。

地球人は、10gの中を生活するのはかなり困難だということがわかりました。やっぱりサイヤ人ってスゴイですね……。

 しかし、“努力”があれ不可能はないはず! 人工重力で幼い頃から強化していけば、孫悟空までは届かないまでも、わずかながらもサイヤ人に近づけるかもしれませんね。

参考文献及び資料
テレビ 【ドラゴンボールZ】
ウィキペディア 【ドラゴンボールZ】【界王】【重力】【サイヤ人】
ピクシブ百科事典【界王】【界王星】【惑星ベジ-タ】
ホンシュルジュ 【5分でわかる重力仕組み】
NewsWeek日本版 【「ヒトが生活できる重力の上限は4G」との研究結果】

(※画像は『ドラゴンボール』公式サイトより)

文・内海 健(よしもとライターズアカデミーウエスト)

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