天﨑滉平さんが自分の身体と向き合う！人間ドック初挑戦レポート

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2022.01.08 <PASH! PLUS>

PASH! PLUS

　なんとなく敷居の高いイメージのある“人間ドック”を声優の天﨑滉平さんが体験！　今回は人間ドックや健康診断に特化したクリニック「MEP南青山」さんご協力のもと、どんなことをするのか天﨑さんがレポートします。

健康診断と人間ドックの違いは？

　一般的に大きな違いは検査範囲の広さ。健康診断の検査項目は人間ドックに比べるととても少なく、血液検査の項目の数だと、人間ドックでは40項目以上あり、労働安全衛生法に基づく健康診断では20項目以下に。健康診断でおこなっている「状態の把握」に加えて、人間ドックでは検査の範囲が広がるため、健康診断では見つけることが難しかった「病気を早期に発見」することができる。検査結果が出た後のフォローとして医師や管理栄養士から説明・指導も！

若い年齢層にも健康診断や人間ドックが大事なワケとは

　天﨑さんが気になることを加藤順子先生に質問！　声優といえば喉を使う仕事ですが、喉のことはもちろん、天﨑さんが気になることを根掘り葉掘り聞いてみました。

天﨑　僕は健康診断や人間ドックを受けたことがなかったのですが、若い人も受けたほうがいいって聞きますよね。それはどうしてなのでしょうか？

加藤　体の調子が悪いとか症状がある人は病院に行かれますが、症状はないけど何かの病気にかかっている可能性もあるんです。例えば40代以降では、胃がんや大腸がんを発症しやすいですし、女性も子宮頸がんは20代でもかかりますので、「がん検診を受けましょう」と国も推奨していますね。症状がないうちに病気の可能性を見つけるとなると、やっぱり健康診断や人間ドックは大事だと思います。調子が悪くなくても１年に１回定期的に受けていただくことで、変化がわかるのでオススメです。

天﨑　何歳くらいから受けたほうがいいのでしょうか？

加藤　基本的に20歳以上とは言われています。就職すると年１回の健康診断は義務付けられていますし、10代で受けられる方もいますね。

天﨑　やっぱり１度はキチンと受けたほうがいいですよね…？

加藤　そうですね。学生時代に健診は受けられたと思うんですけど、年齢的にもそこからさらに踏み込んだ検査を受けるのがオススメです。病院に行っても、症状があるものしか調べられないことが多いと思うので。

天﨑　たしかに、どこか痛くなっても、それに合った診療科にしか行かないですもんね。人間ドックには体の全部の不調がわかる検査とかがあるんでしょうか？

加藤　検査にも種類があるので、受けたほうがいいものなどをセットにして案内しています。基本的には血液検査、レントゲン、心電図、尿検査、年齢によっては腹部の超音波検査や内視鏡検査、脳ドックを受けられる方もいます。女性では婦人科系の検査をされる方も多いですね。若い方なら基本的なものだけを定期的に受けるというのもいいと思います。

天﨑　人間ドックは決まったものを全て受けると思っていたのですが、自分で「ここからここまで調べてほしい」というのを選べたりするのでしょうか？加藤　基本の検査のセットにオプションとしてご自分の希望する検査項目や悩みに合わせた検査を追加することもできます。もちろんすべて調べてほしいという方もいらっしゃるので、受診者さんによってさまざまですね。

天﨑　そうなんですね。勉強になります！

喉のケアの方法を教えてください！

天﨑　僕は声優というお仕事をしているのですが、声のお仕事をされている方で、喉のケアとか日常でできることはありますでしょうか？

加藤　ケアは十分されていると思いますが、基本的には保湿ですよね。喉を乾燥させない。あとは喉を使いすぎると声帯が疲弊するので、声帯ポリープなどの心配も出てきます。以前、私が担当したアナウンサーの方もそこはとても気にされていました。胃の内視鏡検査では喉頭から見るので、１年前にはなかったポリープが見つかることも…。

天﨑　そうなんだ…。胃の内視鏡検査って必要な検査だとは思うのですが、喉が傷ついたりしませんか？

加藤　えずいたりすると傷ついてしまうことがあるので、鼻からカメラを入れていく経鼻内視鏡とか、鎮静剤を使って寝ながら検査することで苦痛など負担を減らすことができます。経鼻内視鏡では映像を観ながらお話できる利点もありますね。

天﨑　内視鏡検査の映像を観ながら!?すごい！　気になったことをすぐに聞けるということですもんね。

加藤　解説が聞けるということで、経鼻内視鏡を選ばれる方も多いですよ。喉のケアと一緒に胃から十二指腸まで診てもらえるので、受けられるのはいいことだと思います。

天﨑　耳鼻科で声帯を診てもらうことはあるのですが、いつも喉の調子が悪いなと思ってから行くことが多いです。

加藤　喉を日常的に使われていらっしゃいますし、自分の身体の正常な状態を知るという意味でも検査をオススメしたいですね。異常がないことを確認して安心することも大事だと思います！

天﨑　正常な状態を知らないと何が異常なのかもわかりにくいのか。これは大事ですね…！　定期的に受けるとなると、年に１回でも大丈夫なのでしょうか？

加藤　基本的には年に１回で大丈夫ですよ。

天﨑　ＭＥＰ南青山さんは健康診断や人間ドックのクリニックとお聞きしましたが、検査で病気などが見つかった場合は他の病院に行くことになるんですか？

加藤　精密検査が必要な状況になったときには紹介状をお渡ししています。かかりつけの病院があれば宛名も書きますし、大学病院とも連携しているのでそちらで診ていただくことも可能です。

天﨑　病院ってどうしても行きにくいイメージがありますけど、ここでは気軽に検査を受けられそうですね。

加藤　気負わずに来てほしいですね。「大げさなことをするんじゃないかな」って思っている方が多いかもしれませんが、簡単なものだけを自分で選んで受けられますから。

天﨑　最初は手軽な検査から始めて、慣れたら検査項目を増やすというのも良さそうですね。検査項目によっては料金も大きく変わったりするのでしょうか？　少し高いイメージがあるので…（笑）。

加藤　そうですよね（笑）。検査項目によってかなり変わると思っていただけると…。基本的なものに関しては、他のクリニックと変わらないと思います。立地で高くなることなどもありませんし（笑）。

天﨑　良かったです！　あとは、じつはクリニックがとても綺麗で、すごく居心地がいいなと思いました。

加藤　いかにも病院っぽい内装だと緊張される方もいるので、リラックスして検査に臨めるのではないかということで、ゆったりとくつろげる雰囲気になっています。医師だけでなく検査技師なども女性スタッフだけで揃えていますし、女性の受診者さんが安心して検査を受けられるようにレディースデーも設けていますので、この日を選ばれる方もいらっしゃいますよ。

天﨑　PASH！は女性の読者の方が多いので、安心して利用できそうですね。もちろん男性にも女性にもオススメです！

今回お話を聞いたのは加藤順子先生　

加藤順子先生

多様化する医療ニーズに柔軟に対応し、女性の病気にも寄り添ってサポートしてくれる強い味方。

MEP南青山施設長　医学博士　
順天堂大学医学部卒
日本消化器内視鏡学会専門医