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「ブルーノは僕にとって1つの壁を破ってくれた存在」――『王室教師ハイネ』安逹勇人インタビュー&『”友達 以上×敵 未満”』MV撮影レポ

2019.02.13 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 2月16日より劇場版『王室教師ハイネ』がついに公開されます!

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 本劇場版では、原作・赤井ヒガサさん監修のオリジナルストーリーが展開。TVアニメを通して成長した4王子の元にやってきたのは、ロマーノ王国の双子の王子。この双子の王子、昔の4王子を思い出すような難ありっぷりで…!? はたして4王子とハイネは、双子の王子を“教育的指導”をし、無事に合同授業を乗り越えられるのでしょうか?

 エンディング主題歌は、TVアニメと同じくハイネと4人の王子によるユニット“P4 with T”の新曲『”友達 以上×敵 未満”』。

 今回PASH PLUSでは、このMV撮影現場に独占密着! 劇場版公開までの5日間毎日1名ずつ、撮影風景のフォトレポートと、アフターインタビューをお届けします♪

 第3回目はブルーノ・フォン・グランツライヒ役の安逹勇人さん!

■ミュージックビデオ視聴映像

劇場版ストーリー

 グランツライヒ王国の4人の王子たちは、次期国王を目指し、王室教師ハイネ・ヴィトゲンシュタインの指導のもと、様々な困難を乗り越え、時に迷いながらも、少しずつ成長していた。

 そんな彼らの前に現れたのは、ロマーノ王国からきたという双子の王子。 この王子たち、可愛らしい見た目に反して、実は超ドS…!

 そんな前代未聞の危機に、ハイネと4王子たちが「教育的指導」!?

安逹勇人さん(ブルーノ・フォン・グランツライヒ役)撮影風景フォトレポート

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安逹勇人さん撮影後インタビュー!

――MV撮影お疲れ様でした! 終えてみていかがでしたか?

安達:劇場版と舞台が解禁になり、いよいよ『王室教師ハイネ』再始動に向けてキャスト・スタッフのエンジンがかかっていることが感じられる撮影でした。今回はソロでの撮影、そしてグリーンバックでの撮影だったので完成がどんな風になるのか楽しみです。なにより楽屋で植ちゃんに会ったんですけど、なんだか実家に帰ってきたような安心感がありました(笑)。

 TVアニメ『王室教師ハイネ』と舞台が終わってから、それぞれが他の作品に出演して、そこで得たものを『王室教師ハイネ』にもって帰ってくる。皆がどんな風に成長しているのか楽しみだし、僕自身もこの1年で成長したものを見せることができればいいなと思っています!

――入りの時にも植田さんとお話されていましたね。

安達:「植ちゃん~」って話しかけたら、「めっちゃなまってるやん!」って突っ込まれました(笑)。このやり取りもなんだか久しぶりだったので嬉しかったですね。早く他のメンバーとも会いたいです!

――ダンスの方はいかがでしたか?

安達:今回レッスンに参加できず、自主練習のみで撮影参加だったので、「大丈夫かな」って心配に思っていたんですけど無事に終わってほっとしました。撮影中は間違えないように必死だったので、終わった今は達成感と開放感で満ち溢れています。

――今回は“ダサ可愛い”がテーマのダンスだそうですね。

安達:そうなんです! キャッチーで覚えやすいダンスになっているので皆さんも真似してくれたら嬉しいですね。前回の『Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~』よりもより覚えやすいダンスになっているので、きっとMVを見たら踊りたくなると思います。「デジャビュ~」のところのピースとか、「Are you~」のところのガシってやるところとか!

――2月に劇場版の公開、4月にはのミュージカル第二弾上映が予定されています。再び『王室教師ハイネ』が動き出すということで、お話を聞いたときいかがでしたか?

安達:TVアニメ、舞台を経た時に「またこのメンバーで集まりたいね」という話をキャスト・スタッフでしていましたし、プライベートでメンバーに会うと「いつ『王室教師ハイネ』始まるかな?」って話していたので、再び動き出すことを知った時はただただ嬉しかったです。

 メンバーみんな忙しいのに、集まろうっていうと「なんとしても行く」って集まるんですよ。それくらい普段から仲良いメンバーなので、今回また集まれるのは嬉しいですし、双子王子という新しいメンバーも加わることで、どんな展開になるのか…。

 気が早いかもしれないんですけど、今回の劇場版・ミュージカルを経た時に“次の『王室教師ハイネ』”が描けるような未来を作れればいいなと思っています。個人的には『王室教師ハイネ』は海外のファンの方も多い作品なので、いつかは海外のファンの方に会いに行きたいです。

――前売券チケットは、アニメイラストver.には“先生&王子とデートなう。で使っていいよ。”、実写ver.には“ねっころがり先生&王子たち”がそれぞれテーマのブロマイドと、キャラクターボイスが付いています。かなり珍しいタイプの前売券だと思うのですがお話を聞いた時はどう思われましたか? また、収録はいかがでしたか?

安達:最初聞いた時は「なんでチケットを買うと声が聴こえるんだろう」って全く仕組みが理解できなくて。考えた結果、「クリスマスカードみたいに広げたら声が聴こえる仕様なんだ!」と思いいたったんですけど、QRコードからダウンロードすることを知った時は「技術は進化しているな」って感動しました(笑)。

 前売り券は第1弾、第2弾とあるということで、劇場版公開までの間をワクワクしながら待っていただけると思います。ブルーノは“相合傘に入る”というシチュエーションなので、雨が降った時にはぜひともブルーノと一緒に相合傘をしながら待っていてください(笑)。

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――劇場版の公開を前に、改めて安達さんの思う『王室教師ハイネ』の魅力を教えてください。

安達:『王室教師ハイネ』に登場するキャラクターたちは、みんな悩みやプライド、夢を抱えています。TVアニメではハイネ先生が悩み葛藤するキャラクターたちに“教育的指導”をすることで導いてくれたんですけど、きっと見ている方たちのなかにもハイネ先生の“教育的指導”に救われた方がいると思うんです。

 『王室教師ハイネ』にはそうした“学び”の要素があるし、キャラクターたちに感情移入できるような“弱さ”みたいなものがあるのが魅力なのかなって思います。

――演じているブルーノは安達さんにとってどんな存在ですか?

安達:(ブルーノ役が決まるまでは)幼かったり可愛らしいキャラクターを演じさせていただくことが多かったので、ブルーノのようなインテリ王子な役を演じるのは『王室教師ハイネ』が初めてでした。最初のうちは「どうやって演じたらいいんだろう?」と悩み、葛藤していたんですけれど、「良かったよ」というお声をいただけるようになった時は本当に嬉しかったです。

 ブルーノは僕にとって1つの壁を破ってくれた存在。末永くみなさんに愛していただけるキャラクターになるように、大切に声を吹き込んでいきたいと思います。

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――これまで共に『王室教師ハイネ』を作り上げてきたメンバーについて、今この場に居ないから言える思いやメッセージはありますか?

安達:植ちゃんは『王室教師ハイネ』の大黒柱です。身長は小さいけれど、ものすごい存在感があって、「この人についていけば大丈夫だ」って思えるような信頼できる存在。一言で言えば“檜”のような存在ですね。屋久島の樹木のようにずっしりと大地に根を張っていて、絶対に倒れない……そんな存在です。

 大ちゃんは天真爛漫で場を明るくしてくれる存在。かと思えばスッっと集中して自分の世界に入ることもある。とても個性的な存在なんですけれど、それがお芝居にも表れていると思います。大ちゃんのお芝居を見ていると一言一言にエネルギーが満ちているというか、聴いている内に情景が思い浮かんでくるんです。

 みんなの心を熱くさせてくれる……食べ物で言うと栄養素の高い人参だけれど、生き物で言うとカメレオン。お芝居中にふっと空気が変わるという意味でもそうだし、普段も相手に合わせてテンションを変えてくれたりと、温度に合わせて色が変わるカメレオンがぴったりだと思います。

 安里ちゃんはカイにそっくりですよね。沖縄ならではののほほ~んとした空気が流れていて癒されます。カイはのほほ~んとしているようで見えないところで悩みを抱えていたり、周りの人たちを見ている。安里ちゃんも同じくのほほ~んとしているけれど、実は周りを見てくれている。

 安里ちゃんもカイも居るとほっとしますよね。疲れた時に傍に居てほしい(笑)。安里ちゃんは一言で言えばシーサーですね。『王室教師ハイネ』を見えないオーラで守ってくれる、守り神的な存在。なんくるないさ~って。

 しょーちゃんは歌が上手いし、演技が上手いし、踊りも上手いし。何においてもプロフェッショナル。全てにおいて“蒼井翔太”というカラーが出ていると思うんですけど、それが不思議とリヒトのカラーとマッチしているんです。

 “蒼井翔太だからこその魅力”が“リヒトが持つ魅力”と合わさって“この2人にしか出せない魅力”になっていると思います。しょーちゃんはもはや妖精さんというか、“ペガサス”のような存在しない生き物がぴったりくる。生き物ではあるけれど、この世には存在しないもの。触れられそうで触れられないのがいいですよね。

――総括すると植田さんが“檜”、廣瀬さんが“カメレオン”、安里さんが“シーサー”、蒼井さんが“ペガサス”ですね。ご自身を一言で例えると何でしょうか?

安達:うーん、じゃがいもですかね。

――その心は?

安達:僕は周りに掘っていただかないとダメだと思うんです。しかも洗ってもらわないと美味しくならない。“檜”や“カメレオン”、“シーサー”、“ペガサス”は元々持っているものがあるから自分から歩んでいくことができるんです。でも、僕は人に支えられながら生きていると思っていて。

 みんながいるから舞台に立つことができるし、ブルーノを輝いた存在にできる。きっとほったらかされたままだったら僕は土の中に居たまま。掘り出して、洗ってくれて、磨いてくれて、調理してくれる人たちがいて、最後に食べてくれるみんなが居たからこそ初めて成立するのが僕なんです。周りの人があっての僕だから、そういう意味で僕は“じゃがいも”です。

――最後に読者へのメッセージをお願いします。

安達:2019年は『王室教師ハイネ』の劇場版公開、ミュージカル上映と“『ハイネ』フィーバー”と言わんばかりの年になると思います。初めて見る方も楽しめる作品になっていると思うので、1歩踏み出してくれたら絶対に後悔させない魅力をお届けします。

 そして、劇場版、ミュージカルだけでなく、もっと先の未来もお見せできるように頑張りたいと思いますので、気になる方はぜひともお早めに『王室教師ハイネ』に触れてみてください(笑)。そして、『王室教師ハイネ』が大好きなメンバーで作っていますので、ぜひとも劇場、そして舞台に足を運んでいただければ嬉しいです。お待ちしています!

――ありがとうございました!

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商品情報

〇劇場版「王室教師ハイネ」 Blu-ray 劇場限定版
金額:10,000円(税込)
内容
【本編DISC1枚】
本編映像(約60分)
【特典】
・劇場版「王室教師ハイネ」エンディング主題歌「”友達 以上×敵 未満“」ミュージックビデオフルver.
・「”友達 以上×敵 未満“」メイキングムービー
・「王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-」東京楽日、兵庫楽日優先抽選応募券シリアルコード
(※シリアルコード付Blu-rayの販売は2月24日(日)23:59まで)
・先付映像(全5種)
・キャラクターデザイン・総作画監督 奥山鈴奈 描き下ろしジャケット
・特製ブックレット

〇劇場版「王室教師ハイネ」エンディング主題歌「”友達 以上×敵 未満”」/P4 with T【発売中!】
金額:1,296円(税込)

〇王室教師ハイネ 劇場公開記念 Blu-ray BOX【発売中!】
発売日:2019年2月8日
金額:23,760円(税込)
【本編】TVアニメ「王室教師ハイネ」全12話
【特典】
<特別映像内容>
・Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~ミュージックビデオ
・Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~メイキングムービー
・Prince school ~個々にするのさ!? MY LESSON~ 全4編
・ノンテロップオープニング/ノンテロップエンディング
・特殊ケース仕様
・特製リボン
ほか

DATA
■劇場版『王室教師ハイネ』
公式サイト:https://heine-movie.com

公開日:2019年2月16日

STAFF:
スタッフ:
監督=菊池カツヤ
脚本=うえのきみこ・相内美生
オリジナルキャラクター原案=赤井ヒガサ
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督=奥山鈴奈
音響監督=郷田ほづみ
音楽=井内啓二
アニメーション制作=ティアスタジオ
オープニング主題歌=阪本奨悟「パラレルな関係」
エンディング主題歌=P4 with T「”友達 以上×敵 未満“」

CAST:
ハイネ=植田圭輔
カイ=安里勇哉
ブルーノ=安達勇人
レオンハルト=廣瀬大介
リヒト=蒼井翔太
イヴァン=橋本祥平
ユージン=阪本奨悟
ヴィクトール=森川智之
アインス=小野大輔
ローゼンベルク=江口拓也
マクシミリアン=立花慎之介
ルートヴィヒ=浪川大輔
ロマーノ国王:郷田ほづみ

■『王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-』

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ミュージカル公式サイト:http://musical-heine.com/2nd/
公式Twitter:@heine_musical
公演日程:
〈東京〉2019年4月11日(木)~14日(日)
〈兵庫〉2019年4月27日(土)~28日(日)
劇場:〈東京〉東京ドームシティホール 〈兵庫〉神戸国際会館こくさいホール

公演チケット価格:
ロイヤルシート…9,800円(税込/非売品グッズ付)
一般指定席…7,200円(税込)

※チケット情報はオフィシャルHPまで

原作:赤井ヒガサ(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)/劇場版「王室教師ハイネ」製作委員会
制作プロダクション:ポリゴンマジック
主催:ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会

©赤井ヒガサ/SQUARE ENIX・劇場版「王室教師ハイネ」製作委員
©ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会

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