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ドラマ『弱虫ペダル』“体験”試写会レポート

2016.08.11 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

ドラマ同様エアロバイクを漕いでの鑑賞会に観客も必死!

©渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/スカパー!・東宝・舞台「弱虫ペダル」製作委員会

世界一過酷な試写会の様子は…

 BSスカパー! で連続ドラマ化される『弱虫ペダル』。本作の第1話試写会が、2016年8月10日(火)東京・港区にあるSTAR RISE TOWER Studio Earthにて開催されました。今回はその模様をレポートします。

 「『弱虫ペダル』“体験”試写会」と題されたこのイベントはただの試写会ではなく、当選した100名の観客たちが、ドラマ『弱虫ペダル』の世界をよりリアルに体感するため、本編同様、会場に用意されたエアロバイクをこぎ続けるという体験型の試写会なのです。

 会場全体がひとつのチームとなってケイデンス(ペダルの回転回数)1分間85回以上を達成しないと、試写会が即終了する可能性があるという「世界一過酷な」イベントとなっています。

 その会場に入ってみると、本格的なエアロバイクがずらり。その光景を見た観客たちからも驚きの声が上がっていました。

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 オープニング映像が流れルール説明を受けると、受付で配られたゼッケンをそれぞれ背中に貼った観客たちは、一斉にエアロバイクを漕ぎ始めました。「ファーストオーダー」として一定のケイデンスを上回らないと、第1話の映像が開始されないのです!

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 無事第1話が始まったあとも、セカンドオーダーとして冒頭13分間は基準以上のケイデンスをキープしなければなりません。基準を下回ると映像はストップしてしまいます。

 実際にお客さんがドラマに見入るあまりボーダーのケイデンスを下回り、映像の上映が一時中断されてしまう場面もありました。

 13分間経ったあとは、登場人物たちの気持ちになりきって自由にエアロバイクを漕ぎながら鑑賞できるようになりました。

 ゼッケンを貼ってすっかりキャラクターになりきったのか、観客の皆さんは軽快にペダルを漕ぎながらドラマもエアロバイクも楽しんでいた様子でした。

それぞれのキャラの魅力語りが熱い!

 試写会後のスペシャルトークショーでは、手嶋純太役の鯨井康介さん、青八木一役の八島 諒さん、杉元照文役の平井浩基さん、寒咲 幹役の桜井美南さん、福富寿一役の滝川英治さん、泉田塔一郎役の青木空夢さんが登壇しました。

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 ドラマの撮影は今まさにインターハイのクライマックスを撮っているとのことです。桜井さんは「今日、朝早かったですか?」という質問に「早かったです…、私は朝5時20分集合でした」と答え、「そして今日もすっごく暑かったんですけど、そのなかで皆がロードバイク乗っている姿を見て感動しました」と撮影の感想をコメントしました。

 「ドラマ化が決定したときの気持ちは?」という質問には、平井さんは「僕はドラマからですが、大きな作品に参加できるのが嬉しい。キャラクター的にも経験者という設定なのが楽しいなと思いました」と答えていました。

 

 ロードバイクに乗った感想を聞かれた八島さんは、「もうママチャリ乗れないです。漕ぎやすくて軽くて気持ちのいい乗り物だなぁと思います」と答え、ロードバイクの魅力に目覚めたよう。

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 滝川さんと青木さんは3本ローラーに乗った撮影をしたとのことで、「ぬるっぬるのものの上を走ってる感じで…。いやあれ、わけわかんないっすよ!(笑)」と慣れるのが大変なようで、こうした撮影の苦労話も飛び出しました。

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 「自分が演じているキャラの好きなところは?」という質問には、「福富の、芯を通す男らしいところ」(瀧川さん)、「手嶋の知的なところ。才能がないと言われても勝ちにいきたい、自転車が好きだっていう熱い想い」(鯨井さん)とそれぞれ回答。また八島さんは「無口なところ」と答え、「どういうキャラかじゃないよ。好きなところだよ」と滝川さんにツッコミを入れられながらも、「無口だけど何も考えてないわけじゃない、無口だからこそ喋ったときの一言一言がすごい熱くて沁みるところが好きです」と語っていました。桜井さんは幹を「けっこう上から目線で強引」と分析したうえで「上から目線だろうが強引だろうが、そこに愛がこもっていて愛しい」と述べ、青木さんは「泉田君のまっすぐなところが好きです! 決めたことは曲げない男に憧れます」と、それぞれの熱い想いが伝わってきました。

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ラストに撮影で来られなかった小越勇輝さんが急遽到着!

 そして次は、事前に募集したファンからの質問に答えるコーナーです。

 「自分でロードバイクを買うなら、どのバイクがいいですか?」との質問に、滝川さんが「買ってくれるの?(笑)」とボケのコメントをして観客を沸かせたのち、「やっぱり演じているキャラのバイクがいい。キャノンデールが欲しくて、いいのを探しています」と鯨井さん。また滝川さんは、すでにキャノンデールを買ったとのこと。平井さんは「僕は間違いなく白のコルナゴちゃんを買いたいと思います! お金がないので貯めています!」と現在の状況を報告していました。

 「撮影で体の変化はありますか?」という質問では、キャストの皆さんは口を揃えて「焼けた」と回答していました。

 鯨井さんは「ロードパンツを履いているから、水着焼けみたいになるんですよね。ちょっと銭湯とか恥ずかしいです」とコメント。

 また原作漫画がモデルにした場所を実際に使って、38度の暑いなかで走る撮影の大変さや気持ちのよさも語られました。

 「演じたキャラクターに思うことは?」という質問には青木さんが「体、鍛えすぎ」と一言でキメると、会場は笑いに包まれました。青木さん自身も「筋トレをやって筋肉に喋りかけるようにはなった」と続け、胸筋に「アンディ」と「フランク」、そして右肩周りの筋肉は「田中」と名付けているとのことです。

 トークショーの終盤では、ドラマ本編の撮影が長引いてこられないとのことだった小野田坂道役の小越勇輝さんが急遽到着し、嬉しいサプライズとなりました。第1話に関して「こけたりしたの大丈夫だった?」と鯨井さんに気遣われると、小越さんは「大丈夫でした」と答え、転び上手(?)を褒められていました。

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 小越さんはトークショーを「撮影も大詰めになっています。そして、こうしてOP・EDが形になってきたものを観て、放送される作品がどんどんどんどん出来上がってきているんだなっていうのを実感しています。放送まであと少しですけども、最後までケガのないように素敵な作品をお届けできるように頑張りますので、放送を楽しみに!」と締めくくり、大盛り上がりでイベントは終了となりました。

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