90年代のアニメは凄かった!「クレヨンしんちゃん」92年4月スタート

2016.12.11 <PASH! PLUS>

かつては「子供に見せたくない番組」の常連

連載第10回『クレヨンしんちゃん』

1992年4月スタート
クレヨンしんちゃん

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(※Amazonより)

 『クレヨンしんちゃん』といえば、主人公のしんのすけに父・ひろし、母・みさえ、妹・ひまわりの4人家族のドタバタを描くギャグアニメ作品として、毎週金曜日並んで放送されている『ドラえもん』とならぶ、人気アニメですが、かつては、日本PTA協議会の「子供に見せたくない番組」の上位常連番組にもなるなど、オトナたちからは、批判されることも多い作品でした。
 いまはだいぶマイルドになったようですが、もともと双葉社の青年漫画誌『漫画アクション』で連載がスタートしたこともあってか、しんちゃんがエッチなセリフを言ったりなど、奔放なキャラクターとして描かれました。そんなしんちゃんは、子どもたちからあっという間に大人気に。彼をまねて自分のことを「オラ●●だぞ!」と名乗ったり、自分の親を呼び捨てにしたり、おしりを出したりといったことが大流行。当時の親世代の大人達からは、余り良く思われていなかったようです。
 そんなやんちゃな部分が目立っていた本作ですが、劇場版映画では評価が一変。特に『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』の2作は、大人も泣ける、アニメの歴史に残る名作などと高い評価を得ています。それもそのはず、2作とも監督・脚本が『河童のクゥと夏休み』や『カラフル』などの原恵一。演出が『ガールズ&パンツァー』、『SHIROBAKO』の水島努と聞けば納得。なかでも『戦国大合戦』のほうは様々な映画賞を受賞。その後、本作を原案として、草なぎ剛、新垣結衣が出演して実写化されたのが『BALLAD 名もなき恋のうた』でした。
 当初は、親たちに嫌われていた本作ですが、放送スタートから24年経った現在、野原家は仲良し家族の日本代表のような存在で、多くの企業CMや、作品の舞台埼玉県春日部市の公式地域ポータルサイト「かすかべ オラナビ」のイメージキャラクターになるなど、幅広い人気を獲得しています。
 ちなみに、前任の声優塩沢兼人さん急逝のため、2000年以来16年間セリフ付きでの登場がなかった“ぶりぶりざえもん”が、2016年5月13日の放送回にセリフ付きで久々に登場。2代目声優は神谷浩史さんが担当しました。塩沢さんと神谷さんは同じ青二プロダクション。所属事務所も2代目を継いだことになりました。

1992年4月スタートのアニメにはこんな作品もありました。
『元気爆発ガンバルガー』
『ファンタジーアドベンチャー 長靴をはいた猫の冒険』
『サラダ十勇士トマトマン』
『超電動ロボ 鉄人28号FX』
『チロリン村物語』
『音楽ファンタジー・ゆめ(第1期)』
『お〜い!竜馬』
『地球SOS それいけコロリン(実写+アニメ)』
『クッキングパパ』
『あしたへフリーキック』
『まぼろしまぼちゃん』
『見ると強くなる 痛快! 横綱アニメ ああ播磨灘』
『スーパービックリマン』
『妖精ディック』

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