「刀剣乱舞-花丸-」放送開始直前!番組のみどころをプロデューサーに直撃!

2016.10.02 <PASH! 2016年10月号>

番組プロデューサー・伊藤隼之介インタビュー

©2016 アニメ『刀剣乱舞-花丸-』製作委員会

——直谷たかし監督の描く『刀剣乱舞-花丸-』はどんな物語になりそうですか?

 今回、直谷監督とのお仕事が初めてでしたので、どんな作品にしていただけるかと第1話の絵コンテをお待ちしていたのですが、思っていた以上に監督の自由なアイディアでキャラクターたち活き活きと動いていました。これは「イケる!」と思いましたね。キャラクターのイメージや世界観を幅をもって捉え、物語を描いてくださったのがありがたかったです。

——具体的には監督のどのようなアイディアが盛り込まれているのですか?

 たとえばプロモーションビデオに登場する、大和守安定が怪我の治療をしてもらっているカットでのコミカルな芝居があります。そういう部分にアニメ作品ならではのケレン味を感じますよね。

——制作中に起きた印象的なエピソードを教えてください。

 時間をかけて脚本を書いてもらっているので、ピエール杉浦さんとはかなり密なやり取りをさせていただいているのですが、シナリオをお願いしたときのピエールさんのひと言が「本当にできるのかな?」でした(笑)。マンガや小説原作のような連続したストーリーが少なく、ファンのみなさんのキャラクターに対する解釈もさまざまですからね。僕らスタッフの間でも意見が分かれるぐらいです。だけどピエールさんが原作をとても勉強してくださって、今の形を作ってくれました。キャラクターデザインの谷口淳一郎さんも同じような理由で悩まれていたんじゃないかと思います。できるだけ多くのお客さんに満足してもらえる作品にしようと、スタッフ各々にいろんな葛藤があったと思います。そのぶん、胸を張ってお見せできるかわいらしい絵になったと思っています。

——『花丸』とは別に、ufotableさん制作の『刀剣乱舞(仮題)』が2017年に放送されますが、2本作られることになった経緯を教えてください。

 まず、『刀剣乱舞-ONLINE-』のファンのみなさんにはいろいろなニーズがあって、アニメになるときにもさまざまな期待があると思いました。そのなかで、僕らは刀剣男士たちが本丸で和気あいあいと暮らす作品を観てみたいと思い『花丸』の制作を提案しました。一方で原作は日本に伝わる刀剣の歴史や史実などを題材にした重厚なお話を描いていたりするので、そういったアニメを観てみたいというファンも多いと思われました。その考えはニトロプラスさんにも近しいものがあったようで、ならば原作としての監修は大変だけど2本作ろうとなったんです。

——『花丸』の日常を描くうえで気をつけていることは何ですか?

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