90年代のアニメは凄かった!『SLAM DUNK』1993年10月スタート

2017.01.22 <PASH! PLUS>

記録ずくめの大ヒットバスケアニメ

連載第16回『SLAM DUNK』

1993年10月スタート
『SLAM DUNK』

SLAM DUNK Blu-ray Collection VOL.1
※Amazonより

 その名を知らない人はいないでしょう。当時の中高生たちを中心に圧倒的な支持を得た、まさにバスケットアニメのレジェンドです。原作は井上雄彦。『少年ジャンプ』で連載されていました。
 主人公桜木花道(声/草尾毅)は、入学直後に出会った赤木晴子に一目惚れ。晴子の方も花道が身長が高いだけでなく身体能力も備わっていることを見抜き、自分の兄が主将をつとめるバスケ部に勧誘します。晴子とは似ても似つかぬ兄・赤木剛憲との対決を経て、バスケ部に入った花道は、毎日退屈な基礎練習ばかりで腐っていましたが、次第にバスケの面白さに目覚め、才能を花開かせていきます。
 花道のライバルとしては、同じ湘北高校バスケ部で後に“終生のライバル”と呼ばれることになる、同学年の流川楓(声/緑川光)、ケガによって挫折し自暴自棄な生活を送るも後に復帰した三井寿(声/置鮎龍太郎)など、イケメンキャラクターも多く登場し、男性のみならず、女性たちからも多くの人気を得ました。
 アニメはもちろん、漫画としても数々の逸話があります。1)当時としては最高記録の単行本初版250万部。2)『少年ジャンプ』の史上最高部数(なんと653万部!)を記録した1995年3-4号で表紙巻頭カラーを担当。3)最終回で単独表紙を飾ったのは、2016年9月に『こち亀』が飾るまで、唯一の作品だった…など、まさに伝説を作ってきた作品と言えるでしょう。
 途中4本の劇場版映画の上映を挟みつつ、約2年半という長い放映期間を経てテレビアニメは終了しましたが、その後も、男性化粧品のキャラクターとして使われたり、2004年には、ジャンプ・コミックス1億冊発行を記念して全国紙誌面に湘北メンバー6人の描き下ろしが掲載されたりしました。さらに同年、神奈川県立三崎高校の校舎の各教室の黒板に「スラムダンク-あれから十日後-」と題した漫画を描いたところ、多くのファンが詰めかけたそうです。
これだけのヒット作ですので、当時の若者たちに大きな影響を与えました。日本人として初めてアメリカでプロバスケット選手として活躍した田臥勇太さんも、原作者井上雄彦さんとの対談で「僕にとってのバイブルです」と発言しています(朝日新聞DIGITAL/2016年5月22日)。
 ちなみに、日本バスケットボール協会の資料によると、本作の放送がスタートした1993年には869,358人だった競技者登録者数が、翌年94年には959,706人、95年には過去最高の1,028,450人を記録。この人数は現在も破られていません。いかに本作の人気が高かったかを物語るエピソードです。

1993年10月スタートのアニメにはこんな作品もありました。
『ドンラゴン』
『楽しいウイロータウン』
『ジャングルの王者ターちゃん♡』
『平成イヌ物語バウ』
『蒼き伝説シュート!』
『しましまとらのしまじろう』

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