90年代のアニメは凄かった!『カウボーイビバップ』1998年4月スタート

2017.05.28 <PASH! PLUS>

渡辺信一郎監督&音楽菅野よう子による「スペースジャズ」!

連載第34回『カウボーイビバップ』

1998年4月スタート
『カウボーイビバップ』

COWBOY BEBOP Blu-ray BOX (通常版)

※Amazonより

 90年代のアニメを1クール1本ずつ紹介してきた本連載もだいぶ2000年に近づいてきました。1990年1月スタートの新番アニメはたった7作品でしたが、それから8年、98年の4月には30本もの新作アニメが発表されました。そんななか異彩を放っていたのが今回紹介する『カウボーイビバップ』です。

 2071年の火星を中心とした太陽系を舞台に、宇宙船「ビバップ号」に乗って旅する賞金稼ぎのスパイク(声/山寺宏一)たちの活躍を描くスペース・オペラならぬ、「スペース・ジャズ」作品。スタイリッシュな映像表現と、菅野よう子によるジャズ、ブルースなど中心としたこれまでのアニメ作品ではあまり使われてこなかったクールな音楽もあいまって、多くの熱狂的なファンを生みました。このような作品が、毎週金曜日の18時枠で放送されていたことは、現在から見ると驚きです。

 監督は渡辺信一郎さん。本作がTVシリーズでは初監督でした。シリーズ構成は信本敬子さん。アニメ界では94年から発売されていたOVAシリーズ『マクロスプラス』の脚本家として、TVドラマでは『白線流し』の脚本を長く担当された方としてご存じの方も多いでしょう。プロデューサーは本作を最後にサンライズを離れボンズを立ち上げる南雅彦さんです。

 その後、監督の渡辺信一郎さんは2004年に『サムライチャンプルー』を手がけ、2012年には菅野よう子さんとタッグを組んだ『坂道のアポロン』を制作。2013年には、『カウボーイビバップ』を手掛けた南雅彦プロデューサー、渡辺信一郎総監督、脚本に信本敬子さんらが集まり『スペース☆ダンディ』を手がけることになります。

 本作は全26話ですが、テレビ東京での本放送時は1クールしか確保できず、全13話でした。地上波放送終了後、98年10月からWOWOWにて全話放送。2001年の9月には劇場版『カウボーイビバップ 天国の扉』が公開されました。

 ちなみに、地上波放送時の第13話、最終回となった総集編「よせあつめブルース」は、当時、大問題となったポケモンショック事件などの影響による規制、カットに対する抗議をメインキャラクターたちに独白させるという内容で、その回は現在まで再放送やディスク化されておらず、幻の回となっています。

1998年4月スタートのアニメにはこんな作品もありました。
『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』
『TRIGUN』
『ロードス島戦記-英雄騎士伝』
『LEGEND OF BASARA』
『ロスト・ユニバース』
『アキハバラ電脳組』
『グランダー武蔵RV』
『たこやきマントマン』
『遊☆戯☆王』
『ひみつのアッコちゃん(第3作)』
『魔法のステージファンシーララ』
『ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ』
『アリスSOS』
『アンドロイド・アナ MAICO 2010』
『時空転抄ナスカ』
『南海奇皇 -ネオランガ-(第1期)』
『カードキャプターさくら(第1期)』
『サイレントメビウス』
『センチメンタルジャーニー』
『プリンセスナイン 如月女子高野球部』
『ブレンパワード』
『ヴァイスクロイツ』
『熱沙の覇王ガンダーラ』
『YAT安心!宇宙旅行(第2期)』
『ピンカと海のお友達』
『DTエイトロン』
『頭文字D』
『ふたり暮らし』
『スーパーミルクチャン』(6月スタート)
『浦安鉄筋家族』(6月スタート)