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「カイならきっと大丈夫」――『王室教師ハイネ』安里勇哉インタビュー&『”友達 以上×敵 未満”』MV撮影レポ

2019.02.12 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 2月16日より劇場版『王室教師ハイネ』がついに公開されます!

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 本劇場版では、原作・赤井ヒガサさん監修のオリジナルストーリーが展開。TVアニメを通して成長した4王子の元にやってきたのは、ロマーノ王国の双子の王子。この双子の王子、昔の4王子を思い出すような難ありっぷりで…!? はたして4王子とハイネは、双子の王子を“教育的指導”をし、無事に合同授業を乗り越えられるのでしょうか?

 エンディング主題歌は、TVアニメと同じくハイネと4人の王子によるユニット“P4 with T”の新曲『”友達 以上×敵 未満”』。

 今回PASH PLUSでは、このMV撮影現場に独占密着! 劇場版公開までの5日間毎日1名ずつ、撮影風景のフォトレポートと、アフターインタビューをお届けします♪

 第2回目はカイ・フォン・グランツライヒ役の安里勇哉さん!

■ミュージックビデオ視聴映像

劇場版ストーリー

 グランツライヒ王国の4人の王子たちは、次期国王を目指し、王室教師ハイネ・ヴィトゲンシュタインの指導のもと、様々な困難を乗り越え、時に迷いながらも、少しずつ成長していた。

 そんな彼らの前に現れたのは、ロマーノ王国からきたという双子の王子。 この王子たち、可愛らしい見た目に反して、実は超ドS…!

 そんな前代未聞の危機に、ハイネと4王子たちが「教育的指導」!?

安里勇哉さん(カイ・フォン・グランツライヒ役)撮影風景フォトレポート

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安里勇哉さん撮影後インタビュー!

――MV撮影お疲れ様でした! 終えてみていかがでしたか?

安里:正直、寂しかったですね。前回の『Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~』の時は全員揃って撮影したので、撮影中も飽き時間も皆と話す時間があったんですけど、今回はソロでの撮影だったので、前後で一緒だった大ちゃん(廣瀬大介さん)以外と会うことがなくて……寂しかったです(笑)。

――とにかく寂しかったんですね(笑)。ダンスの方はいかがでしたか?

安里:今回のダンスのテーマが“ダサ可愛い”らしくて。前回の『Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~』の振付の時と同じくMAMORUさんが付けてくれたものなんですけど、『”友達 以上×敵 未満”』のダンスはすっごく可愛い。それにシンプルな動きが多いので、皆で真似してくれたらいいんじゃないかな!

――2月に劇場版の公開、4月には同内容のミュージカル上映が予定されています。再び『王室教師ハイネ』が動き出すということで、お話を聞いたときいかがでしたか?

安里:自分としても待ちどおしにしていたし、きっと2期があるだろうと思っていたので、知らせを聞いた時は「おっ、きたか……」と逆に冷静でした(笑)。

 昨年は第1期アニメから舞台にかけて約1年程『王室教師ハイネ』に携わらせていただいたんですけど、アニメ・ミュージカルが終わってからもメンバーと集まってご飯食べたり、旅行したり、初詣に行ったりと間があくことなくメンバーに会っていたし、そこで「『王室教師ハイネ』またやりたいよね!」という話もしていたので、収録自体は終わっていても『王室教師ハイネ』のことを考える機会はすごく多かったんです。

 だから、決まった時は純粋に嬉しかったですね。そして、僕は『王室教師ハイネ』という原作が好きでずっと読んでいたので、今回はオリジナルストーリーということで1ファンとしてどんな展開になるのかも楽しみです。

――前売券チケットは、アニメイラストver.には“先生&王子とデートなう。で使っていいよ。”、実写ver.には“ねっころがり先生&王子たち”がそれぞれテーマのブロマイドと、キャラクターボイスが付いています。かなり珍しいタイプの前売券だと思うのですがお話を聞いた時はどう思われましたか? また、収録はいかがでしたか?

安里:「なんじゃそりゃ!」って思いました(笑)。でも、新しい試みだなと思ったし、1度で2度楽しめるファンの方にとっては嬉しいアイテムと思います。それに、ファンの方は劇場版が発表されてから“楽しみ”な気持ちを2月まで待っていただいていると思うんですけど、前売券があることで劇場版公開までの間を“さらに楽しく”繋げることができるので素敵な企画ですよね。これがあれば劇場版公開まで寂しくないぞと!

 カイはもちろん、ハイネ先生たちとのデートを楽しみながら公開を待ちどおしにしてほしいです。なかなか全員のを聴くのは大変だとは思う。けれど、全部聴いてほしい……!

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――前売券で久々にカイを演じることになったと思いますが、いかがでしたか?

安里:『王室教師ハイネ』に携わらせていただいたこともあり、原作を読むと頭の中でハイネ先生は植ちゃん、レオンは大ちゃんの声で再生されるようになったんです。もちろん、カイも自分の声で再生されるので、『王室教師ハイネ』に携わっていない期間も不思議と収録しているような、『王室教師ハイネ』と一緒にいるような気分だったんです。なので、久々の収録ではあったんですけど、違和感なく自然に演じることができましたね。

――劇場版の公開を前に、改めて安里さんの思う『王室教師ハイネ』の魅力を教えてください。

安里:『王室教師ハイネ』は人生の格言がたくさん含まれている作品です。“教育的指導”と称してハイネ先生が伝える道徳観は、王子たちにとっては新鮮でも、僕たちにとってはきっと当たり前のこと。でも、当たり前のことって改めて言われると「ああ、そうだったよな」と身に染みることがあるし、僕は読んでいてすごく心に響いたんです。

 そういうところが好きだし、先生の人徳が作品から伝わってくる。それにこの作品は、兄弟愛や先生と生徒の愛、お父さんと息子の愛だったりたくさんの愛が描かれているので、見ていて泣けてくるし、心が温かくなると思います。

 とはいえ、笑えるポイントもたくさんあって。レオンが「1+1は3」って言った時は「おい、バカだろ!」と思った(笑)。けれど、ここから素敵な王になるための教育が始まっていくんだと思うと、今となっては感慨深いなと。学びがありつつ、笑いもある。そんな素敵な作品が『王室教師ハイネ』です。最後は綺麗にまとめてみました(笑)。

――ありがとうございます(笑)。演じているカイは安里さんにとってどんな存在ですか?

安里:演じさせていただいたことで、原作を読んでいてもカイがどうなるのか気になるし、カイのことを考える時間が増えたりと、カイに対する愛が深まりました。もちろん、カイだけじゃなくてほかの兄弟たちが「今後どうなるんだろう」と心配になるし、レオンは「可愛いな……」って思うし、ブルーノとリヒトは「おいおい仲は大丈夫か?」って思うし。そういう意味ではカイはしっかりしているので、見ていても安心して見守っていられますね。カイならきっと大丈夫だろう、と。

 今、心配に思うことがあるとすれば、劇場版でカイが喋るかどうか。きっと「なっ」とは言うと思うんですけど、せっかくの劇場版だから頑張って喋ってくれたら嬉しい(笑)。

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――これまで共に『王室教師ハイネ』を作り上げてきたメンバーについて、今この場に居ないから言える思いやメッセージはありますか?

安里:翔ちゃん(蒼井さん)は年も近いので気が合うことも多いし親しみやすいです。声優というお仕事に関しては大先輩なので、収録では知恵をもらったり、助けてもらうことも多々ありました。今回は1年前よりも自分の力で挑めるようになりたいなと思いつつも、頼りにさせてもらう部分もあると思うのでよろしくね!

 安達ちゃんはもうね、みんな茨城にはまってあげてねって言いたいですね(笑)。あんまりいじるのもあれなので、きちんとお話すると安達ちゃんはみんなのムードメーカー的な存在。安達ちゃんが居ることで場が和らぐし、良い意味でも悪い意味でも場を崩してくれる(笑)。引き続き僕ら兄弟や先生との仲を取り持ってくれたら嬉しいです。

 植ちゃんは、若いのにしっかりしてるし、自分の考えを貫いている人。リアルにハイネ先生のような存在ですね。そして、『王室教師ハイネ』という作品を演じることのプレッシャーもあったと思うし、一緒の現場に居て今まで見たことない植ちゃんや大変そうな植ちゃんも見ている。作品ではハイネ先生として教えてもらう立場ですけど、リアルな部分では植ちゃんを支えられればいいなと思っています。

 最後は大ちゃん! もう大ちゃんはレオンハルトのようにずっと可愛くいてください! 大ちゃんは本当にレオンにそっくりで、ようやくなついたと思ったら、急に突き放されることもある。ツンデレですね。でも、メンバーのなかで1番真面目。ダンスや歌を誰よりもしっかりつくってくる。

 ただ、心配性すぎるところが気になるかな。舞台の時に「心配性すぎるから病院にいけ!」って話をしたことがあって。誰よりも仕上げてきているのに自分に自信がなくて、常に心配しているんですよ。いやいや出来ているからと! もっと自信もってほしいし、持ってもらえるように支えていこうと思います。

――最後に読者へのメッセージをお願いします。

安里:『王室教師ハイネ』がついに劇場版ということで嬉しさがありつつも、役者としてはアニメ、舞台を経て、次は劇場版とさらにステップアップできる場を設けていただけたことも嬉しく思っていますし、TVアニメの時とはまた違った絆や成長を見せることができればと思います。

 劇場版では双子王子が登場するということで、僕らやハイネ先生とどんな風に交流していくのか、どんな展開になるのか楽しみです。きっと騒動は起きると思うんですけど(笑)、それを乗り越えた時に『王室教師ハイネ』に新しい風が吹き入れると思う。僕自身も楽しみにしていますが、みなさんも楽しみにしていただければ嬉しいです。劇場版で会いましょう!

――ありがとうございました!

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商品情報

〇劇場版「王室教師ハイネ」 Blu-ray 劇場限定版
金額:10,000円(税込)
内容
【本編DISC1枚】
本編映像(約60分)
【特典】
・劇場版「王室教師ハイネ」エンディング主題歌「”友達 以上×敵 未満“」ミュージックビデオフルver.
・「”友達 以上×敵 未満“」メイキングムービー
・「王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-」東京楽日、兵庫楽日優先抽選応募券シリアルコード
(※シリアルコード付Blu-rayの販売は2月24日(日)23:59まで)
・先付映像(全5種)
・キャラクターデザイン・総作画監督 奥山鈴奈 描き下ろしジャケット
・特製ブックレット

〇劇場版「王室教師ハイネ」エンディング主題歌「”友達 以上×敵 未満”」/P4 with T【発売中!】
金額:1,296円(税込)

〇王室教師ハイネ 劇場公開記念 Blu-ray BOX【発売中!】
発売日:2019年2月8日
金額:23,760円(税込)
【本編】TVアニメ「王室教師ハイネ」全12話
【特典】
<特別映像内容>
・Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~ミュージックビデオ
・Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~メイキングムービー
・Prince school ~個々にするのさ!? MY LESSON~ 全4編
・ノンテロップオープニング/ノンテロップエンディング
・特殊ケース仕様
・特製リボン
ほか

DATA
■劇場版『王室教師ハイネ』
公式サイト:https://heine-movie.com

公開日:2019年2月16日

STAFF:
スタッフ:
監督=菊池カツヤ
脚本=うえのきみこ・相内美生
オリジナルキャラクター原案=赤井ヒガサ
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督=奥山鈴奈
音響監督=郷田ほづみ
音楽=井内啓二
アニメーション制作=ティアスタジオ
オープニング主題歌=阪本奨悟「パラレルな関係」
エンディング主題歌=P4 with T「”友達 以上×敵 未満“」

CAST:
ハイネ=植田圭輔
カイ=安里勇哉
ブルーノ=安達勇人
レオンハルト=廣瀬大介
リヒト=蒼井翔太
イヴァン=橋本祥平
ユージン=阪本奨悟
ヴィクトール=森川智之
アインス=小野大輔
ローゼンベルク=江口拓也
マクシミリアン=立花慎之介
ルートヴィヒ=浪川大輔
ロマーノ国王:郷田ほづみ

■『王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-』

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ミュージカル公式サイト:http://musical-heine.com/2nd/
公式Twitter:@heine_musical
公演日程:
〈東京〉2019年4月11日(木)~14日(日)
〈兵庫〉2019年4月27日(土)~28日(日)
劇場:〈東京〉東京ドームシティホール 〈兵庫〉神戸国際会館こくさいホール

公演チケット価格:
ロイヤルシート…9,800円(税込/非売品グッズ付)
一般指定席…7,200円(税込)

※チケット情報はオフィシャルHPまで

原作:赤井ヒガサ(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)/劇場版「王室教師ハイネ」製作委員会
制作プロダクション:ポリゴンマジック
主催:ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会

©赤井ヒガサ/SQUARE ENIX・劇場版「王室教師ハイネ」製作委員
©ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会

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