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谷口悟朗×深見 真が手がける青春“災害”群像劇『revisions リヴィジョンズ』はどんな内容に? 小松未可子、高橋李依にインタビュー

2019.01.06 <PASH! PLUS>

 2019年1月9日より放送予定のTVアニメ『revisions リヴィジョンズ』は、東京・渋谷が突如として300年以上先の“未来”に転送されてしまう“青春”(ジュブナイル)ד災害”(パニック)×群像劇(アンサンブル)を描いたオリジナルアニメーションです。

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 監督は『コードギアス 反逆のルルーシュ』の谷口悟朗氏、シリーズ構成・脚本は『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの深見 真氏、キャラクターデザイン原案は『Wake Up, Girls!』の近岡 直氏、アニメーション制作は『永遠の0』、『ALWAYS 三丁目の夕日』の白組らが担当。

 今回、本作のメインキャストであるミロ役の小松未可子さん、張・露(ルウ)・シュタイナー役の高橋李依さんにインタビューが実現! 謎に包まれた本作の見どころを始め、演じている役柄への印象、主人公・堂嶋大介(CV. 内山昂輝)への思いなどをたっぷりと伺いました。

衝撃の世界観で描かれる本作。注目のポイントは?

――未だ謎に包まれたTVアニメ『revisions リヴィジョンズ』ですが、おふたりが演じて感じたキャラクターへの印象を聞かせてください。

小松:私が演じるミロは、未来の人間であり、人類を“リヴィジョンズ”という敵対する脅威から守る存在。感情を表に出さず、自分の任務のために大介たちに接するので、最初の方は敵なのか味方なのか判別しにくいキャラクターだと思いますし、大介たちがそんな彼女をどんな風に受け止めるのかも見どころになってきます。

 そして、大介たちは突然、凄惨な状況に巻き込まれて、身体や心を削られながらも「何を信じて戦っていけばいいのか」と疑心暗鬼になる。作品を見てくださる方には、そうした思いを大介たちと一緒に感じながらも、「ミロは敵なのか、味方なのか」を考えながら楽しんでいただければと思います。

 アフレコ自体はとても楽しんで演じていますが、ミロは重たい部分があるキャラクターなので、演じていると気持ちに重いものを背負うこともあります。

高橋:ルウは、お兄ちゃんがいる双子の妹。兄ともども運動も勉強もできる子で、クラスでもトップの存在です。それ故に何不自由なくの伸び伸びとしていて、言いたいこともはっきりと言うので「悩みとかあるのかな?」と演じていて思いました(笑)。

 そんな伸び伸びとした子が、渋谷転送をきっかけにどんな風に変わっていくか、どんな風に物事を受け止めていくかを見守っていただければと思います。個人的にはスクールカーストが上の子を演じるのは楽しかったです(笑)。

――“渋谷が突如として300年以上先の未来に転送されてしまう”という衝撃の世界観についてはどのような印象を持たれましたか?

高橋:ティザーキービジュアルを見た時に「こんなにも(スケールが)大きな作品なんだ」と鳥肌が立ちました。CGで制作していただけることで、より『revisions リヴィジョンズ』が持つ壮大な世界観をリアルにお届けできるんじゃないかと思いますし、アニメーションとは違った奥行きのある作品になるんじゃないかと期待しています。

小松:作品の舞台が“渋谷の半径約1km”と限られた空間ではあるのですが、“人類の存亡をかけて戦う”という壮大な世界観を持っていることで広さと狭さがある作品だなと思いました。

 舞台となるエリアはとても狭いけれど、そのなかで行われていることは広く、凄惨。そして、転送された渋谷区内には行政や様々な政府が存在するのですが、そこで生まれる葛藤も面白い。単に生き延びていこうというだけでなく、行政や住民が存在することで、国の縮図になっているところも面白いポイントだと思います。

――アニメ放送を楽しみにしているファンへのヒントを兼ねて、見どころとなるシーンを教えてください。

高橋:最終話までアフレコを終えた私たちでもまだ分からないところもあるし、解釈の仕様がたくさんある作品ですね。もし最終回で紡がれるものを予想できた方がいたら本当にすごいと思います! 台本を読んで展開を知っているはずなのに、「えっこうなるんだ!?」って驚いてばかりでした(笑)。

小松:自分で展開を想像しながらアフレコに参加していたんですけど、最終話まで行きついた時には「そうなったか……!」と衝撃を受けましたね。各話で伏線がたくさん張り巡らされていても、必ずしもその伏線通りに進むとは限らないところも見どころです。きっと1話を見ただけでは分からないことだらけだと思います(笑)。

――設定がかなり特殊だと思うのですが、演じる際に意識していたことはありますか?

小松:ミロは初対面の時には冷たい印象を受けるかもしれませんが、自分の任務の範囲内でしか感情を露わにしない必殺仕事人のようなイメージで演じています(笑)。

 そして、第1話でいうと過去の回想で出てくるミロと、渋谷が未来に転送されてから出会ったミロでかなり印象が違うのですが、ここは意識して演じ分けています。なぜ印象が違うのかというところも想像しつつ楽しんでほしいです。

――話が進むにつれてミロも大介たちと打ち解けていくのでしょうか?

小松:思い切って慣れあうことはないんですけど、彼女も少しずつ任務以外のところで「自分はどうしたいのか」と一人の人間として考え、動き出す。大介たちに影響を受ける部分は出てくると思います。

高橋:ルウは、その場で起きたことに対して素直に動いて素直に言葉を発するので、最後までブレがないです。回が進むごとにそれぞれが葛藤し始めるんですけど、ルウの葛藤は自問自答するものではなくて、相手にストレートに伝えるような葛藤の仕方をしていて。そんなところがルウのらしさだと思うし、芯の強い女の子の姿を楽しんでもらえたら嬉しいです。同じ女性から見ても頼もしい子です!

――設定を見ていると「兄に依存している」と記載されていたので、妹というポジションからも“誰かに守られている子”という印象がありました。

高橋:そうなんですよね! 紹介文には「兄に依存している」と書いてはあるのですが、お兄ちゃんもはっきりと物事を言うし、なんでもできる人なので、その後ろにいることで自分もそうあることが当たり前になっている。

 そんな完璧なお兄ちゃんの背中を見て、ルウがどんな風に変わっていくかも見どころ。後ろに隠れているっていうとマイナスなイメージがあるかもしれないんですけど、ルウは最初からはっきりした性格だから、そこから独り立ちするとどんな風になるのかを楽しんでいただけると思います。

――ミロとルウは主人公・大介との関りが密接にあるポジションかと思いますが、お2人から見た大介はどんな存在ですか?

高橋:大介は自分が決めたことに真っ直ぐ進む子なので、大介自身に成長してもらうしかないというか、何を言っても響かないところがあるというか……(笑)。私たちは大介が自分で頑張る姿を見守るしかないかなと思います。良い意味で期待をしないというか、“自分でどうにかする”という子だと思います。

小松:大介には思うところが最初はあると思うんですけど、回を重ねるごとに応援したくなるというか、愛でたくなってくると思います(笑)。「俺はこう思ってるのにお前はこう思ってくれないの?」という感じの子なので、こちらが「ついていけずごめんよ……!」って思うこともしばしばあります。

――ミロもルウもはっきり言えるキャラクターとのことだったので、大介に対してもズバズバ言っているのかと思いました!

小松:言いはするんですけど響かないんですよね……。

高橋:大介はなかなか手ごわいんです……。でも、そこに慶作を投入すると「お前はこうしたほうができるんだからさ!」とフォローしつつも注意をしてくれる。多分見ているうちに「慶作頑張れ!」って応援したくなると思います(笑)。

小松:アフレコ中も「慶作お前しかいない……!」って慶作が、大介をコントロールしてくれることを祈ってました(笑)。でも、誤解してほしくないのは、大介は大介なりに頑張ろうとしているんです。1話で筋トレのシーンがあるんですけど、かなりムキムキしているので「みんなを守る」という思いは決して嘘じゃない。真っ直ぐすぎるんだと思います。

高橋:護身用ナイフを所持していたりするんですけど、大介は大介が思うままの道を進むので、そんなところをぜひ見守っていただければと思います!

――大介の行く末をしっかりと見守りたいと思います! 話題は変わりますが、もしお2人が本作のように未来の渋谷に跳ばされたらどうしますか?

小松:まずは身を守るものを探します。敵と遭遇する前にクッションで首と頭を守りたい

高橋:剣道部の部室に行きましょう! 防具で身を固めつつ、逃げ惑う皆の前に竹刀で立ち向かう!

小松:防具の重さでモタモタしそうだね(笑)。渋谷では良い武器が見つからなそうだし、自分が持っている武器で戦うとしてもハサミしなかない……生き残れないなぁ(笑)。食料だけ確保して安全地帯で耐え忍ぶと思います。

高橋:私一番安全だと思っていた場所が大江戸線なんですよ。一番深くにあるからリヴィジョンズの進攻をしばらく逃げ延びられるかなって……でも渋谷に大江戸線通ってないんです……。

小松:ほかに安全そうな地下鉄は……副都心線!

高橋:副都心線だ! 私たちは最強の防空壕・副都心線に逃げ込みます(笑)。

――こうした状況下だと食料が尽きてしまうこともあるかもしれません。もし、食料が尽きた時、お2人はディストピア的な食事を食べますか、それとも我慢しますか?

小松:食料がつきて植物やカエル、昆虫を食べなきゃいけない状況になったらってことですよね……どうしようか?

高橋:なかなか厳しい……餓死するか食べるか……。

小松:インターネットも通っていないから何が食べられるか調べられないのも怖いよね。いきなり昆虫を食べるのはハードルが高いから、植物からかな。

高橋:食べられそうな植物を頑張って探しましょう……! そして生き延びる!

――最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。

小松:『revisions リヴィジョンズ』は、未来の渋谷で過去から来た人類たちがどのように生き残っていくのかが見どころ。加えて谷口監督ならではのロボット要素もあるのですが、今まで見たことのない闘い方をするロボット(ストリング・パペットというパワードスーツ)が登場するので、様々な視点から楽しんでいただけると思います。

 物語がどのように紡がれていくか考察する楽しみもあると思いますし、リアルでもアニメーションでも描けない部分をCGで描いている映像も楽しめます。ぜひ『revisions リヴィジョンズ』を見て渋谷にお越しください!

高橋:毎回引きがすごいです! できれば毎週リアルタイムで見ていただくことで、「来週はどうなっちゃうんだろう?」とモヤモヤする気持ちも楽しんでいただければと思います。ぜひ1月から一緒に見て、一緒に考えて、一緒に渋谷から元の時代に帰りましょう!

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DATA
■TVアニメ『revisions(リヴィジョンズ)』
公式サイト:http://revisions.jp/
公式Twitter:@revisions_PR

ONAIR:
2019年1月9日よりフジテレビ“+Ultra”にて毎週24:55から放送開始予定

STAFF:
原作=S・F・S
監督=谷口悟朗
CG監督=平川孝充
シリーズ構成=深見 真/橋本太知
キャラクターデザイン原案=近岡 直
メカデザイン=新井陽平
CGキャラクターデザイン=白井 順
BGコンセプトアーティスト=白田真人
MattePaintディレクター=大西 穣
美術・設定=坂本 竜
色彩設計=長尾朱美
撮影監督=高橋和彦
編集=齋藤朱里
音響監督=明田川 仁
音楽=菊地 梓
企画=スロウカーブ
アニメーション制作=白組
製作=リヴィジョンズ製作委員会

CAST:
大介=内山昂輝
ミロ=小松未可子
張・剴(ガイ)・シュタイナー=島﨑信長
張・露(ルウ)・シュタイナー=高橋李依
手真輪愛鈴=石見舞菜香
浅野慶作=斉藤壮馬
チハル・イスルギ=日笠陽子
ムキュー・イスルギ=田村ゆかり
堂嶋幹夫=櫻井孝宏
矢沢悠美子=遠藤 綾
黒岩亮平=てらそままさき
牟田誠一郎=飛田展男
泉海香苗=寺崎裕香
ニコラス・サトウ=大塚芳忠

©リヴィジョンズ製作委員会

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