アニメ『文豪ストレイドッグス』上村祐翔、宮野真守、谷山紀章登壇！『AnimeJapan2016』ステージレポート

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アニメ『文豪ストレイドッグス』上村祐翔、宮野真守、谷山紀章登壇！　『AnimeJapan2016』ステージレポート

2016.06.06 <PASH! PLUS>

PASH! PLUS

上村から“下村”に改名!?　1500人のファンの前で『文豪ストレイラヂヲ』公開録音！

　2016年3月27日（日）に開催された『AnimeJapan 2016』のREDステージにて、TVアニメ『文豪ストレイドッグス』のラジオ番組の公開録音が行われた。

　『文豪ストレイドッグス』は、原作・朝霧カフカ、作画・春河35による異能力バトルアクションコミック。TVアニメ放送開始前にもかかわらず、今回の公開録音には1500人ものファンが集まり『文スト』の注目度の高さがうかがえる。

　イベントの開幕は太宰治（CV：宮野真守）のナレーションからで、次にPV映像が上映された。そして『文豪ストレイラヂヲ』のパーソナリティを務める中島敦役の上村祐翔さんに加え、公開録音のゲストとして太宰治役の宮野真守さん、中原中也役の谷山紀章さんの3名が登場。

「公録でゲストがこの2人って、人選ミスでしょ!?」と心配する谷山さんに対し、2日前に大学を卒業したばかりというフレッシュさ溢れる上村さんは「初ゲストに強力なお2人が来ていただいて、僕は頼もしいです」と前向きなコメント。

　トークが始まり、まず『文豪ストレイドッグス』のあらすじを上村さんが紹介。台本には「先輩の前、噛まずに頑張って！」とスタッフからのメッセージが書いてあることが明かされると、宮野さんが「噛んだらどうする～？(笑)」といじり出し、「改名しようか」（谷山）、「“下村”にしようか」（宮野）とたたみかける先輩たち。上村さんはたじたじになりながらも、「やっぱり、ゲストがいるって楽しいですね！」と大物感あふれる感想が飛び出した。

　キャラクターについて聞かれた谷山さんは、オーディションで太宰治、芥川龍之介の2役を受け、太宰のセリフを読んで「これまもちゃん（宮野さん）の役じゃん!?」と、太宰役は宮野さんがぴったりだと思ったことを告白。かたや宮野さんも、オーディション時から太宰役のがしっくりきたと感じていたそう。収録時もマイクオフでも太宰のように、相棒の国木田独歩役の細谷佳正さんに対してちょっかい出してしまうと話し、キャスト同士の仲のよさを見せた。

　続いて「武装メール」と題したお便りコーナーでは、リスナーから「抜群のトーク力を誇る先輩に囲まれて、緊張していませんか？」と上村さんを心配するメールが。しかし、当の上村さんはあまり緊張していないと話すと、事務所の先輩である宮野さんは「第1話収録のときから思ってたけど、度胸あるよね」と後輩を褒めていた。

　また第1話のアフレコ前に、上村さんと宮野さんで読み合わせが行われたエピソードが語られた。2人が所属する劇団ひまわりの稽古場で、五十嵐卓哉監督、若林和弘音響監督の指導を受けながら、実際に第1話の映像を流しみっちり練習したとのこと。

　お便りをすべて読み終わったところで、上村さんは締めの言葉「以上、武装メールでした」の「以上」と言うところを「いぞう」と噛んでしまうハプニングが。「気を抜くとね、こうなっちゃう」と悔しそうにこぼす上村さんに、「何人のお客さんに観られてるんと思ってんの!?　気を抜けるなんて肝の座り方すごいな！」と谷山さんは、上村さんの度胸強さに驚いた様子だった。

　次の「上村賞」は、上村さんを主人公とした小説のあらすじをリスナーに投稿してもらい、「芥川賞」ならぬ「上村賞」を選ぶコーナーとなっている。宮野さんはホラーテイストの小説を読み上げ、会場の雰囲気は一気にシリアスに。谷山さんは主人公がピンクのビキニの着用を迫られる話、上村さんは全裸になる話を朗読。小説のとおりに実際に上村さんにビキニを着せようとしたり、全裸になるようにしたりと誘導する宮野さんと谷山さんに、会場は笑いに包まれた。

　TVアニメ『文豪ストレイドックス』のOP主題歌『TRASH CANDY』は谷山さんがボーカルを務めるGRANRODEOが担当。谷山さんは主題歌について聞かれると「作品のために詞を書きました。今回だけはゴーストライターに頼らず、自分で書きました（笑）」といきなりブラックジョークを投げ込んだのち、「主題歌が、作品の魅力を伝える一助になっているんじゃないかと思う」と改めてコメントした。

　公開録音終了後の挨拶で、2016年が『AnimeJapan』初めての参加だったという谷山さんは「周りの期待度が高い作品に出演して、主題歌も歌わせていただき、作品に深くかかわらせていただいて思い入れがあります。このビッグウェーブに安心して乗ってください！」とファンへアピールした。宮野さんは「キャラが魅力的に動いて、収録していて毎週楽しいです。太宰のある意味人間が好きなところや人をいじるところだけじゃなく、深い部分も捉えていきたい」と語り、上村さんは「今日のイベントで、会場のみなさんからの『文豪ストレイドッグス』への愛を感じることができました。骨太でとてもいい作品になっていますので、アニメもラジオもみなさんに見守っていただければと思います。本日はありがとうございました！」と感謝を述べた。