純愛サイコホラー『ハッピーシュガーライフ』TVアニメがいよいよ放送開始。原作者・鍵空とみやきと総監督・草川啓造にインタビュー!

2018.07.13 <PASH! PLUS>

 “13日の金曜日”となる本日7月13日より、いよいよ放送が開始となるTVアニメ『ハッピーシュガーライフ』。本作は、ほのぼのかわいらしい雰囲気のイラストでありながら、猟奇的なサイコホラーが展開する“戦慄の純愛サイコホラー”です。

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 この夏最も甘く深い“純愛”を描く本作について、原作者の鍵空とみやきさんと総監督の草川啓造さんよりインタビューコメントが到着。作品誕生からTVアニメ化に至るまでの経緯、アフレコ現場の雰囲気などをお伺いしました!

原作者・鍵空とみやきコメント

――『ハッピーシュガーライフ』誕生の経緯をお聞かせください。

 結構前のことなのでうろ覚えなのですが、さとうとしおは最初別の話で考えていたキャラです。ラブコメだったりほのぼのコメディだったり色々と話のジャンルをかえたり性格をかえたりして、試行錯誤しているうちに最後は私がホラー好きというのもあって、本作のプロトタイプといえる読み切りができました。そこからまた連載用に色々と設定を足したりして『ハッピーシュガーライフ』は生まれました。

――TVアニメ化の経緯をお聞かせください。また、アニメ化が決まった時どう思われましたか?

 担当さんからお電話で「まだ確定ではないですがアニメ化の話がきてます」ということを知らされていました。本当になるとは思っていなかったので、PVを拝見してようやく実感がわいてきたところです。制作にあたり色々と大変な事があるかと思いますが、ここまで応援して下さった読者さんたちが喜んで下さるようなものになったらいいなと思っています。

――お気に入りのキャラクターがいれば教えてください。また、描いていて手のかかるキャラクター、苦戦するキャラクターはいますか?

 特に一番お気に入りというキャラはいないと思います。どのキャラも描いていて手がかかりますが、苦戦するのは三星と北埋川先生とあさひな気がしています。表情など何度も描きなおしても上手くいかない時があって、ある意味描き甲斐はありました。この作品は女性陣より男性陣が色々な表情をしているからかもしれません。しょうこは比較的描きやすかった気がします。

――アニメ化にあたりリクエストしたことはありますか?

 口調など細かいところは色々要望を出させていただきましたが、基本的にはお任せしています。アニメの制作については分からないことが多いので、可能な範囲で関わらせて頂きつつ、あとは慣れているスタッフさんたちにお任せした方がいいのではないかなと思っています。なので、一視聴者としてアニメを拝見できるのを楽しみにしています。

――アフレコ現場はご覧になりましたか? みなさんの演技や雰囲気はいかがでしょうか?

 アフレコ現場拝見しました。声優さんたちの演技は迫力があって凄かったですし、監督さんやスタッフさん方もセリフや演技の細かいところまで意見を色々出し合ったりして下さって、時間をかけていただいたりして、ありがたいなと思いました。やっぱり声がつくことは特別なことで、アニメは原作を読むよりもより多くの感情を感じることができるんじゃないかと思います。

――原作者視点で、アニメのオススメポイントをお聞かせください。

 前述しましたが、原作漫画より多くの感情を感じることができるのではないかということです。アニメでは多くのスタッフさんたちが原作の色々な部分をくみ取って制作して下さっています。声優さんたちが素晴らしい演技をして下さっています。それからアニメの絵がとても可愛くて、動いてしゃべるのかと思うと色々な意味で動悸が激しくなります。見どころはたくさんあるかと思います。

――最後に、放送を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

 短い期間ではありますが、私も視聴者として追いかけていきたいと思いますので一緒に追いかけて下さったら嬉しいです。よろしくお願いします。

総監督・草川啓造コメント

――原作を読んで、どのような印象を受けましたか?

 かなりダークな内容なのですが、少女漫画っぽい絵柄もあってか、陰惨になりすぎず一気に読み進められる魅力的な作品だと思いました。 さとうとしおの甘い生活は可愛らしく描かれていますし、二人の障害になる変態的な男たちやバイトの同僚、真面目な友達、しおを探すお兄ちゃんなど、個性的なキャラクター達が魅力的に感じました。

――『ハッピーシュガーライフ』は主人公・さとうを中心にした、さまざまなキャラクターたちの愛を描いた作品です。それらを表現するにあたり、どのような工夫をされていますか?

 原作ですと内面描写のモノローグが、絵無しの文字だけで描写されていたりするコマが結構あるのですが、アニメでは隠喩的な映像に置き換えたりしています。例えば苦味を感じるモチーフであったり、心がざわつくセリフでは全面ハッチングの映像にしたりとか。もともと、心象風景の描写が多い原作ですので、それを映像表現に置き換えるとともに、その文脈の中で表現のバリエーションを追加している感じです。

――草川さんは、さとうとしおの関係をどのようにとらえていますか?

 同性であって、歳の差もありつつ、それを超越して結ばれる純粋な愛の形なのかな、と思います。世間一般的に見たら、異形の愛なんでしょうが、お互いに欠けているものを補完し合うという意味では純粋なのだろうと思います。

――アニメ制作にあたり、原作者・鍵空とみやきさんからなにかご要望はありましたか?

 鍵空先生は物静かな方で、アニメに対する要望などはあまりおっしゃられなくて、むしろ裏設定的な部分や、原作にまだない先の展開を教えていただいたり、色々とご協力いただいて大変感謝しております。

――キャスティングはどのように行ったのでしょうか?また、アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?

 主役の花澤香菜さんと久野美咲さんは、自分が別の作品でお二人の声の感じや実力を把握していましたので、ぜひこのキャストでという事で提案させていただきました。叔母さん役の井上喜久子さんは、ダメ元で提案したらOKで万々歳で。あさひ、三星、しょうこについては、オーディションで決めましたが、特に花江(夏樹)さんの三星の演技が印象的でした(笑)。

 現場の雰囲気は良いですよ。キャストのみなさんも仲良さそうです。特に花澤さんと久野さんはプライベートでも仲良くされているようですし、お二人の笑顔に現場スタッフもほっこりさせてもらってます。

――草川さんの考える“愛”とはどのようなものでしょうか?

 ただ“好き”という事を超えて、耐えることも厭わずに一緒にいたいと思うこと…ですかね。以前飼ってた凶暴なヒマラヤン(猫)の事を想定してますが(笑)。

――お気に入りのキャラクターがいれば教えてください。

 三星ですかね。オーデションでの花江さんの演技がインパクトありましたし、原作でもいい味出してる、ギャグ要員に近いキャラです。北埋川が純粋な変態なのに対して、若干同情の余地がある変態なんですけど、ここまで壊れるか!?というつっこみを入れたくなるくらいの壊れっぷりで、欲望に素直すぎるところがむしろ清々しくさえあります。

――最後に、放送を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

 監督の長山(延好)くんとタッグを組みつつ、現場も楽しみながら誠意制作中です。みなさんも楽しんで見てもらえたら幸いです。よろしくお願いします!

DATA
■TVアニメ『ハッピーシュガーライフ』

公式サイト:http://happysugarlife.tv
公式Twitter:@happysugarlifeA

ON AIR:2018年7月より放送開始
MBS/7月13日より毎週(金)深夜25:55~※第1話は7月13日(金)深夜26:15~
TBS/7月13日より毎週(金)深夜25:55~※第1話は7月13日(金)深夜26:15~
BS-TBS/7月14日より毎週(土)深夜24:00~
AT-X/7月18日より毎週(水)深夜24:00~
※リピート放送:毎週(金)16:00~/毎週(火)8:00~

配信情報:Amazon Prime Videoにて日本・海外独占配信

STAFF:
原作=鍵空とみやき (掲載 月刊『ガンガンJOKER』スクウェア・エニックス刊)
総監督=草川啓造
監督=長山延好
シリーズ構成=待田堂子
キャラクターデザイン=安田祥子
美術監督=谷地清隆
色彩設計=松原陽子
撮影監督=伊藤康行
編集=岡 祐司
音響監督=立石弥生
音楽=亀山耕一郎
OPテーマ=『ワンルームシュガーライフ』ナナヲアカリ(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
EDテーマ=『SWEET HURT』ReoNA(SACRA MUSIC)
アニメーション制作=Ezo’la
製作=ハッピーシュガーライフ製作委員会

CAST:
松坂さとう=花澤香菜
神戸しお=久野美咲
神戸あさひ=花守ゆみり
三星太陽=花江夏樹
飛騨しょうこ=洲崎 綾
北埋川大地=石川界人
さとうの叔母=井上喜久子

INTRODUCTION:

 誰も愛したことがなかった少女・松坂さとう。そんなさとうが初めて愛した少女・神戸しお。寄り添う二人、甘く幸せな生活。それを脅かすものを――松坂さとうは許さない。愛のためなら脅迫も監禁も殺人さえも。甘くて痛い、真実の純愛サイコホラー。

©鍵空とみやき/SQUARE ENIX・ハッピーシュガーライフ製作委員会