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怪盗キッドが活躍した映画まとめ!劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』公開まであとわずか!

2019.03.21 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』が4月12日(金)に公開されることを記念し、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠にて3月22日(金)に、劇場版コナン3作目『世紀末の魔術師』が放送される。

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 今回『世紀末の魔術師』のあらすじを振り返ると共に、最新作『紺青の拳』でもメインキャラクターとなる「怪盗キッド」が活躍する映画5作をご紹介。見たことある人は『紺青の拳』をより存分に楽しむために、見たことのない人は『紺青の拳』を見るための予習のために、ぜひチェックしていただきたい。

キッドが劇場版に初登場した記念すべき『世紀末の魔術師』

 1999年に公開され、キッドが劇場版に初登場した記念すべき作品。興行収入は26億円を記録した。本作でキッドが狙うお宝は、鈴木財閥の蔵から発見された、ロシア王朝の秘宝“メモリーズ・エッグ”。エッグは近々、大阪城近くの美術館で展示される予定だった。

 キッドの予告状に書かれた暗号の謎に気付いたコナンは、トンチンカンな予想で「キッドは大阪城から現れる」と守りを固めた警視庁や毛利小五郎に呆れつつ、自力でエッグを守ろうとする。しかし間に合わず、エッグはキッドに奪われてしまうも、その逃走中にキッドが何者かに撃たれ海に墜落。エッグはコナンが無事回収する。

 そんななか、もう1つのエッグが存在することが新たに判明。コナンと小五郎の推理を受け、エッグの最初の所有者であった香坂家の相続人・夏美の曽祖父が建てた横須賀の城へ向かう。その日の夕方、エッグのドキュメンタリーを撮影していた寒川が右目を撃ち抜かれて死亡。

 キッドが撃たれたのも右目だったことに気付いたコナンは、寒川とキッドを撃った犯人がロマノフ王朝の宝を狙う謎のスナイパー“スコーピオン”だと推理するが……。果たしてスコーピオンの正体は? そしてエッグに隠された秘密とは!?

 本作にはキッドだけでなく、服部平次や灰原哀などの人気キャラクターも初登場。また、本格的な謎解きや、宝探しといったアドベンチャー要素も盛り込まれている。

キッドファンが急増!女子必見の『銀翼の奇術師』

 2004年に公開され、興行収入は28億円を突破。さらに、怪盗キッドファンを急増させた罪深い作品だ。

 “運命の宝石”スター・サファイアを所有する舞台女優・牧樹里のもとに、キッドから宝石を強奪すると犯行予告状が届く。その宝石を守ってくれと依頼された小五郎は、予告状から彼女が主演している舞台「ジョゼフィーヌ」の公演中にキッドは宝石を奪うと推理。一方、その推理に違和を感じたコナンは独自に捜査を開始する。

 公演当日、キッド専任の中森警部も捜査に参加する中、キッドは大胆にも工藤新一に変装して現場に登場。動揺したコナンだが、正体がわかっているからとキッドを追跡。しかし、寸前のところで取り逃がしてしまう。

 その翌日、宝石を守ったお礼として函館にある樹里の別荘に招待されたコナン一行。しかし、今度は機内で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体となってしまい……。

 この機内での緊迫感溢れるシーンが、キッドへの胸キュンポイント。また、新一に変装したキッドと蘭が会話する様子を、嫉妬深く見つめるコナン……という構図も見どころだ。

キッド、平次、白馬らオールキャストが勢ぞろいした『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』

 2006年に公開された、劇場版『名探偵コナン』10周年記念作品。第30回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しただけでなく、初めて興行収入30憶を突破した作品でもある。

 ある人物から調査依頼を受けた小五郎は、コナンと蘭、そして少年探偵団と共に、横浜に新しくできたテーマパーク「ミラクルランド」を訪れていた。その敷地内にある「レッドキャッスルホテル」に着いた一行は、高田と名乗る依頼人の秘書からスイートルームに案内され、配られたミラクルランドの腕時計型フリーパスIDを装着。すると、なぜか小五郎とコナンのみ部屋に残るように言われる。

 高田がリモコンを操作すると、モニターには顔を隠した依頼人の姿が。依頼人はコナンと小五郎に「私が出すヒントを元に、今から12時間以内にある事件を解決してもらいたい。もしできなかったら、全員のフリーパスIDを爆破する」と脅迫され……。

 捜査をしている中、コナンは服部平次、白馬探、怪盗キッドらに遭遇。平次と白馬もまた、爆弾付のIDを付けられてしまったのだ。さらに、怪盗キッドは最近何者かに命を狙われており、その関係で中森警部ら警視庁捜査二課の他に、横溝重悟ら神奈川県警捜査一課も動いており……? 果たしてコナンは蘭や少年探偵団を救うことができるのか!?

 シリーズ10作目を記念して制作された作品なので、全レギュラーメンバーがほぼ勢揃いした本作。キッドだけでなく、人気の高い服部や白馬も活躍するだけあって、コナンファンは絶対に押さえておいてほしい作品だ。

キッドと蘭のラブシーン!?コミカルなシーンも魅力の『名探偵コナン 天空の難破船』

 2010年に公開され、第34回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞。興行収入は32憶円を記録した。

 ある日、微生物研究所が襲撃される事件が発生。武装グループは研究所に厳重保管されていた殺人バクテリアを強奪し、研究所を爆破して逃走したと報道される。警視庁でこの事件について記者会見が行われる中、テロ組織「赤いシャムネコ」から「殺人バクテリアを手に入れた。7日以内に次の行動を起こす」との犯行声明がインターネット上に流される。

 それと同じ頃、鈴木次郎吉がまたもや怪盗キッドに、鈴木財閥が建造した世界最大級の飛行船「ベル・ツリーI世号」に収めたビッグジュエル「天空の貴婦人(レディー・スカイ)」を盗んでみろと挑戦状を叩きつける。キッドはそれを承諾。飛行船は次郎吉の招待を受けたコナン、蘭、小五郎、少年探偵団、さらに中森警部ら刑事と独占取材陣たちを乗せて離陸する。

 しかし、そんな一行のもとに赤いシャムネコから「殺人バクテリアを船内にばら撒いた」との脅迫電話が。喫煙所を調べると、ソファーの下で赤いシャムネコマークがついたアンプルが発見される。その直後、乗客と乗務員の2人に感染症状である発疹が発生。

 さらに船内に侵入した赤いシャムネコによって飛行船がハイジャックされ、船内に爆弾を仕掛けられてしまう。大阪上空で飛行船が爆発して細菌が飛散した場合、1000万人の人々が感染の危機に晒されるというバイオハザードが発生する未曽有の事態。コナンは少年探偵団と協力して、各所に仕掛けられた爆弾を解除していくが……。

 これまでの作品ではキザでクールな一面しか描かれなかったが、本作ではキッドのコミカルなシーンが見られるのも魅力のひとつ。さらに、ストーリー終盤のキッドと蘭の“ラブシーン”も大きな見どころ。キッドの色んな表情を見ることができる、贅沢な一作になっている。

コナンよりキッドが活躍?“真相”を知った時、きっとあなたもキッドの虜『業火の向日葵』

 2015年に公開され、興行収入44憶円を突破。ゴッホの絵画「ひまわり」が物語の重要な鍵を握るため、シリーズ初の「アートミステリー」と位置付けられた作品だ。

 ゴッホの名画「ひまわり」の一枚で消失したと言われていた「芦屋のひまわり」と同じ構図の作品がフランスで発見され、次郎吉がオークションで落札。記者会見で、ゴッホの「ひまわり」7枚を集めた「ひまわり展」を日本で開催することを発表する。その瞬間、怪盗キッドが現れ、その場は大混乱! だが、何も言わずビルの周りを飛んだだけで姿を消したキッドに、コナンは不審を抱く。

 その後、「ひまわり」を輸送するためにチャーターされた飛行機は、次郎吉らを乗せてアメリカから日本へ飛び立つが、成田空港上空で突然爆破炎上。機長らの努力の末、なんとか無事に空港に着陸することができたが、その混乱の中で怪盗キッドに「ひまわり」を奪われてしまう。

 そんな中、小五郎の元にキッドからの予告状が届き、日本にあるもう一枚の「ひまわり」が狙われることに。キッドの真の狙いとは一体何なのか……!?

 これまでの作品では、主人公のコナンがいてこそ進行するストーリーだったのだが、本作ではキッドが前面に出ており、見どころが満載! キッドの“真の狙い”がわかった時、きっとこれまでキッドに興味がなかったあなたも、惚れること間違いなし。

キッド最大のピンチ!?無敗の強敵・京極真と対決!

 最新作『紺青の拳』では、すでにチェックしている人はご存知の通り、見どころとなるのはキッドvs京極真。予告編では2人の対決シーンの他、なぜかボロボロな状態で苦しみながら「今回ばかりはまんまとハメられたぜ」とつぶやくキッドの姿が……。気になるあらすじは以下。

 19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア“紺青の拳”。現地の富豪が回収を目論み、表舞台にその姿を現した時、マリーナベイ・サンズにて殺人事件が発生。現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた。

 一方、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦するため、蘭と園子は現地を訪れていた。パスポートを持っていないので海外渡航できないコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法により、強制的にシンガポールへ連れてこられてしまう。

 キッドに従わなければ日本に帰ることすらできないコナンは、メガネ、腕時計、服などすべて奪われ変装することに。その正体に気付いていない蘭に名前を聞かれ、とっさにアーサー・ヒライ(!?)と名乗る。

 やがて、キッドはある邸宅の地下金庫にブルーサファイアが眠っているという情報を得る。いとも簡単に侵入成功したと思われたが、危険すぎる罠がキッドを待っていた。立ちはだかったのは、400戦無敗の最強の空手家・京極真。キッドの命運は……。そして、不吉な何かを予兆するかのようにシンガポールの象徴・マーライオンから真紅に染まった水が放出され……!?

 今回は一体どんなド派手な爆発が繰り広げられるのか? そしてキッドvs京極の対決の行方はどうなるのか? そして、昨年“100憶の男”となった安室透の興行収入を超えられるのか!? ぜひ劇場に足を運んで、確かめていただきたい。

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