anime

『Back Street Girls -ゴクドルズ-』貫井柚佳、前田佳織里、赤尾ひかるインタビュー!

2018.08.21 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

TVアニメ最終話を前にキャスト陣とともに名場面を振り返り!

 現在放送中のTVアニメ『Back Street Girls -ゴクドルズ-』。極道を貫いてきた男たちが、まさかのアイドルデビューを果たし、さらに裏路地アイドルとして人気急上昇を遂げる……という衝撃の内容です。

gokudols_002

 PASH!PLUSでは、本作にて性転換後のアイドル・“ゴクドルズ”を演じている山本アイリ役の貫井柚佳さん、立花マリ役の前田佳織里さん、杉原チカ役の赤尾ひかるさんにインタビューを実施。作品についてはもちろん、元・極道の男という異色のアイドルを演じる上で苦労したところや見どころなどをうかがってきました。

 記事の最後には貫井柚佳さん、前田佳織里さん、赤尾ひかるさんのサイン色紙プレゼント応募フォームもあります♪

go_003

ゴクドルズと杯を交わす気持ちで!

――本作は極道を貫いてきた男たちが、まさかのアイドルデビューを果たす……という衝撃の内容ですが、見どころはどんなところでしょうか?

貫井:なんといっても男女で一人一役を演じているところが、面白い設定で見どころだと思います。アイドルなんだけど、よく見るとヒゲが生えていたり、動きが男らしかったりと、“極道の男”な部分を楽しんでいただきたいです(笑)。

 また、『Back Street Girls -ゴクドルズ-』は、原作のコマが持つ間を大切にしているので、絵のタッチから伝わるインパクト、そして役者の声のお芝居による勢いや思いを伝えられると思っています。登場人物たちは生き生きしていなければ、キャッキャもしていないんですけど(笑)、“極道の男がアイドルになってしまった”ことへの哀愁だったり、必死な思いを楽しみにしていただければと思います!

前田:マリちゃんを演じるにあたって、日野さんと“どうやったらいい作品になるか”を考え、歩み寄りながらキャラクターを演じています。ひとりのキャラクターをふたりの声優が演じていることでのギャップも楽しんでほしいです!

 作品のなかには“ゴクドルズ被害者の会”を始め私たちを取り巻く登場人物がたくさん登場するのですが、そのどれもが個性的でインパクトが強いというのも見どころの一つです。。周りのキャラクターたちのインパクトが強すぎて、ゴクドルズがメインのはずが、気付けば周りに目がいってしまうこともあると思います。個人的な見どころはSEで、バキューンという銃声だったり、極道を連想させるようなSEは、本作ならではの見どころだと思います。

赤尾:ふたりで一役を演じるということで、「お互いを思いあってひとつの面白い作品にしよう!」というチームワークが整っている作品だと思います。みなさん初回のアフレコから「面白いから自由に!」という感じだったので、好き勝手というと語弊があるけれど、自分が面白いものを追求してそれぞれが一生懸命演じているのが見どころです。

 それから原作では、文字として描かれていた曲たちにメロディーが付くのもアニメならではの面白みだと思います。8月にアルバムが発売されるのですが、そちらではフルバージョンとして、原作のジャスミン先生が歌詞を書き下ろしてくださっています。アニメのシチュエーションを思い返して笑いつつ、ちょっと切なくなりながらも楽しんでいただけたら嬉しいです。

――現在、第7話までが放送されていますが、お気に入りのエピソードはありますか?

貫井:第1話冒頭の「売れちゃったよ、おい!」というセリフは、オーディションの時に演じさせていただいたセリフですし、この作品の始まりを印象付けるセリフでありので思い入れがありますね。ゴクドルズとして初めてのセリフなのでドキドキしたんですけど、ジャスミン・ギュ先生には「とにかく大きな声を出してほしい」とディレクションをいただいたので、ここでアイリを掴むべく全ての思いを乗せました。

 あとは5話でファンからのプレゼントを自慢しあう回があるんですけど、マリちゃんの人気がないみたいな描写があるんですよ。

前田:マリちゃん少なっ! って私もショック受けたやつね(笑)。

貫井:(笑)。チカピョンが「困りますよね~」って言いつつももらったプレゼントを自慢したことをきっかけに、3人とももらったプレゼントを自慢しあうんですよ。その姿にアイドルとしてのプライドが感じられて好きです。

前田:マリちゃんは「お尻大丈夫かな?」って心配になるくらい、肛門がボロボロなんですよ(笑)。その影響で「私これからの声優人生でこんな言葉を言うことないだろうな……」って思うくらいシモな発言も多いんです。勉強になる機会だと思いつつも、オンエアを見ながらたまに「お嫁にいけるかな」って複雑な気持ちにもなります(苦笑)。

 あとは5話でマリちゃんが憧れの人に出会うんですけど、それまで硬派なイメージが強かったマリちゃんのちょっとした乙女な(?)表情にはキュンときました!

赤尾:4話でチカの元カノが登場するんですけど、元カノの変化を歌うシーンがあって。漫画では声にならない思いを歌っているのですが、アニメではしっかりと悲しみを歌っています。普通はAメロ・Bメロ・サビと同じメロディーで進むと思うんですけど、この曲だけ全編通してリズムが変わり続けているので、そこでもチカの悲しみを感じていただけると思います(笑)。

――ゴクドルズはふたりでひとりのキャラクターを演じています。それぞれ相方を演じている小野大輔さん、日野 聡さん、興津和幸さんと息がぴったりですが、演じる上で何か話し合いなどされたのでしょうか?

貫井:小野さんとは“心に親分への愛を欠かさない”のが、健太郎とアイリの根本にあるからそこは大事にしようという話をしました。親分を慕う気持ちがあるからこそ、アイドルを演じることができている。厳しい修行を命じられても“親分に認められたい”というのが支えにする気持ちを持てば、演技の方向性も一緒になると思って演じさせていただいています。

 心は男性のキャラクターなので、男性ならではの話し方やドスの聞かせ方のコツを教えていただきました。小野さんは、私の演技を尊重してくれて、そのうえでアドバイスを下さったので、まさに兄貴のような存在です。

前田:私のなかでマリちゃんはクールな子というイメージだったので、どこまでふざけていいのか分からず迷っていたんです。それを日野さんに相談させていただいたときに「マリちゃんはクールな感じだけど、そのなかにも遊べるところがあるから一緒に見せていけたらいいよね」とアドバイスをいただいて。そのアドバイスがあったからこそ、マリちゃんの遊び心を演じることができたかなと思っています。

 とくに一緒に演じているなと感じられたのは、日野さんが私が演じたマリちゃんに対して合わせて演じていただいたこと。セリフを一緒に言うシーンでも「どういう風に言う?」とまず聞いてくださって、私が思ったままに演じた後に、日野さんが合わせるようにして演じてくださったので、常にたくさんの学びがありました。キャラクターとしてもですが、精神的にも兄貴です。

赤尾:実は収録期間中に骨折をしてしまいみなさまに迷惑をかけてしまったんです。危ない時は端っこのほうで収録させていただいていたのですが、ある時、興津さんが隣に座ってくださって、ペットボトルの蓋をあけてくださったりして。その光景を見て日野さんが「お父さんみたいだね?」って仰ってたんですけど、興津さんは「俺だからね」と同じキャラクターを演じる一心同体であることを言ってくださって。こんな風に盛り上げてくださったことが嬉しかったです。

――“中身は極道の男”という特殊なアイドルを演じていますが、演技の面で苦労することはありましたか?

前田:最初はドスをきかせることに苦労しました。地声が高いのでドスをきかせるのが難しく、収録で思うようにドスを出せずに悩むこともありました。アドバイスをいただいて「なんだよこのやろう!」というセリフは、あえて「な」を言わずに「っだよこのやろう!」と言ってみたり。今までは綺麗に言う技術というか、大切に言葉を紡ぐことが多かったので、あえて崩していくことには苦労しました。言葉遣いの面では、日野さんを始め、周りのキャストの方にディレクションしていただきつつ、極道ならではの発言の仕方を教わりましたね。

貫井:極道の男ならではの“凄み”を出すのが難しかったですね。自分が思っていた以上に言葉の圧がないこともあって、「どうやったら迫力が出るだろう」と迷った時期もありました。でも、「とりあえず声を出さないと届かない」と監督にディレクションしていただいたことで、まずは声を出すことを大切にしました。そのなかでも、綺麗な発声だと“ただの声が大きなやんちゃな人”という印象になってしまうと思ったので、健太郎・アイリの兄貴分としての懐の深さを出すために、勢いと深みを共存させるような発生を心掛けました。最初はマイク前で緊張して声を出せないこともあったのですが、回数を重ねるごとにアイリと一緒に成長できたかなと思います。

赤尾:原作を読んでいるとチカは物事に順応するタイプという印象を受けたので「極道であったことをどう思っているんだろう」、「どんな思いでアイドルをやっているんだろう」とチカを演じる上で、その心情をどう表現するかで悩んでしまった時期もありました。でも、チカはアイドルでも極道でもどちらでも良くて、兄貴たちと一緒に居ることができるのが一番なのかな、と思ったんです。だからこそ、ふたりが声を出している姿を見て「私も声を出してみよう!」、「変に考えずに兄貴たちについていこう!」という気持ちで演じています。

――最後に読者へのメッセージをお願いします

貫井:ゴクドルズとして劇中歌を歌わせていただいているのですが、毎回披露する楽曲の歌詞はそのお話の内容とリンクしています。グサっとくる歌詞や悲しい歌詞……など内容と合わせて楽曲も楽しんでいただけたら嬉しいです。

 そして、もうそろそろ後半に差し掛かるころかと思いますが、きっと“ゴクドル中毒”になってくれると思うので、ゴクドルズと杯を交わす勢いで見守ってくれたら嬉しいです!

前田:後半にさしかかりつつあると思うのですが、ゴクドルズの魅力は伝わりきっていないだろうし、まだまだ隠し玉ともいえるキャラクターが登場したりと見どころがたくさんあります。私たちも最後まで駆け抜けていきたいと思いますので、これからの応援のほどよろしくお願いいたします! そしてゴクドルズの気持ちに寄り添っていただければ嬉しいです!

赤尾:原作を読んでいる方はもちろん、アニメから『Back Street Girls-ゴクドルズ-』を知っていただいた方にも楽しんで頂ける作品だと思います。アニメから入られた方が原作を読むと、きっとアニメでのシーンが頭で再生されたり、キャストの演技を思い出して笑ってしまうんじゃないかと思っています(笑)。ぜひとも両方楽しんでいただければ嬉しいです。また3人で色んな挑戦もしているので、そちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。最後まで応援よろしくお願いします!

go_001

サイン色紙プレゼント

 山本アイリ役の貫井柚佳さん、立花マリ役の前田佳織里さん、杉原チカ役の赤尾ひかるさんの合同サイン色紙を抽選で1名様にプレゼント! プレゼントへの応募は、下記の応募フォームから必要事項を記入するだけ。『Back Street Girls -ゴクドルズ-』やキャストへの応援メッセージも自由にご記入ください♪

※当選の発表は発送をもって替えさせていただきます。

★締め切りは2018年8月28日(火)の23:59。お早めにご応募ください!★

ご応募はこちらから!

go_002

DATA
■TVアニメ『Back Street Girls -ゴクドルズ-』
公式サイト:http://backstreetgirls-anime.toeiad.co.jp/
公式Twitter:@inuganekikaku

放送情報:【放送局情報】
<初回放送>
・BS11 7月3日(火)より、毎週火曜深夜1時~
・TOKYO MX 7月3日(火)より、毎週火曜深夜1時40分~
・MBS 7月3日(火)より、毎週火曜深夜3時~
・AT-X 7月7日(土)より、毎週土曜日23時30分~
※放送日時は変更になる可能性があります

STAFF:
原作=ジャスミン・ギュ(講談社『ヤングマガジン』連載)
監督=今 千秋
シリーズ構成=山川 進
作画監督=梶谷光春
音響制作=マジックカプセル 
音響監督=明田川仁
音楽=月蝕會議
音楽制作=ユニバーサルミュージック / EMI Records
アニメーション制作=J.C.STAFF
製作=犬金企画

CAST:
山本健太郎=小野大輔
立花リョウ=日野 聡
杉原和彦=興津和幸
アイリ=貫井柚佳
マリ=前田佳織里
チカ=赤尾ひかる
犬金組長=藤原啓治
マンダリン木下=諏訪部順一
永田晃司(カシラ)=間宮康弘
木村=花江夏樹

©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画

タグ

オススメ
あわせて読みたい