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“ハム語”って覚えてる? 『とっとこハム太郎』『学校の怪談』などを振り返る『平成アニメ備忘録』第12回

2018.10.12 <PASH! PLUS>

 平成が終わる前に30年分のTVアニメを振り返る『平成アニメ備忘録』シリーズ! 今回は平成12年(2000年)のアニメを振り返ります。ようやく2000年に突入!

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 この年は、宇宙人の子供を子育てする不思議な生活を描いた『だぁ!だぁ!だぁ!』、ゲーム『女神転生』シリーズのTVアニメ『真・女神転生デビチル』、カードゲームを題材にした神と神の闘い『遊戯王デュエルモンスターズ』などが放送されました。

 今回は、数ある平成12年に放送されたTVアニメのうち3作をご紹介します!

“ハム語”って覚えてる? ハムちゃんずの日常描いた『とっとこハム太郎』

 『とっとこハム太郎』は、同名コミックを原作とするアニメ作品で2000年から2004年まで放送されました。

 本作は、好奇心旺盛なハムスターのハム太郎と飼い主のロコちゃん、仲間のハムスターたちの日々を描いた物語。ハム太郎は“ハムちゃんず”を結成しており、リボンがトレードマークのリボンちゃん、江戸っ子口調のリーダー的存在のタイショーくん、のんびり屋のこうしくん、いつもマフラーを身に着けているマフラーちゃん、物知りで身長が高いのっぽくん、メガネがトレードマークのめがねくん、関西弁が特徴のまいどくん、トラハムの双子のトラハムちゃん&トラハムくん、ハムちゃんず最年少のちび丸ちゃん……などなど、個性的なハムちゃんたちと、隠れ家である“地下ハウス”を拠点に様々な活動を行っています。

 余談ですが、筆者は地下ハウスのグッズが欲しくて家族にごねたものの買ってもらえなかったことを未だに根にもっています。この当時、まじでほしかった。

 『ハム太郎』と言えば“ハム語”の印象が強い方も多いのではないでしょうか? 「はむはー(あいさつ)」、「ぷりちゅ~(かわいい)」、「ボケらん(わすれる)」、「パーへくち(かんぺき)、「ペコすきー(おなかすいたよ)」……今振り返っても可愛い言葉が数多く誕生しています。クラスメイトとの交換日記には絶対にハム語が登場していたし、リアルにハム語を使っている子もいました。同年代は大体ハム語を使えるはず。知らない人はがくちゅしてね。

 これまた余談ではありますが、ゲーム『とっとこハム太郎3 ラブラブ大冒険でちゅ』は名作。お化け屋敷やジャングルのステージが怖い&難しかったのを覚えています。

戦国時代のアクション&恋を描いた『犬夜叉』

 TVアニメ『犬夜叉』は、2000年から2004年にかけて放送されました。放送は月曜の19時からで、19時30分からは『コナン』が始まるという最高の時間帯でした(なんなら20時には『世界まる見え』控えている)。

 戦国時代の日本では、宝玉・四魂の玉を巡る人間と妖怪の争いが続いていました。そんな争いの最中、四魂の玉を守る人間の巫女・桔梗と半妖の犬夜叉は互いに惹かれあう。しかし、何者かの罠にはまった2人はお互いを裏切る形になり、桔梗は犬夜叉を封印し、四魂の玉とともにこの世から去るという悲しい結末を迎えます。それから500年後、神社の娘・日暮かごめは、古びた井戸から戦国時代にタイムスリップしてしまい、犬夜叉との出会いを果たします。

 かごめは桔梗の生まれ変わりであり、四魂の玉を身に宿すものでした。その力により犬夜叉が封印から目覚め、そして四魂の玉を狙う妖怪たちも動き出します。やがて、無数のかけらに飛び散ってしまった四魂の玉を集めるべく旅をするこになった犬夜叉とかごめ。道中では、子ぎつねの妖怪・七宝、呪いにより右手に“風穴”を持つ法師・弥勒、妖怪退治屋の珊瑚たち仲間との出会い、そして犬夜叉と桔梗を罠にかけた奈落との因縁の再開を果たします。

 本作は、戦国時代を舞台にしたシリアスな戦いがメインで描かれていますが、『うる星やつら』、『らんま1/2』などで知られる高橋留美子さんならではのラブコメ要素も描かれています。なかでも、犬夜叉が悲恋を遂げた桔梗、新たなパートナーとなったかごめのどちらとくっつくのか子供ながらにやきもきした思い出があります。この当時は、三角関数を理解していなかったのもあり、犬夜叉が桔梗に対して感情が動くと「かごめのこと好きだったんじゃないの?」、「結局のところ桔梗なの?」とモヤモヤしました……大人になってようやく犬夜叉、桔梗、かごめの本当の関係性が理解できるようになった気がします。

都市伝説や怖い話にぞっとした! 退治方法を未だに覚えている『学校の怪談』

 『学校の怪談』は、“都市伝説”を題材にしたTVアニメとして2000年~2001年に放送されました。

 本作の主人公は、母親を亡くし天の川小学校へ転校してきた小学5年生の宮ノ下さつき。ある日、さつきは友達とともに学校の旧校舎に迷い込み、妖怪に襲われてしまう。さつきは、母親の残した『オバケ日記』を用いて妖怪を退治するも、妖怪“天の邪鬼”を猫のカーヤのなかに封印してしまう。カーヤから天の邪鬼を追い出すため、さつきは『オバケ日記』を駆使して次々と襲い掛かる妖怪を撃退していくことになります。

 さつきたちの前には数々の“都市伝説”が具現化して登場。トイレの花子さん、人面犬、二宮金次郎像、人体模型といったポピュラーなものから、血染め湖の亡霊、放送室の茜さん、逢魔といった“学校の怪談”が具現化した妖怪が襲い掛かってきます。

 個人的に1番のトラウマだったのは、第15話に登場した“闇目”。“願いを叶えるおまじない”と称して、女子児童と“血の掟”や“闇の儀式”を結び、女子児童の存在を抹消させてしまうというかなり邪念の強い妖怪(厳密には魔物)なのですが、ビジュアルもこれまた邪悪。正体を現した際には女子児童の肌が紫に変貌し、瞳は黄色に染まり、体の2倍はある両腕をこれでもかと振り上げ、極めつけは口の中にある瞳を向けてくる……恐ろしすぎてアニメを見た当日に熱を出したほど子供にとっては強烈な存在でした。今見ても怖い。メリーさんやエリーゼのためにもトラウマですね…。

 子供に数々のトラウマを植え付けた『学校の怪談』ですが、きちんと退治方法(正しくは霊眠方法)を教えてくれるのが救いでした。放送された翌週の学校では、クラスメイトと霊眠方法の呪文を唱えたものです。

平成12年の日本はどうだった?

 ちなみに平成10年の日本では、 パラパラやキックスケータが流行したほか、『慎吾ママ』の「おっはー」が流行語に選ばれました。また、シドニーオリンピックで女子柔道の田村亮子、女子フルマラソンの高橋尚子さんが金メダルを獲得、プレイステーション2が発売、LUNA SEAが12月27日の東京ドーム公演をもって終幕した年でもあります。

 次回の『平成アニメ備忘録』をお楽しみに!

過去の記事はこちら

第1回(1989年/平成元年)

第2回(1990年/平成2年)

第3回(1991年/平成3年)

第4回(1992年/平成4年)

第5回(1993年/平成5年)

第6回(1994年/平成6年)

第7回(1995年/平成7年)

第8回(1996年/平成8年)

第9回(1997年/平成9年)

第10回(1998年/平成10年)

第11回(1998年/平成11年)

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