赤井秀一と降谷零の関係性とは？金ロー『名探偵コナン 純黒の悪夢』を見る前に知っておくべきこと

　4月10日（金）の『金曜ロードSHOW!』（日本テレビ系、21時～）にて、劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢（ナイトメア）』が放送される。

　本作は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの記念すべき20作目。2016年に公開された作品で、興行収入は63億円を突破した。

　物語は、警察庁警備局に謎の女性（CV：天海祐希）が侵入し、機密情報を盗み出したことから展開。盗まれたのは、“黒ずくめの組織”に世界各国から潜入している諜報部員「NOC（ノック）」のリストだった。

　FBI捜査官の赤井秀一（CV：池田秀一）、公安の降谷零（CV：古谷徹）らが追跡するが、女は車で逃走。彼女はNOCのメンバーの一部を組織にメールした直後、車を赤井に狙撃され海へと落下する。海から這い上がった女は、色鮮やかにライトアップされた観覧車の景色を見て意識を失い……。

　翌日、水族館に遊びに来た江戸川コナン（CV：高山みなみ）と灰原哀（CV：林原めぐみ）は、ベンチに腰を下ろしている傷だらけの女を発見する。彼女は、自分が警備局に侵入したことはもちろん、すべての記憶を喪失していた。コナンは少年探偵団の面々と共に、彼女の記憶を取り戻す手伝いをすることに。

　しかし、探偵団の3人は、聞き込みなどもそっちのけで女性と共に遊園地のゲームに夢中。そんななか、動く歩道から身を乗り出した元太（CV：高木渉）が誤って高所から転落。その瞬間、女は驚異的な身体能力を発揮して元太を救い出す。それを目撃した灰原は、女が組織のNo.2・ラムではないかという疑念をコナンに打ち明けるが……。

■降谷零

　本作でキーパーソンとなってくるのが、作品の2大人気キャラ、赤井と降谷だ。

　降谷といえば、2018年の劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』のメインキャラクターとして登場し、“安室の女”という言葉まで生んだ人物。“安室”とは、降谷が捜査のために使っている偽名のこと。「安室透」という探偵として毛利小五郎に弟子入りし、普段は喫茶ポアロでアルバイトをしている。本名は「降谷零」といい、公安警察の捜査官だ。

　そしてもう一つの姿として、黒ずくめの組織の探り屋「バーボン」という名も。今回、「NOC」リストが奪われたことにより、組織に正体がバレてしまうかもしれないピンチに陥る。

■赤井秀一

　一方の赤井も、かつて黒ずくめの組織で「ライ」というコードネームを与えられていたが、本当はFBIの捜査官。CIA諜報員の水無玲奈（CV：三石琴乃）を組織に再潜入させる際、暗殺されたと思われていた。

　だが、すべてはコナンの作戦で、実は生きていて普段は大学院生の沖矢昴に扮して生活している。

■2人の関係性

　この赤井と降谷、実は因縁の仲。黒ずくめの組織で行動を共にしていた頃はライバル関係だったことに加え、降谷は、同僚で同じく黒ずくめの組織に潜入していた「スコッチ」が死亡する一因が赤井にあると思い、憎んでいるのだ。

　『純黒の悪夢』では、2人が迫力のカーチェイスを繰り広げたり、大観覧車上で死と隣り合わせの殴り合いを展開するなど、ハラハラするシーンがふんだんに盛り込まれている。

■2020年の劇場版は赤井秀一がキーパーソン

　今年公開予定の劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』では、赤井がメインキャラクターとして登場。未だ謎多き人物だが、今作でなんと原作でも揃ったことがない“赤井ファミリー”が集結する。

　なぜ赤井の母・メアリー（CV：田中敦子）があのような姿をしているのか、そして弟・羽田秀吉（CV：森川智之）、妹・世良真純（CV：日高のり子）はどのように物語に関わってくるのか、気になることばかりだ。
　
　『名探偵コナン 緋色の弾丸』にも注目しよう！