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米津玄師の新曲が『海獣の子供』主題歌に。原作者・五十嵐大介「心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌」

2019.04.24 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 6月7日公開アニメーション映画『海獣の子供』より、米津玄師さん書き下ろし新曲『海の幽霊』が主題歌となることが決定。米津さん自身の作品としては初の映画主題歌となる。さらに、あわせて新たなアーティスト写真も公開となった。

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 『海獣の子供』は五十嵐大介さん原作の海洋冒険物語。同作は第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど高い評価をうけている。

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 原作作者の五十嵐大介さんとは、米津さんが公式イメージソングを担当していたルーヴル美術館特別展『ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~』より親交が続き、今回の書き下ろしにつながったよいう。

 また、あわせて発表となった『海の幽霊』のアーティスト写真は現在Youtubeにて3.5億回以上の再生回数を誇る『Lemon』MVも手掛けた山田智和さんが撮影。髪色も新たになった米津玄師さんの“今”を収めている写真となっており、こちらも合わせてチェックしよう。

米津玄師コメント

 原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。

 原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。

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五十嵐大介コメント

 米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。それからの様々な人のつながりを経て、映画『海獣の子供』の主題歌を米津さんに…という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。

 心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。

DATA
■『海獣の子供』

公式サイト:http://www.kaijunokodomo.com
公式Twitter:@kaiju_no_kodomo

ROAD SHOW:6月7日全国ロードショー

原作:五十嵐大介『海獣の子供』(小学館 IKKICOMIX 刊)

STAFF:
監督=渡辺 歩
音楽=久石 譲
キャラクターデザイン・総作画監督・演出=小西賢一
美術監督=木村真二
CGI監督=秋本賢一郎
色彩設計=伊東美由樹
音響監督=笠松広司
プロデューサー=田中栄子
アニメーション制作=STUDIO4℃

製作:「海獣の子供」製作委員会
配給:東宝映像事業部

CAST:
芦田愛菜
石橋陽彩
窪塚愛流
稲垣吾郎
蒼井 優
渡辺 徹
富司純子

STORY:

 光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。 巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。 <本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。

 自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。 母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働い ている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議 な少年“海”とその兄“空”と出会う。

 琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」

 明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで 見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。 夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウク ジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。 “海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアン グラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。 “海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。

 これは、琉花が触れた 生命 いのち の物語。

©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

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