「91Days」アヴィリオ役・近藤 隆インタビュー「復讐に生きる男の胸中とは?」

2016.09.23 <PASH! PLUS>

ネロに近づくことは手段なのか目的なのか

行動力があって頭も切れるアヴィリオ。だが、あまり多くを語らないため、 その本音はなかなか見えてこない。演じる近藤さんは彼をどう見ているのか、お話を伺いました。

──アヴィリオについて、どんな印象をお持ちでしょうか?

 生きる気力を失っていたところに〝復讐〟という自分が成すべきものを得て、それからの行動力がすごいですよね。アクションが得意なタイプではなさそうなのに、1話で銃を向けるファンゴにナイフを突きつけるなど、腹が据わっているなと思いました。でも物語が進むにつれて、ネロという人間に惹かれていく部分があって。本来の目的からずれてきているというか。復讐のためにヴァネッティファミリーに取り入ろうとしているんだけど、ネロとの共闘が手段なのか目的なのか、アヴィリオ自身にも分からなくなってきている気がしなくもない。そういうところにコルテオも歯がゆさを感じているんじゃないかと思います。
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──演じる上で意識していることは?

 なるべく大きな声でらないこと(笑)。若いキャラクターとはいえ、お酒や煙草のシーンがあるので、あまり朗々とした声にはならないように、綺麗でハリのある声では喋らないように意識しています。それから、ドラマの吹き替えのように生っぽい会話になればいいなと。世界観の雰囲気的にも、そちらのほうがいいだろうと思いましたし、脇を固めるキャストのみなさんが吹き替えでおなじみの素晴らしい方々ばかりなので、暗黙の了解でそこにバシッと合わせられました。
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──アヴィリオ役を演じていて難しいと感じる部分はありますか?

 長いセリフを喋るタイプではなく、細かなリアクションが6、7割を占めるキャラクターなので、それをどこまで表現したほうがいいのか、というのは毎回考えます。たとえば単純に振り向くシーン。どれくらいの強さで「ん?」と発声するのか、どういうニュアンスで言うのか、そもそも何も言わないほうがいいのか…。絵だけでも十分丁寧に表現されているので、声はいらないなと思ったら、監督と相談して「ここは無しにしましょう」と判断していただいています。

──役作りについて、監督から何かオーダーはありましたか?

 キャラクター像や人間性については、最初にいろんなお話がありましたけど、演じる上でこうしてくださいというのは基本的になかったと思います。ただ、途中で「あまりネロと仲良くならないでください」と言われたことはあります(笑)。逃亡生活を経て、2人は阿吽の呼吸のようなものを身につけたというか、お互いに言っていることが分かり合えるようになってきたので、そろそろ仲良くなってもいいのかなと思って、そういうお芝居をしたら、監督から「まだそこまではやめてください」と(笑)。
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──ネロについてはどんな印象をお持ちですか?

 『91Days』のなかで一番分かりやすいキャラクターだと思います。マフィアの冷酷な一面を持ち合わせつつ、ドンになる男というだけあって周りから非常に慕われていますし、気さくで気のいい兄ちゃんみたいな性格。そういう立場と性格の二面性を知ると、ますます親しみを感じてついていきたくなる…。男がついていきたくなる男、それがネロだと思います。

──そんなネロを復讐の標的にしているアヴィリオ。2人の関係性をどうご覧になりますか?

 復讐のターゲットなのは間違いないんですけど、殺す機会を窺っているうちに、ネロに惹かれるものを感じて、ネロを守るシーンも出てきている。もちろん自分自身で殺さないと復讐にならないというのもありますが、なぜ彼を危険から守るのか、それは自分の復讐のためなのか、何なのか…というところが、物語において大事なポイントになってくると思います。
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●Profile
近藤 隆(こんどう・たかし)
ビーボ所属。出演作:『Dance with Devils』楚神ウリエ、『ツキウタ。THE ANIMATION』長月 夜、『スカーレッドライダーゼクス』津賀ユゥジ ほか

 

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