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舞台『ノラガミ』公演スタート! 鈴木拡樹「お社がほしい!」

2016.01.28 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

囲み会見の模様とゲネプロステージショットを公開!

©あだちとか・講談社/舞台「ノラガミ」製作委員会2016

 2016年1月29日(木)から幕が開ける舞台『ノラガミ-神と願い-』。初日公演に先駆けて、1月28日(金)に囲み会見とゲネプロが行われた。その模様をレポートにてお届け!

『ノラガミ』は、月刊少年マガジン(講談社刊)連載中の同名漫画。社を持たない無名の神様・夜ト(やと)は、5円の賽銭で人助けをする自称「デリバリーゴッド」。“半妖”となってしまった壱岐(いき)ひよりと、カミサマが使う道具“神器”となった少年・雪音(ユキネ)と共に、夜トは人間に害を与える“妖”と戦っていく、現代ファンタジーコミック。2015年まで放送されたTVアニメも人気を博し、今回、満を持しての舞台化となった。

■囲み取材の様子

夜ト役の鈴木拡樹さん
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雪音役の植田圭輔さん
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 ゲネプロ前に行われた囲み会見には、夜ト役の鈴木拡樹さん、雪音役の植田圭輔さん、壱岐ひより役の長谷川かすみさんと、舞台版オリジナルキャラクター・優流(すぐる)役の崎山つばささんが登壇。

 植田さんは、「今回は、舞台化1発目からオリジナルストーリーなので、僕自身も非常に楽しみです。映像演出がすごいのはもちろん、お芝居や殺陣の部分も稽古で積み重ねてきたものがたくさんあります。全部ひっくるめて、これが『ノラガミ』だ!って言える作品になっています」と見どころを語った。

壱岐ひより役の長谷川かすみさん
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優流役の崎山つばささん
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 大きな舞台に立つのは初めてだという長谷川さんは、「最初は大丈夫かな…って心配なことがたくさんあったんですが、先輩方がとてもよくしてくれて、自信を持ってお届けできるものになりました」と語り、崎山さんは「原作のストーリーを知らない人でも楽しめる作品になっていると思います。みんなで作り上げたものを、早く見てもらいたいです」と自信を感じさせるコメントをした。

 自身が演じるキャラクターについて、鈴木さんは「抱えているもののデカさが、夜トのいちばんの魅力です。裏側があるからこそ、普段のふざけた感じが輝くのかなって思います」と語り、オリジナルキャラクターを演じる崎山さんは「ひよりちゃんと優流は人間なので、見ているお客様の目線にもなると思って演じています。夜トたちと、どうやって絡んでいくのか観てほしいですね」と話した。

 鈴木さんは、アクションのこだわりについて「動きの一つひとつを、それぞれのキャラに合うよう意識して作っています。キャラクターがしっかりとのった殺陣を披露したい」と意気込みを語り、長谷川さんは、夜トと安藤彩華さん演じる毘沙門の殺陣が見どころだと述べ、「ひよりちゃんは動けるキャラなので、キックの練習をいっぱいしました!」と稽古を振り返った。

 記者から「好きなシーンは?」と聞かれた鈴木さんは、夜トと雪音が衝突すつ2人だけのシーンと回答し、「やりたいことがすべて詰まっている」と話した。植田さんも「被っていて申し訳ないんですが、僕も同じシーンです」と答え「台本読んだときから、夜トの相方、鈴木拡樹くんの相方として、これ一緒にやれるのがうれしいなって思った」とコメント。続く、長谷川さんも同じシーンがいちばんのお気に入りで、「見入っちゃうシーンです」とうっとりと答えた。最後に崎山さんは「僕も被っちゃうんですけど…」と言うと、鈴木さんと植田さんから「分かってるね~!」とツッコミが入り、息の合ったやり取りを見せた。崎山さんは改めてラストシーンが好きだと述べ、「優流が最後どういう道に進むのか、観てほしいです。でも、いちばんは夜トと雪音のシーンです(笑)」とコメントし笑いとなり、場をなごませてくれた。

 また、作品にちなんだ「デリバリーゴッドに何を依頼したい?」という質問に、鈴木さんは「お社がほしい!」と夜トらしさ溢れる回答。植田さんは、隣りにいた鈴木さんの衣装を見ながら、「新しい服を買ってあげたいですね」としみじみと述べ、2人とも役に入り切っている様子だった。

 舞台『弱虫ペダル』などで共演経験がある鈴木さんと植田さんは、今回の共演について今までとはまったく違うとお互い話し、鈴木さんは「でも、役者・植田圭輔を知っているので、ここはきっとこいう感じでくるんだろうなっていう信頼感がありました」と語った。植田さんは「まさか拡樹くんの首を絞めることになるとは思わなかった(笑)」と述べ、「今までの役とは関係性が真逆だけど、このシーンはこうきたからこういこうって、話さなくても自然とできる関係性になれたと思います」と、お互い役者として信頼関係が深まったことを明かしてくれた。

 初日に向けて鈴木さんは「いよいよ稽古したものが形になります。ゲネプロもめいっぱい使って作品を完全に仕上げた状態で、お客様に最高のステージを観ていただきたいです」と、ファンへメッセージを送った。

>>次のページではいよいよゲネプロ公演の模様をお届け!

 

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