歌劇『明治東亰恋伽~月虹の婚約者~』開幕!荒木宏文演じる森 鴎外の“行水”や日替わり対決シーンは必見

2018.08.20 <PASH! PLUS>

 歌劇『明治東亰恋伽~月虹の婚約者~』が8月18日に初演を迎えた。本記事では、大阪公演のオフィシャルレポートをお届けする。

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 華やかに彩られたオープニングに始まり、荒木宏文演じる森鴎外の“行水”シーンや、メインキャストが一堂に会する日替わり対決のシーンなど、コミカルさも織り交ぜながら運命の恋を描いたハンカチ必須の王道ラブストーリーを。すでに大阪公演は千穐楽を迎え、続く東京公演を勢いづけるように鳴りやまぬ大歓声・拍手とスタンディングオベーションの中全3公演が終了、大勢の観客が涙を流す姿が見受けられた。

泣ける!王道ラブストーリー

  鴎外たちと楽しい日々を送るなかで少しずつ現代での記憶を取り戻していく芽衣が、鴎外への淡い恋心を抱きながらも現代での記憶に縛られ、葛藤する場面が印象的な本作。明治で過ごせるのは約1カ月後の満月の夜まで。限られた時間の中で、互いに惹かれあいながらもすれ違ってしまう鴎外と芽衣に思わず胸が苦しくなる。自分の本当の気持ちに気付いた鴎外が芽衣に思いを伝える長台詞シーンは号泣必至。“人を好きになること”、“自分らしく生きること”を観客に投げかける、涙なしでは観ることのできない王道のラブストーリーとなっている。

オープニングで魅せる!運命の出逢い!

 物語は物の怪が当たり前のように存在している、ちょっと不思議な明治にタイムスリップしてしまった綾月芽衣(鈴木桃子)は迷い込んだ鹿鳴館で森鴎外(荒木 宏文)と出逢う。白を基調とした美術にレインボー色のライトが照らされるなか、鴎外、芽衣のほか菱田春草(橋本祥平)、川上音二郎(遊馬晃祐)、泉鏡花(北川尚弥)、藤田五郎(吉岡佑)、小泉八雲(汐崎アイル)、横山大観(橘龍丸)ら出演者が全員で踊るスピード感溢れるオープニングダンスは圧巻の一言。出演者を森の木々に見立てて、道を彷徨いながらも二人が出逢う場面ではこれから始まる鴎外と芽衣の『運命の恋』を予感させる華やかな演出に胸がドキドキすること間違いなし。

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思わず赤面!サービスショット満載の行水シーン

 自分の帰る家を思い出せない芽衣は鴎外の屋敷に居候することに。明治に来てはじめて迎える、朝。そこには思わぬハプニングが起こる。陽気に鼻歌を口ずさみながら芽衣の目の前で服を脱ぎ始める鴎外。裸を目のあたりにし、大慌ての芽衣とその様子を面白がって更に体をみせつけてくる鴎外。前作の歌劇『明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~』でも大好評だった鴎外の日課となっている“行水”シーンがパワーアップして登場。舞台上を裸で動き回る鴎外をアンサンブルキャストが洗濯物で隠すのだが、状況を楽しんでいる鴎外は舞台を自由に行ったり、来たり。その度に洗濯物の奥からチラチラと見える、鴎外の裸に観客からも黄色い悲鳴があがる。

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毎公演、違うペアによる日替わり対決!

お座敷常盤では音二郎が見事な女形、音奴となり座敷を盛り上げる。このシーンでは音奴が指名した二人の日替わり対決を見ることができる。初日は春草と大観の画家コンビが「あっち向いてほい」で対決。二人の白熱した戦いに客席からは大歓声があがった。勝利者はソロで楽曲を歌うことができる。春草との勝負を制した大観が力強く伸びやかな歌声を披露した。手拍子と共に客席も一緒になって盛り上がれる楽しい場面になっている。

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DATA
■歌劇『明治東亰恋伽~月虹の婚約者~』

公式サイト:http://kageki-meikoi.com/
公式Twitter:@KagekiMeikoi

<公演日程>
大阪・森ノ宮ピロティホール:8月18日(土)~19日(日)
東京・シアター1010:8月25日(土)~9月2日(日)

チケット価格:全席指定 7800円(税込)

原作:MAGES.『明治東亰恋伽』

STAFF:
演出=吉谷光太郎
脚本=桜木さやか
音楽=tak
振付=MAMORU
主催=歌劇『明治東亰恋伽』製作委員会

CAST:
森 鴎外=荒木宏文
綾月芽衣=鈴木桃子
菱田春草=橋本祥平
川上音二郎=遊馬晃祐
泉 鏡花=北川尚弥
藤田五郎=吉岡 佑
小泉八雲=汐崎アイル
横山大観=橘 龍丸
チャーリー役(声の出演)=安里勇哉

©MAGES./LOVE&ART©歌劇「明治東亰恋伽」製作委員会